かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

危険な野生生物①:スズメバチ

2009年07月14日 | 動物
スズメバチの仲間にはオオスズメバチやキイロスズメバチ、コガタスズメバチ、クロスズメバチなど16種が日本には生息するそうです。
クマやマムシなど毒蛇の被害よりも死亡例が多く、日本ではもっとも危険な野生生物と言われています。刺されると急性アレルギー反応(アナフィラキシーショック)などを引き起こし、1度目も危ないのですが、2度目の方が致命的になるようです。

写真は軒先に作られたコガタスズメバチの初期の巣です。働きバチが育つとトックリの口部分を壊して本式に巣を作り始めるそうです。


刺されないためには巣に近づかない、芳香性の香水を付けない、回りを飛び回っても追い払わずに目をつぶって飛び去るのを待つなどしましょう。黒いもの対して攻撃性があるのでなるべく身につけないようにすること、目も瞳を攻撃するので注意しましょう。



また。オオスズメバチなどは自分の餌場も守る習性があるのでクヌギなどの樹液が出ている場所(樹液酒場)などでの昆虫採取時は注意してスズメバチがいたら刺激しないようにしましょう。
刺されたら直ぐに医者へ・・・応急的にはリームーバーで(エクストラクラー)の吸引や抗ヒスタミン軟膏などの塗布もありますが、何しろ医者へ急行してください。



なお、私が大学時代に住んでいた伊那地方ではクロスズメバチの幼虫やサナギは「蜂の子」と呼ばれ食用にしていました。長野県や岐阜県ではヘボ、タカブ、ジバチ、スガレなどと地方名で呼ばれ珍重されています。
甘みがあってトウモロコシのような味がして結構美味しいですよ。でも、小さなクロスズメバチと言ってバカにすると大変です。以前仕事仲間がこのハチに刺されて体中に発疹が出て医者に行ったことがあります。このように危険ですから素人は蜂追いや巣の採取をしないようにしましょうね!


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コメント (2)
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