やっと暖かくなってきて、あちこちでサクラの花が開きはじめました。
どこぞの政治家には「こんな時に花見じゃないだろう。自粛しろ!」って言われそうですが、やはり花を見て元気を出した方が良いだろうと思って、今年も「さくら便り」を始めます。
さてさて、思いこみと言うものは恐ろしいもので、この時期にソメイヨシノよりも早く咲くサクラはエドヒガン、もう少し早くて色の濃いのがカワヅザクラやカンヒザクラと決め付けて良く見ていませんでした・・・。
林業試験場の樹木園内で樹高が10m位で、花期の早いサクラが3本ほどあります。遠くから見てエドヒガンだろうと思い込んでしまい、他のエドヒガンよりも早いので、DNAの違いかな・・・なんて思って見ていました。
しかし、傍に寄って良く見ると樹皮が縦裂(写真上:エドヒガンの特徴)でなく、横割れ(写真下)なのです。
枝下が高いためなかなか花を手に取ってみることが出来なかったのですが、無理して寄せてみると萼筒の根元の膨らみが少ないのです。(写真下:エドヒガンの萼筒)
さらに、萼筒の根元がぷっくり膨れていないばかりか、萼筒に毛もないのです。(下の写真)
たぶん、カンザクラ(カンヒザクラ×ヤマザクラorオオシマザクラの雑種)・・・って言うことで、場の植栽図にもエドヒガンと書いてあるので、早速に直させなくてはなりませんね。
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