かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

ぐんまのアユ事情: 番外編・アユ釣りの経済効果

2009年11月07日 | 釣り一般
ぐんまのアユ事情も25回目となり、いよいよネタが無くなってきましたので、今回から番外編として数回を掲載して終了したいと思います。番外編の第一回目はアユ釣りの経済効果についてです。

6月上旬のアユ釣りの解禁が近づくと居ても立ってもいられないのがアユ師の性・・・解禁前には道具を取り出して点検を始め、小物類を揃え、仕掛け作りなどの準備が始まります。

アユ竿、タモ網、引き舟、オトリ缶、アユタビ、タイツ、ウェーダー、シャツ、ベスト、帽子、サングラスなどなど車のトランクが一杯になるほどたくさんありますが、古くなると数年に1度は買い換える必要がありますし、中には毎年買い換えるモノも有って、釣具屋さん通いが始まります。


そして川の下見です。今年は何処に入ろうかと方々を見て回り、見当をつけていよいよ解禁です。
川にはオトリと入漁券を買い、昼飯や飲み物を持って陣取ります。遠いところへはもちろん車で行きますし、泊まることもあります。時には自分一人ばかり遊んでいると家族から疎まれるので家族連れで行ったり、免罪符としてのおみやげを買ったりと気を遣います。釣ってきたアユは家で一杯やりながら塩焼きで…ということになるのですが、これらの行為にはすべて金の支出が伴います。

以前、群馬県では釣り人を対象として2年間にわたって釣りに関するアンケート調査を実施したそうです。この概要は下の表に示すとおりです。「俺はもっと多いぞ」とか「少ないぞ」とか言われそうですが、あくまでも平均値ですので・・・。


そして、この調査(平成17年度)を基にして「アユ釣りの経済効果」を試算したところ、アユ釣り人口がのべ10万人と仮定すると約20億円という結果が出たそうです。1回の釣行で平均2万円を使っている計算になりました。しかもこの中には家族連れの経費やみやげなどの免罪符、塩焼きの経費は入っていませんから、もっと大きな経済効果があるかも知れませんね。

ところが群馬県内で最盛期には17万人近くもいたアユ釣り人口は魚種別遊漁者数でもトップを走っていたのですが、平成15年には最盛期の4割ほどの6万8500人に落ち込み、渓流釣りやワカサギ釣りの遊漁人口に追い抜かれて3位になってしまいました。
アユの漁獲量が復活して、アユ釣り人口が再び15万人・20万人となるようになれば経済効果は非常に大きく、漁協、釣具屋、オトリ屋さんだけでなく地域の活性化にも役立つのですがねぇ~。


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