かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

ジオパーク講演会(下仁田町)

2009年11月17日 | 自然観察

記事が前後してしまうのですが11月14日(土)に地質の宝庫である下仁田町においてジオパーク講演会とパネル討論会が開かれました。当初はワカサギ釣りに行こうと思っていたのですが、前日からの雨で行く気が無くなりこちらの講演会に出かけました。
下仁田へ行く途中、雨上がりの妙義山は主峰・白雲山の名前のごとく白雲が湧き上がり、終わりに近づいた紅葉が綾錦を織り成していましたが、目で見えるようには写真が撮れないものですね。


さて、ジオパークとは直訳すれば「大地の公園」ですが、もう少し詳しく言えば「地球の成り立ちを知る上で価値が高い火山や地層、地形などを有する公園」なのだそうです。(地質だから話が硬いって・・・?)
そのジオパークでもユネスコが認定する「世界ジオパーク」を目指す下仁田町と下仁田町自然学校が自然学校開設10周年を記念して開催したものです。

まず最初に今年8月に認定された「世界ジオパーク(洞爺湖・有珠山、糸魚川、島原半島の3地域)」の先輩、糸魚川市フォッサマグナミュージアム学芸員の竹之内氏が講演しました。




そして討論会では6名のパネラーが話され、会場からも熱心な質問が出されていました。
特に日本ジオパーク委員の高木・早稲田大学教授の「ユネスコの審査の仕組み」や中村・野尻湖ナウマンゾウ博物館学芸員の「実際の地質系の博物館の運営手法の話」は興味をそそられました。





皆さんの努力が実って下仁田町が「世界ジオパーク」に認定される日が一日でも早く来ると良いですね!


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ワカサギ釣り情報:11月の榛名湖

2009年11月16日 | ワカサギ釣り(~2023)
昨日の振替で今日は休みを貰って11月に入って初めてのワカサギ釣りです。昨日は強風が吹いたそうで心配しながらロマンス亭に6時半に到着(そうです!11月からは出船が7時なのです)して荷物を積み込んでから白樺亭へ行って情報収集です。吾妻のMさんも到着して、まずは店前から始めることにしました。

榛名富士の上空、快晴の青空に飛行機雲が掛かって綺麗です!


見上げるとジェット機が・・・。


あまり当りが無いのですが我慢して釣っていると、後から声をかける人が・・・なんとコバッチさんです。「どうしたの?」「野尻湖が芳しくないから」と・・・。


魚影はあるのですが、風は強くなって船はぐるぐる流され、当たりは分からず10時ちょっと前までに35尾と低調で、先週良かったと言う砂押しに移動することにしました。
先に入ったMさんはポツポツ上げています。私は色気を出して東村の家の前まで行って見ますが竿を出したい程の魚影は映りません。


すると、ゆうすげ側から1艘のボートが魚探で当りながら来る人がいます。「ゆうすげはどうですか?」と声をかけて顔を見ると「あれ、Aさん!」・・・何か今日は平日だと言うのにお知り合いの方に良く行き会います。
Aさんも一緒に風が弱く釣りやすいので、砂押しのMさんとコバッチさんの近くに入って再開です。でも群れが来ても全然当りがなく、魚影が映らないときの方がポツポツと当たります。12時までで60尾と時間15尾のペースでした。
お昼を食べてからも時間15~20尾のペースでしか釣れずに3時10分に120尾でギブアップです。型は5cm~14cmとバラバラで大型は3割程度でした。下の写真は今日の大物と小物でした。



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狩猟解禁・パトロール そしてお昼は麺類

2009年11月15日 | 農林業
今日から狩猟が解禁です。仕事で朝の5時から警察、猟友会、鳥獣保護員、市町村と一緒に検問、そしてパトロールです。昨日は雨で今日は晴れ、星が綺麗に輝いています。11月中旬にしては比較的あたたかくてよかったのですが途中から風が強くなってきました。

検問後パトロールへ行く途中、朝日が当たりだした岩山と紅葉が綺麗だったのですが目で見るのと写真は違ってしまいます。どうしても上手に撮れませんね!


パトロールに出ようと準備していたら保護員さんのところに「タヌキがガレージにいて困っている」との電話が入りました。そのお家に伺うと疥癬病に罹った子ダヌキで相当弱っています。可哀相ですが・・・


山を回ってもハンターの人はほとんどが山の中に入っていて遭えません。下仁田では、これから出るグループ7人に遭っただけでした。

その後、南牧村に移動してスーパー林道では1グループの車があっただけでしたが、役場近くで既に猟を終わって帰ってきたグループに遭遇しました。オスジカ1頭だそうです。


パトロールを終わって1時過ぎに遅いお昼です。下仁田町の「一番」と言う名前のタンメンと餃子が売りのお店です。値段もリーズナブルでこのタンメンが600円。
タンメンは太い麺、野菜たっぷりの昔ながらの懐かしい味です。チェーン店の同じような味と違って評価は☆☆☆☆★ですね!


餃子も手作りの大きめです。私は人と会う予定があったので食べられず、他の人が頼んだものをパチリ。


そうだ!夜は餃子にしてもらってビールだ!


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ぐんまのアユ事情:ぐんまの魚道を考える(6)

2009年11月14日 | 釣り一般

「ぐんまの魚道を考えるページ」の更新情報

「ぐんまの魚道を考える(6)」
を追加たいたしましたのでお知らせします。今回も興味ある内容ですので是非お読みください。

なお、坂東大堰の既設魚道の改修計画も進みつつあるようなので来年に期待したいですね!



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木質バイオマスは地域づくりの立役者・・・となりうるのか?

2009年11月14日 | 農林業

12日に「木質バイオマス事業におけるCO2クレジットの活用を考える」という地域説明会(ワークショップ形式)に参加してきました。
職場がある地域での開催、そして仕事上関係があるので参加してみました。

午前中は製材工場における木質バイオマス活用の様子を視察です。製材工場で出た樹皮や端材などの製材クズを木材乾燥機用のボイラー燃料にして、これまで年間約6万リットル使っていた灯油を6割近く削減し、灯油コストを大幅削減しただけでなく100~200トンのCO2を削減出来るというものです。

さらに、この削減したCO2排出削減分をクレジットとして認証を受け国内クレジット(排出権取引)として売却するというものです。

(木材乾燥施設・手前の水蒸気が出ているのがボイラー)


ところが、現在の取引価格は1トンあたり1000円くらいとのこと、さらに補助金分は差し引くという話ですから・・・例えばこの製材工場が年間200トン削減して売却できても20万円で、補助金が40%とすると12万円にしかなりません。そしてクレジットの認証を受けるために何十万(補助金は出ます)も掛かってしまうのです。さらに今のところ国内クレジットとして売却できるのは2013年までというのですから、クレジットの部分だけを見ればメリットは少ないのではと考えさせられてしまいました。まあ、灯油経費は300万以上節減できたのですが・・・。

(木炊きボイラーの木屑投入口)



一方で、木質バイオマスの利用は地域全体を考えて上手くシステム化できれば、森林の整備・林業の振興・災害の防止・C02やメタンガスの削減につながり、ひいては地域の活性化にも役立つというのも多分事実でしょう。木質バイオマスを上手く使うシステムをどう機能させるか、その方策を行政も企業も研究機関も試行錯誤中なのです。


(会議風景)


でも、よくよく考えてみれば化石燃料が使われ出す以前は木質バイオマスが全盛の時代だったのですよね。そして、その当時は林業が産業であったし、人と自然が共存した生活様式だったのです。でも、その当時の生活様式は現代には通用しませんので、新しいシステムの構築が必要となってくるのです。

現在、多くの方達の論議は環境・CO2・温暖化防止ばかりで、産業としての林業が忘れられているような気がしますが・・・。

さてさて、これを細かく書き始めると・・・ぐんまのアユ事情と同じく十数回に渡ってしまいそうなので止めにしますが・・・。


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雨上がりの紅葉、そしてお昼は麺類

2009年11月13日 | 風景

昨日は前夜来の雨が止んで仕事に行こうと玄関を出ると妙義山の紅葉が鮮やかに目に映ります。既に紅葉は終わりに近づいているのですが、あまりに綺麗なので何時もと違う通勤経路で妙義山を間近に見られるコースを行きました。


白雲山の大の字も心なしか大きく見えます。


今日はバイオマス関係のワークショップで下仁田に出張です。製材工場の前方の岩山の紅葉も鮮やかです。天気は曇り気味になってしまい空が白トビぎみですが、一興がある風景です。さて、バイオマス関係の話は後日詳しく記事で載せます。


そして、お昼は下仁田の道の駅でワークショップをした37名が一緒でした。人数が多いので予約は半分は下仁田葱ラーメンセット、半分は蕎麦定食でした。
ラーメンは細麺の味噌味、まあまあの味でした。ライスとモツ煮も付いていてボリュームたっぷりで私にはチョット多すぎました。モツ煮は味が浸み込んで美味しかった。評価は☆☆☆★★ってところでしょうか。


一緒に行った所員が頼んだ蕎麦定食は盛りが良く、さらに天丼も付いて此方
もボリュームたっぷりです。



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本の紹介18:(四手井綱英が語る)これからの日本の森林づくり

2009年11月12日 | 

私が大学生だった頃、林学や森林生態学を学ぶ学生にとって四手井綱英教授や吉良龍夫教授と言ったら雲の上の人で、その講義を聞いたり、本を読んだりすることは憧れでした。
四手井先生も98歳の高齢になられ自宅介護の日々を戦っておられるようですが、その先生が「これからの日本の森林づくり」のことを言い遺しておきたいと書かれた原稿に加え、門下の研究生たちが「21世紀の森林づくりについて」や「これからの日本のあるべき森林をどうつくっていくのか」について書き込みを加えて貴重な提言を示したのがこの本です。


林学~森林科学~森林生態学へと変わってきた時代に大学で学んだ私にとって四手井綱英氏の考え方を再認識させられた本でした。

【目次】

はじめに・・・余生を駆り立てた山と森


第Ⅰ部:望ましい「もり」や「はやし」の姿

 1日本の「もり」と「はやし」
 2近畿の「もり」
 3琵琶湖の山や川
 4東北地方の「もり」 
 5ブナの「もり」
 6天然の巨木は取り戻せないか
 7外来種をどう扱うか―センペルセコイア
 8紅葉は北半球に多い
 9極北の国フィンランド

第Ⅱ部:これからの森林づくり

 1森林の働き
 2自然にまかせるか、手を加えるか
 3都市景観と自然
 4孤立化したブナ林の復元
 5亜高山帯林の取り扱い方
 6大風害を受けたトドマツ林―層雲峡の森
 7私の経験した20世紀の日本林業
 8ブナ天然林の危機
 9四手井家の庭の生き物たち

第Ⅲ部:四手井綱英という人

 1探検部長として
 2梅里雪山の遭難
 3四手井綱英を語る

出版社: ナカニシヤ出版 、定価:本体1,700円+消費税


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お昼は「お楽しみ!ぐんまちゃん弁当」

2009年11月11日 | 

一昨日に行った「群馬県さくらの里」でのお昼は最近発売されたばかりの「お楽しみ!ぐんまちゃん弁当」をセブンイレブンで買って紅葉と妙義山を見ながら食べました。
パッケージは秋にあわせてもみじの紅葉やイチョウの黄葉がちりばめられ「紅葉に映える妙義山」にはピッタリなのかな!?


このお弁当は、群馬県とセブンイレブン、そして桐生大学の医療保健学部栄養学科と短期大学部生活科学科(栄養士養成課程)の学生が開発に参加して作り出されたお弁当で、県内セブンイレブン限定(12月4日までとか)で販売されています。


群馬県産の食材がたくさん使われたお弁当「豚ロース(十石みそのゴマみそ焼き)、下仁田コンニャクの炒り煮、マイタケ煮、ほうれん草のおかか和えなど」で、塩分2.6g、野菜が140g、カロリーが522kcalとヘルシーなのだそうです。


でも、塩分控えめと言う話でしたが肉のみそ味は「けっこう濃いなぁ」と思いました。やっぱり、温めて貰った方が美味しかったかも・・・。


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さくら便り(19)・妙義山の紅葉とサクラ

2009年11月10日 | 

妙義山は紅葉の真っ盛りです。平日だと言うのに紅葉狩りや登山の人で結構賑わっていました。

まずは、紅葉に映える妙義山(金鶏山の筆頭岩と紅葉です)


(金洞山の屏風岩と紅葉)


そして妙義さくらの里では秋・冬咲きのサクラが見頃を迎えています。

まずは、コブクザクラです。花は少なかったのですが20~50枚の花弁を持つ清楚なサクラでジュウガツザクラとシナミザクラの掛け合わせと言われています。


次はジュウガツザクラです。コヒガンザクラの園芸品種で10~20枚の八重咲きです。


そして一重咲きのフユザクラ・・・まだ、早いようでチラホラ咲いていました。


秋だから柿と紅葉とジュウガツザクラという取り合わせもアリですかね? 後方に写っているのがジュウガツザクラです。



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ぐんまのアユ事情:ぐんまの魚道を考える(5)

2009年11月09日 | 釣り一般

日本一のアユを取り戻す会ホームページに掲載されている「ぐんまの魚道を考えるページ」「ぐんまの魚道を考える(5)」が追加されたのでお知らせします。

今回も興味ある内容ですので是非お読みください。

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山菜(18)・ギンナン

2009年11月09日 | 山菜採り

ギンナンは言わずと知れたイチョウの種子ですね。イチョウは中国原産の樹高が2~30mになる落葉高木で葉は扇形で雄株と雌株が別々で実のなる木とならない木があるのはご存知でしょう。
街路樹として植えられていることが多く、街路樹はあの異臭から実のならない雄木が使われることが多いようです。でも雌木と雄木の区別が難しく時々混じってしまっていますね。臭いは凄いのですがその木の下に落ちたギンナンを拾う人々の姿も見られることも多いようです。


この臭いの元は酪酸とヘプタン酸と言われ、動物も嫌ってサルやタヌキ、ネズミなどはギンナンの実を食べないのだそうです。さらにギンコール酸などによってかぶれることがあり素手で拾っていると皮膚炎を起こすと言われています。

また、種子自体にもビタミンを欠乏させてしまう成分が含まれているらしくて、大人はさほど問題は無いようですが小さな子供は中毒などが有るようなのでたくさん食べるのは要注意です。


さて、ギンナンは炒って塩味で食べるのが普通ですが、茶碗蒸しの具、ギンナンご飯、天婦羅(かき揚)などいろいろに使えます。そこで、友人から教わった簡単に食べる方法を紹介して置きます。ギンナンを使い古しの紙封筒に入れて塩を一つまみ入れて、くるくると巻いてレンジに3~4分かける・・・ポンポンとはじける音がして、これで出来上がりです。簡単でしょう、試してみてください。


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都会は苦手だ!

2009年11月08日 | 一般

土曜日から久しぶりの東京です。仕事の出張や家族サービスなどでも都会や人ごみは大の苦手なのですが、今回は長男のところの孫たちの七五三ですので仕方なく出かけました。

水天宮で御祈祷をしてもらったのですが、滅茶苦茶な混み具合でご祈祷も10組くらいずつが流れ作業的に行なわれて、なにか御利益が薄いような気がしないでもないのですが。

そしてオモチャを買ってあげるとのことで人形町から銀座へ行きます。途中にこんなものが・・・からくり時計の「人形町のからくり櫓」というものだそうで、今日(7日)がお披露目で式典が行なわれているところでした。


銀座は歩行者天国で七五三の着物姿は注目の的、外国人に呼び止められては写真を撮らせてとせがまれて結構時間がかかってしまいました。私は、人ごみを歩くと頭が痛くなってしまいますので早く帰りたいのですが・・・。


次は築地の老舗:寿司岩さんで食事・・・都会はこういう美味しいものが食べられて良いことは良いのだけど・・・。


昨夜は息子の所へ泊まったけど丸ビルや新丸ビルが聳え、星ひとつ見えません。やっぱり私には田舎が良いや・・・。



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ぐんまのアユ事情: 番外編・昔の利根川にはサケはいなかった

2009年11月08日 | 釣り一般
11月に入ってアユの産卵がほぼ終りアユ仔魚が川を下っている頃ですが、逆に海からはサケが産卵のために利根川を上り始めています。今年も既に2689尾(11月5日現在)と過去最高のペースで遡上しているようです利根導水総合事務所:サケの遡上データ
利根大堰のサケ遡上調査は12月25日まで行われるのですが、最終的に平成19年は4769尾、平成20年は5606尾が遡上しました。平成20年は調査を始めてから最高の遡上数でしたが、今年は現時点ではそれを上回るペースなのです。川の浄化や放流事業が良い結果をもたらしたのでしょうかね・・・。


ところで夢を無くすような話かもしれないのですが、江戸時代より以前は利根川にはサケが遡上していなかったというお話を・・・。
まず利根川の流れについてですが、江戸時代以前は下の図に示したように利根川は東京湾(江戸湾)に流れ込んでいました。そして渡良瀬川は利根川に平行して、荒川は利根川の支流として東京湾に流れ込んでいたのです。また、現在の銚子に流れ込む利根川の流れには鬼怒川が流れていました。(黒い文字)


江戸時代になって江戸を洪水から守ることを主な目的として国家プロジェクトの利根川東遷と荒川西遷という大事業が行われ、黄色で示した部分を繋いで利根川を鬼怒川の流れにのせて東へ、荒川を当時の入間川の流路にのせて西へ遷したのです。さらに舟運などのために旧渡良瀬川の流路は江戸川となって利根川から分流して東京湾に流れ込んでいるのです。(赤い文字)

一方、太平洋側のサケは銚子付近が海流と水温の関係で南限となっていて、東京湾は海流の関係でサケは入って来られないのです。(駄洒落で「さけはちょうしがよい」=「酒は銚子」=「鮭は銚子」というのがあるそうですが・・・上手いこと言うものですね!)
以上のことから江戸時代以前に銚子に流れ込んでいなかった利根川や渡良瀬川にはサケは遡上せず、鬼怒川など当時銚子付近で海に流れ込んでいた川に遡上していたと言うことになるのです。

ただし、江戸時代以前にも鬼怒川などと旧利根川や旧荒川を繋ぐ水路が有ったようで、ごくまれに旧荒川などに迷入したサケがいたようで古い記録に残っているとの話もあります。


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ぐんまのアユ事情: 番外編・アユ釣りの経済効果

2009年11月07日 | 釣り一般
ぐんまのアユ事情も25回目となり、いよいよネタが無くなってきましたので、今回から番外編として数回を掲載して終了したいと思います。番外編の第一回目はアユ釣りの経済効果についてです。

6月上旬のアユ釣りの解禁が近づくと居ても立ってもいられないのがアユ師の性・・・解禁前には道具を取り出して点検を始め、小物類を揃え、仕掛け作りなどの準備が始まります。

アユ竿、タモ網、引き舟、オトリ缶、アユタビ、タイツ、ウェーダー、シャツ、ベスト、帽子、サングラスなどなど車のトランクが一杯になるほどたくさんありますが、古くなると数年に1度は買い換える必要がありますし、中には毎年買い換えるモノも有って、釣具屋さん通いが始まります。


そして川の下見です。今年は何処に入ろうかと方々を見て回り、見当をつけていよいよ解禁です。
川にはオトリと入漁券を買い、昼飯や飲み物を持って陣取ります。遠いところへはもちろん車で行きますし、泊まることもあります。時には自分一人ばかり遊んでいると家族から疎まれるので家族連れで行ったり、免罪符としてのおみやげを買ったりと気を遣います。釣ってきたアユは家で一杯やりながら塩焼きで…ということになるのですが、これらの行為にはすべて金の支出が伴います。

以前、群馬県では釣り人を対象として2年間にわたって釣りに関するアンケート調査を実施したそうです。この概要は下の表に示すとおりです。「俺はもっと多いぞ」とか「少ないぞ」とか言われそうですが、あくまでも平均値ですので・・・。


そして、この調査(平成17年度)を基にして「アユ釣りの経済効果」を試算したところ、アユ釣り人口がのべ10万人と仮定すると約20億円という結果が出たそうです。1回の釣行で平均2万円を使っている計算になりました。しかもこの中には家族連れの経費やみやげなどの免罪符、塩焼きの経費は入っていませんから、もっと大きな経済効果があるかも知れませんね。

ところが群馬県内で最盛期には17万人近くもいたアユ釣り人口は魚種別遊漁者数でもトップを走っていたのですが、平成15年には最盛期の4割ほどの6万8500人に落ち込み、渓流釣りやワカサギ釣りの遊漁人口に追い抜かれて3位になってしまいました。
アユの漁獲量が復活して、アユ釣り人口が再び15万人・20万人となるようになれば経済効果は非常に大きく、漁協、釣具屋、オトリ屋さんだけでなく地域の活性化にも役立つのですがねぇ~。


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ぐんまのアユ事情:放流方法で釣果が変わる!

2009年11月06日 | 釣り一般
さて、これまでグダグダと御託を並べてきましたが、要は河川環境が良く、冷水病の発生が無く、カワウの食害が無く、良い種苗が適正に放流されていればアユの漁獲量は増加するのだと言うことなのですが・・・実際はどうなのでしょうか?
少なくとも、川の環境が悪ければそれを回避するような放流方法、冷水病に罹らないようにストレスを少なくするような放流方法、カワウの食害から防ぐ手段を講じてから行う放流方法などを採用することで少しでも良い結果に近づくのだと思います。


例えば、群馬県水産試験場では吾妻漁協の温川で藻の状態が悪くなる5月初旬の放流に加え、藻が回復する5月下旬に放流を行うことで良い釣果が得られたという研究報告をしています。
群馬県水試研究報告:河川状況に合わせた新たな種苗放流でアユ漁が絶好調

また、今年の碓氷川では松井田支部の理事さんを始め役員さん一同で相談して、水温の低い時期における稚魚放流を見合わせ、放流日を2週間ほど遅らせるとともに養殖池や運搬車と川の水温を事前に測っておいて放流時の水温差によるストレスを無くすため時間をかけて水温馴致を行いました。


さらに、なるべく網による受傷を無くすためシュートによる放流方法を採用するなどの作業を行ったところ解禁当初から型も良く数もたくさん釣れ、さらにシーズン後半まで長く釣れ、尺アユも釣れたという近年に無い良い結果を生みました。

全て放流方法が良かったからだとは必ずしも言えないでしょうし、手間もかかり面倒なのですが、不漁の原因を考え目的に合った放流方法を試してみる価値はあると思うのですが、どうでしょうか?


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