かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

森の分解者:生命の終り?それとも始まり?

2009年11月25日 | 山菜採り

昨日紹介した「落ち葉や枯れ木の分解者たち」の多くはきのこなどの菌類です。植物や落葉落枝などのうち人間を含め消費者と言われる生き物が利用しているのは1割程度しかないようです。そして、残りの9割は分解者が無機物などに分解して土に戻しているのだそうです。

きのこの仲間は日本には4千~5千種類が存在すると言われています。その内、食べられると言われているのが100種類程度、有毒と確認されているのが50種類程度で、残りのほとんどが食毒不明なのだそうです。
ですから、シイタケやマイタケ、ブナシメジ、エノキタケなどの人工栽培もの以外の野生きのこは確実に分かっているもの、または十分信用できる人が採ったもの意外は食べないようにするのが安全策です。
私が良く食べる野生きのこを幾つかアップしておきます。(露地栽培ものの写真も入っています)


ナラタケ:私達の地域ではナラブサと呼んでいます。油で炒めると味が良く饂飩の具などでよく食べます。ナラやサクラにとっては木を枯らす害菌なのですが・・・。


ナメコ:市販のものは小さく型が揃っていますが・・・野生の大きいものも美味しいですよ。


クリタケ:ちょとボソボソしていますが、味は良いです。


ヒラタケ:香りが良く癖がなく美味しいですよね。


アカモミタケ:モミの木の林床に生える赤橙色のきのこです。色だけ見るとちょっと引いてしまうのですが美味しいきのこです。ちょっとボソボソ感があるかも。


ハタケシメジ:最近は栽培もされるようになったきのこです。味が良く舌触りにしゃきしゃき感があって美味しいきのこです。


さて、このキノコたちは生産者といわれる植物やそれを食べる消費者を最終的に分解するので、確かに生き物にとっては終りの部分なのですが、物質循環の仕組みを考えると始まりの部分なのでは・・・と考え込んでしまうのです。


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