今日のヴィクトリアマイルですが、ネット投票に入れておいたお金を土曜に使ってしまった(しかも午前中の未勝利戦)ので、見るだけでした当然ながらＧＩというのは日曜のメインレースなわけですが、土曜、日曜と家にいると、そこまでのレースに手を出さずにじっとしているのは至難の技なんですね(笑)
結果はウオッカが大楽勝で息子と共に「これはつえーー」と興奮しました。牝馬ダービー馬の復活で、春の楽しみが増えました
ちなみに、２着のブラボーデイジーは１秒も考えていない手なので、どっちみち外れていました。



棋譜、図面、持ち駒の校正(確認)のために棋譜解説編３１局を盤で並べました。棋譜解説編というのは見開き２ページに１局が載っていて、棋譜と図面が４～５つ
「Ａ▲７七銀　矢倉を目指す」のような簡単な解説が付いたものです。「谷川浩司全集」を読んだことがある方はご存知かと思います。

３１局の内訳は
第１７期ランキング戦＋決勝トーナメント＋七番勝負(第７局除く)で計１５局
第１８期七番勝負、第１局、第４局を除く２局
第１９期七番勝負、第３局、第７局を除く５局
第２０期七番勝負、第６局を除く５局
第２１期七番勝負、第１局、第４局、第７局を除く４局

で１５＋２＋５＋５＋４＝３１局。

除いてある１０局は自戦記編掲載局です。

僕は普段、自分の昔の将棋を並べる事はありません。５年前になる第１７期の将棋には「なんだこりゃ。今なら絶対にこう指すのに」と思うような手がいくつかあって、たったの５年とは言え、将棋観が微妙に変わっているんだな、ということを実感しました。１０年後の自分は、どんな将棋観になっているんでしょう。

校正をしていて「自分の将棋を本に書き留めておけるというのは、何とも思わずに普通にやっているけど、実はとても名誉なことなのではないか」と、ふと感じました。過去に対局集を出しているのは名棋士ばかりですし。
今回は永世竜王記念、ということでの出版ですが、次に出すとなると、また同じくらいの活躍をしないといけないわけで、一体いつになるやら。



夜は大和証券杯▲深浦王位－△谷川九段戦を観戦。
観戦には「対局室」と「観戦室」の２通りありますが「対局室」は対局者が操作している盤面をリアルタイムで見ることが出来ます。９５０人の人数制限があるので、早めのログインをお勧めします。

今日は早めに入って「対局室」で観戦しましたが、最終盤△谷川九段の時間が切れそうな場面にはドキッとしました。ここで読み切られたようで、後はパタパタと進んで終局。
やはり、早指し将棋はスリルが味わえます。

来週２４日(日)に行われる木村八段－行方八段で１回戦が終了。僕はここの勝者と６月１４日(日)に指すことが決まっています。

明日１７日(日)は大和証券杯最強戦１回戦、深浦王位－谷川九段。
２０時～大和証券杯公式サイトにて。


土曜の午後、ＬＰＳＡの藤田女流１級ご一家と一緒に井の頭公園に行き、ボートに乗りました。ご子息は３歳でうちと１つ違いなので、たまに遊んでもらっています。

このボート、自らの足で漕がないと進まないのですが、結構本気でやらないと前に進みません(僕だけ？)
なので、汗もかなりかくし、良い運動になります。本当ですよ、是非お試し下さい。


藤田さんと言えば今話題のどうぶつしょうぎ(ＬＰＳＡオンラインショップ)のイラストを描いた方ですが、注文が殺到していて、大忙しなんだそうです。遊びの合間にも「木のサイズは４×４、高さが・・・」と電話していましたよ



単行本、ゲラ刷りが出始めました。まだ全部ではないのですが、この段階になると、本になるんだな、ということを実感します。


将棋の本には図面がありますが、印刷所が将棋専門というわけではないので、普通に駒がひっくり返って(本来先手の駒が後手の駒になっている)記載されているものが出てきます。他には持ち駒が違う、など。

これらを発見して直していくのが校正段階でやるべきことです。たまに、駒がひっくり返ったまま出版されている本がありますが、これはそういう理由なんです(笑)


校正が順調に行けば、７月下旬～８月上旬発売の予定です。

今日は嬉しいニュースがありました。

瀬川四段が昇級　プロ４年目で悲願達成(産経新聞)

瀬川晶司四段、フリークラスからＣ級２組へ昇級(将棋連盟ＨＰ)

です。瀬川さん、おめでとうございます！

瀬川四段は０５年１１月にアマチュアから特例としてフリークラスに入り、１０年以内に規定の成績を挙げてＣ級２組へ昇級しないと引退、という状況でしたが、見事にクリアされました。

将棋プロ試験合格の瀬川四段、来年から順位戦参加(朝日新聞)

この記事にあるように、瀬川四段のＣ級２組参加は今年度ではなく来年度から。もうすぐ始まる今年度順位戦は既に抽選が終わっているためです。


瀬川さんとは、プロ入り時点ではほとんど面識がなかったのですが２年ほど前から棋士のブログ仲間で研究会をということで、片上六段、遠山四段と一緒にやるようになりました。月に１回は将棋を指して、飲みに行くなどお世話になっているので、嬉しいです


瀬川四段のブログには早くもご本人からの報告が。詳細は後ほど、とありますので楽しみに待ちましょう

昨日は仕事の後、連盟近くの店で将棋関係者１０人ちょっとの飲み会に参加。
最初は渡辺、村山、相崎観戦記者の３人だけで、そこへごとげんが来て
「どうぶつしょうぎ持ってるけど、やる？」「もちろん！」
ということで開始。

ある程度の棋力を持った人と指すのは初めてだったのですが、あっさり負け。研究に穴が空いていて、後はダメでした。将棋と同じで、１人研究には限界があります(笑)
ごとげんのブログにちゃっかり棋譜が出ていました。
お仕事ブログ：メモ


１３日に行われた王位リーグの▲先崎八段－△木村八段は木村八段の勝ち。

これによって挑戦争いでは４勝０敗の木村八段、残留争いでは３勝１敗の羽生名人を上回れないことが確定したので(挑戦争いは順位関係なしですが、残留争いは順位優先)リーグ陥落が決定しました。
羽生名人との最終戦は僕にとっては消化試合になってしまい残念ですが羽生名人にとっては挑戦争いの大事な一番ですので、こちらも一生懸命に指さなくてはいけません。


この王位リーグ最終戦が次の対局なので、２週間空き。モチベーションを保つために、週に１回は対局があるのが理想。もっと対局が増えるように頑張ります。

ここ数日でめっきり暑くなり、妻から「洗いたいから早くして」と言われていた毛布をようやく手放しました


最近、息子の自転車の練習(補助輪なし)に付き合っているのですが、中腰＋小走りで自転車を押すのはかなりハード。一瞬で汗だくになり、ひーひー言いながら走っています。
息子は転ぶのが嫌なので一人ではやりたがらないのですが、これって練習になっているのでしょうか・・・自分は結構転んだ末に出来るようになった記憶がありますが・・・。


放牧に出ていたアイズオブゾロ(牡３)は今週美浦に戻るそうです。復帰戦はどこになるんでしょうか。
３頭目になる２歳馬ですが父キングカメハメハ、母ワーキングガールの牝馬に出資しています。クラフトワーク、クラフトマンシップの下です。
もうすぐ募集開始の１歳馬ですが、いよいよディープインパクト産駒が登場。ハーツクライ産駒も初登場で、選ぶのが楽しみです。

 

 

　　　　　　　　　　　　　

 

後手番で竜王戦第６局、第７局で見せた急戦矢倉をやりました。竜王戦直後は結構真似してくれたのですが、ここ二ヶ月程は誰もやってくれません

 

組み上がりが１図。郷田九段との対戦ではお互いの棋風からか、僕の玉がのほうが固いことがほとんどなのですが、本局もやはりそうなりました。

 

　　　　　　　　　　　　　

 

駒の損得は▲角△金の交換でほぼ互角。今、△２七歩からの連打で飛車を吊り上げたところ。

２図では△２三歩と打って▲同歩成△同金から仕切り直すべきだったと思います。

実戦は△７八金▲５九玉△２四銀(▲２三銀を消す)▲同飛△２三歩と局面を決めにいったのですが、裏目に出て負けになりました。

 

　　　　　　　　　　　　　

 

残りは▲２分△１分。

３図では平凡に▲７二竜と飛車を取れば変化はあるものの負けでしたが、実戦は▲３六銀だったので△同角▲同歩△４七銀と下駄を預けました。▲４二銀成△同飛▲２三銀でいかにも詰みという形なのでダメかと思いましたが・・・。

 

　　　　　　　　　　　　　

 

後手玉は際どく詰みはなく▲４七金と４七にいた銀を外したところ。４図から△５八歩の王手に▲同玉以下の変化なら優劣不明か、やや分が悪い戦いだったようですが▲４九玉だったので△３八銀▲同玉△２七銀で逆転模様。以下、王手の連続で迫り・・・

 

勝ちになった局面で先手玉に詰みアリと見て詰ましに行って、結果的には詰んで勝ちました。最後は詰将棋のような銀不成連発の綺麗な詰みで「１分将棋の中、綺麗に詰んだ」と気分良く帰宅して、これを書くにあたって調べてみたら(夜書いて、朝に手直ししている)すっぽ抜けていたことが判明してしまい、気分悪く寝ました詰まない玉を詰ましにいくようではいけません。勝ったのは嬉しいですが、反省材料も多い将棋でした。

 

勝ってリーグ成績２勝２敗。王位リーグ表

２９日(金)の最終戦に楽しみが残るかどうかは本日１３日(水)に行われる▲先崎八段－△木村八段の結果次第、という状況です。

明日１２日(火)は王位リーグ４回戦、郷田九段戦の対局です。１勝２敗という状況ですが、頑張ります。

テレビ出演、緊張と暑さですごい汗が出ましたが無事に？終えることが出来ました。
ＮＨＫマイルＣは◎ブレイクランアウト○サンカルロでしたが、どちらもまさかの惨敗。
前残りということもあるのでしょうが、ブレイクランアウトの上がりは３４．０で、全然走っていないという印象を受けます。先週のジャガーメイルもそうですが、ＧＩほどのレースになると間隔が空くと厳しい、ということなのでしょうか。分かりません。

レースは人気馬総崩れで、上位は１０番人気、５番人気、１３番人気の順。３連単は２３８万馬券。僕にはどんだけ考えても当たらないレースでしたやはり競馬は難しいです。

全体的にも予想通りに先々週の反動が出て、東京を全レース、京都を３つの計１５Ｒやって的中は１本のみの完敗。次に競馬場に行って一日やるのは、今夏に意表の遠征でもしない限りは秋競馬になりそうなので、寂しさが残ります馬券は家でも買うんですが、現地があまりにも楽しいもので。


夜は大和証券杯を息子と観戦。と言っても息子は途中で寝ましたけど。「こうやったらー？」「かくさがるか、ぎんがあがるかじゃない？」等とつぶやいていて「どうぶつ将棋」のおかげで少しは将棋への興味が戻ってきたのかもしれません(笑)

明日１０日(日)の大和証券杯最強戦１回戦は森内九段－丸山九段戦。
いつもと同じく
２０時～大和証券杯公式サイトにて。



僕は中央競馬ワイド中継に出演するので、東京競馬場です。８Ｒ終了後の１４時過ぎにちょこっと出る予定ですので、競馬ファンの方はご覧頂ければと思います。
将棋と違って専門分野ではない上に生放送なので、間違いなく緊張しますが、頑張ります(笑)

名人戦第３局は△羽生名人が勝って２勝１敗。

羽生名人が勝ち２勝１敗に　将棋名人戦七番勝負第３局(朝日新聞)
羽生、激戦制し２勝目…名人戦・第３局(毎日新聞)

名人戦棋譜速報(有料)で見ていましたが羽生名人優勢→混戦～郷田九段勝勢→逆転～終局。という流れだったようです。
記事にもあるように、最終盤で郷田九段が後手玉に詰みありと錯覚してしまったとのこと。そういえば、昨年の名人戦第３局も羽生名人の大逆転勝ちでした。名人戦という大舞台で２年連続この勝ち方・・・最近はあまり使われなくなりましたが「羽生マジック」を思わずにはいられません。
タイトル戦での１勝はとてつもなく重いものだけに、郷田九段にとっては痛い敗戦ですが、第４局以降も熱戦を期待したいところです。