かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

アユ釣り情報:アユが釣れる川づくりとは?

2009年07月03日 | アユ釣り(~2023)

釣り人が満足するアユ釣りの川とはどんな川でしょうか?
①数が釣れる川、それも期間を長く楽しめる
②釣れたアユの型が良くて美味しい
③水がきれい、景色も良い
④入漁料が安い。
⑤漁業組合の人が親切
などなど・・・「釣り人の勝手な言い分だ!」と言う声が聞こえてきそうですね。




釣れない原因や満足できない原因は何なのでしょうか?
①放流量や遡上量が少ない
②冷水病の発生
③カワウによる食害
④河川環境の悪化
⑤釣り人が多すぎて、かつマナーが悪い
⑥魚の形や姿が良くない
⑦入漁料が高い
⑧漁協の人が横柄
・・・などが挙げられるようです。


さて、今年の上州漁協の碓氷川・松井田地区のアユ釣りは解禁当初から一週間ぐらいの間は誰もが満足していた筈です。このような状況が・・・多少は釣果が落ちても長く続けば釣り人にも満足してもらえて売り上げも伸び、来年度の放流事業に資金が回せるようになると思います。



そのためには、次のようなことを漁協も釣り人も行政も一致団結して出来るといいのですが・・・。
①放流方法の改善
・運搬時のストレスを少なくする。(十分な酸素量の確保や水温管理)
・水温が上がり一定以上になる時期まで放流を控える。(少なくとも最低水温が13℃以上)
・放流時に十分な水温馴致を行う。(川と運搬水の水温格差を時間をかけて無くす)
・放流時の取り扱いに注意してストレスを少なくする。(タモ網の使用回数を減らすなど)
・放流時期を変え成長差を付けたり、放流種苗の種類を複数にしたりして、釣れる期間に変化をつける。
・釣り場のゾーニングを行って、釣り人が集中する区間への濃密放流を行う。
②カワウの食害防止の徹底
・糸張り、案山子立て、竹流しなどの設置および管理。
・早朝の捕食時間での追い払い。特に放流当初の追い払いの徹底。
③冷水病の徹底防除
・耐冷水病遺伝子を持たない種苗は放流しない。(湖産や一部人工産には耐病遺伝子が無いとのこと)
・放流種苗の冷水病保菌検査の徹底。(放流前と放流時に実施)
・冷水病発生時の防除体制の徹底。(発生の早期発見と発生河川からの移動制限等の対策)
・釣ったアユは全て持ち帰る(傷から感染するため、小型、奇形、オトリでも持ち帰ること)
・釣り具の消毒の徹底(天日干しや消毒液の散布、浸漬)

④河川や釣り場環境の整備
・アユなど魚の棲みやすい川づくり。(瀬と淵を取り戻す川づくりなど)
・濁水や汚水の減少や流入防止対策。(浄化槽の設置など)
・釣り人のマナー向上に向けた啓発活動。(ゴミのポイ捨て、オトリの持ち込み、迷惑駐車など)
・漁協関係者の資質向上に向けた研修や情報交換。(増殖技術の向上、運営力や経営力のアップなど)
・正確で豊富な情報発信。(釣り場情報など)

言うは易し、行なうは難し!!


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