もう40年以上前のことになるけど大学の樹木学実習で「リョウブは日本では1科1属1種でこの科にはリョウブしかないのだよ」と教わり、そして「リョウブはハタツモリと云う別名もあって畑の端に植えて飢饉のときの救荒食とするよう律令で定められたからリョウブ(令法)とな名付けられたのだよ」という由来を教わり、その内容で覚えていましたが、語源ははっきりしないようで花を縁起が良いと言われる白龍の尻尾に例えて「龍尾」が訛ってリョウブとなったと言う説もあるようです。
今でもこの新芽は菜飯や天ぷらにして食べるので飢饉食になるのでしょうが、見ごたえのある尾状の総状花序から来たと言う説も頷けますね。
花は白色で花弁は5個、雄しべは10本、雌しべは1本で柱頭は3裂します。雄しべ・雌しべ共に花弁より長く突き出ています。
花序の軸には白色の星状毛が密生しています。
葉裏も有毛・・・
鋸歯は結構鋭いですね。
今週末の金曜日に二コマ樹木学実習を終わると8月末まで夏休みになります。暑くなってきたしアユ釣りの最盛期・・・だけど何処へ行けばいいの?
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樹に咲く花―合弁花・単子葉・裸子植物 (山渓ハンディ図鑑) | |
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