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山本太郎議員 原発避難者をなぜ無理矢理追い出すのか!? 関東には9327件の公務員宿舎の空室がある。国が動けば解決できるんじゃないですか?

2016-11-20 23:54:54 | 福島、原発

 http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2016/11/9327.html?m=1

#脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)

2016年11月18日金曜日

山本太郎議員 原発避難者をなぜ無理矢理追い出すのか!? 関東には9327件の公務員宿舎の空室がある。国が動けば解決できるんじゃないですか?

 
11月18日、参議院東日本大震災復興特別委員会にて、山本太郎議員が
放射能管理区域以上の汚染のある地域に帰還させようとしている件の追求と
来年3月で打ち切ろうとされている原発事故避難者への住宅補助打ち切りと
東京都の脅しも含んだ追い出し政策がいかに避難者を追いつめているかを
発言しました。
「チャイムが鳴るのが怖くて布団をかぶっている」
「ドアを閉めようとすると足を挟んで閉めさせない」などの酷い状況を
 
明らかにしました。

 
 
いつ帰るのかを選択する権利は被害者にあるはず。
 
原発事故を起こしたのは誰か? 東電だ、後押ししたのは誰か? 国だ。
加害者の都合のいいように一方的に線引きする。
国の姿ではない、ギャングの姿だ。
原発爆発してからずっとこんな状況に追い込まれて
どこまで被害者の心をずたずたにしたら気が済むのか!
 
この状況止める気ないんですか! 国は!
なぜ、無理矢理追い出すのか!
 
1都6県の公務員宿舎は現在9327件の空室がある。
国が動けば解決できるんじゃないですか?
 
 
当事者の声を聞いてほしい。
 
など当事者の声を読み上げる時には胸が詰まってしまうほど
でした。
 
ぜひ、ごらんください。

山本太郎議員の発言YOU TUBEは
2016.11.18 東日本大震災復興特別委員会
https://www.youtube.com/watch?v=Zvp5MGjHVYA



参議院東日本大震災復興特別委員会の視聴方法は
↓以下のアドレスから




左側会議名からの検索の下の方にある東日本大震災復興特別委員会 をクリック

11月18日の委員会をクリック
山本太郎議員をクリック
 
 
 
 
 

差別とは何か=作家・中島京子 〔毎日新聞2016.11.20〕 / 「土人」問題の謝罪不要 政府が答弁書

2016-11-20 22:27:54 | 命 人権 差別

毎日新聞http://mainichi.jp/articles/20161120/ddm/002/070/052000cより転載

差別とは何か=作家・中島京子

 

「私たち」の視点が必要

 差別、という言葉は、今日、一般的に知られているようであまり理解されていないのかもしれない。

 

 沖縄で米軍基地建設に反対する住民に対し、機動隊員が「土人」と言った。さすがに菅義偉官房長官も記者会見で「許すまじきこと」と述べ、大阪府警は発言した機動隊員を処分した。金田勝年法相も国会で「土人は差別用語」との認識を示した。

 不思議な対応をしたのは、鶴保庸介沖縄・北方担当相だった。国会で野党議員の質問に答えた鶴保氏の言葉を、書き起こしたサイトから拾ってみる。

 「いま委員が奇(く)しくもご発言なさった、土人という発言が差別以外の何物でないとおっしゃったけれども、それこそが申し訳ないけれども、私は判断できるものではないと思っています。過去に土人という言葉がでてきた歴史的経緯など、様々な考え方があります。また、いま現在差別用語とされるものであったとしても、過去には流布していた事例も歴史的にはたくさんございます。そういう意味におきましても、土人であるということが差別であるというふうには、私は個人的に断定はできませんと、このことを強調しておきたいと思います」

 この鶴保氏の答弁は、ほとんどなにを言っているのかわからない。しかし、なるべくご本人の意を汲(く)む形で読むならば、重要なのは、「私は判断できない」「私は個人的に断定はできない」という部分だろう。

 鶴保氏は「判断」や「断定」が「個人的に」できないらしい。おそらく「差別」という言葉の意味がわかっていないのだろう。「いま現在差別用語とされるもの」が「過去には流布していた事例がある」ことは、鶴保氏も理解しているようだ。しかし、過去にはみんなで無邪気に使っていた言葉がなぜ現在「差別用語」とされ、使ってはいけないとされているのかは、わからないのである。

 国会答弁の場で、大臣たるもの、まさか「土人? だって昔はみんな使ってた言葉でしょ。僕に聞かないでよ。僕、わかんないんだもん。知らないよ、差別かどうかなんて。てか、サベツって何?」と聞くわけにもいかなかったのだろう。

 深くではないが、同情はする。私も知らない言葉(たとえば流行(はや)りの若者言葉など)で質問されると、作家という肩書によるプライドが邪魔して知らないとは言えず、「まあ、ちょっと判断というか、断定できませんね、もごもご」と、ごまかしたいような気になることがないとは言えない。

 一般に流布している言説で、「当人に差別しようというつもりがなくても、差別された人が傷ついたなら、それは差別である」というのがあるが、これも厳密には誤りである。「当人に差別しているという自覚がなくても、そこに差別があればとうぜん差別された人は傷つく」と考えるのが正しい。

 差別や偏見は、誰の中にもある。そしてそれはしばしば無自覚なままにある。

 先日、ユーチューブでミシェル・オバマ大統領夫人の演説を目にした。米国大統領選の最中のことで、しばしば差別的な発言をすることで知られるトランプ氏を批判するものだったが、それは「差別」の本質を非常にわかりやすく教えてくれる内容だった。私が汲み取った範囲内で解説するとこういうことになる。

 自分と違う立場や環境にいる人と触れ合う機会の少ない人は往々にして、人々を「我々(us)」と「やつら(them)」に分けてしまう。「やつら」を知らず、「やつら」が見えなければ、「やつら」を人間扱いしないことが容易になる。軽蔑するようにもなる。でも本当は、「彼ら(they)は私たち(us)」なのだ。

 差別とは、本来対等で同じ価値を持つ(equalである)私たちが、私たち自身を「usとthem」に分けてしまうことなのだ。

 鶴保氏ならずとも、差別という言葉の意味に悩んだら考えてみるといいのだろう。自分の友人を、同僚を、両親を、恋人を、夫や妻を、「土人」と呼ぶかどうかについて。

 沖縄基地問題自体も、本土に住む日本人がそれを「(日本に住む)私たち」の問題と考えるか「(沖縄に暮らす)彼ら」の問題と捉えるかで、ぜんぜん意味合いが違ってくる。=毎週日曜日に掲載

 

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<関連>

鶴保沖縄相:「土人」問題の謝罪不要 政府が答弁書 毎日新聞

 

 

 

 

 

 


本日!【11/20柏崎市長選挙】原発立地自治体の選挙は地元だけのものなのか…「隠れ竹内支持者」たちが勇気を奮って投票すれば、世界最大の原発は停まる。

2016-11-20 01:11:12 | 都知事選 県知事選 市長選

11/20 柏崎市長選 原発再稼働が争点 2新人激戦

 任期満了に伴う柏崎市長選は20日投開票される。市長選には、学習塾経営で元市議の桜井雅浩氏(54)と、元市保健師の竹内英子氏(47)=共産、社民推薦=のいずれも無所属新人2人が立候補し、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題を最大の争点に激戦を展開している。

ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161119/ddl/k15/010/208000c#csidx9cf927abf23bd5d8eabf9d287637462 

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2016.11.19 竹内えいこ候補 最後の街宣でのスピーチ

<!-- 2016.11.19 竹内えいこ候補 最後の街宣でのスピーチ  -->


「隠れ竹内支持者」たちが勇気を奮って投票すれば、世界最大の原発は停まる。

【柏崎市長選挙】原発立地自治体の選挙は地元だけのものなのか
2016年11月19日 23:38


「いい演説だった。涙が出た」。河合弘之弁護士(左)は竹内候補を励ました。=19日、柏崎市内 撮影:筆者=

 
 東電・柏崎刈羽原発の再稼働に大きな影響を及ぼす柏崎市長選挙はあす(20日)、投開票となる。

...

 再稼働を認めない市民派候補と連合を含めた与党候補の一騎打ちは、投票箱のフタが閉まるまで予断を許さない状態だ。

 選挙戦最終日となった19日、両候補は市の中心部で激突した。

 自民党、商工会議所、連合などが支援する桜井まさひろ候補(54歳)は、再稼働を容認するとしている。

 冷たい小雨の降りしきるなか、桜井候補は声を振り絞った ―
 「ここは柏崎です。市外・県外の力で市長になって、何が嬉しいんだ?私は絶対に市外・県外の人間から応援され、市長になろうとする人に負けたくない」。桜井候補は政策はほとんど語らず、ひたすら情に訴えた。

 市外・県外者に応援される候補とは、ライバルの竹内えいこ氏を指す。竹内候補の街頭演説には連日のように脱原発を掲げる著名人が応援に入った。

 桜井陣営はそれがシャクの種だったようだ。桜井候補を後継者として指名した会田洋市長がマイクを握った。

 「今度の選挙は原発の賛否を問う選挙ではない。これからの市政を誰に託すのかを選択する選挙だ」。桜井陣営は争点隠しに懸命だった。

 原発城下町で再稼働推進派による締め付けは厳しい。推進派は地域の支配層でもあるからだ。

 竹内候補が住宅地を街宣すると、有権者は憚って表に出て来ない。だが去り際に窓を開けて手を振り、すぐに閉める。そっと応援しているのである。

 竹内候補の最終街頭演説には、きょうも著名人が駆け付けた。

 福島第一原発が立地する双葉町の井戸川克隆前町長、原発運転差し止め訴訟でお馴染みの河合弘之弁護士、「脱原発をめざす首長会議」の上原公子事務局長らが、柏崎刈羽原発を再稼働させることの危険性を説いた。

 米山新知事を誕生させる原動力となった「市民連合新潟」の佐々木寛氏は呼びかけた。「手ごたえがあります。柏崎は原発がなくてもやって行けます。新潟県政と一緒になって新しい時代を作りましょう」。

 竹内候補は、「原発再稼動は認めません。原発には事故が起きる可能性があることに向き合おう」と、再稼働をきっぱり否定した。

 「苦しんでいる人を一人ぼっちにしない柏崎を作っていきたい。原発事故は弱い立場の人を切り捨てていく。弱い立場の人が理不尽に涙しないため、市政をもう一度、私たち生活者の手に戻して行きましょう」と続けた。

 原発立地自治体の選挙は、果たして地元だけのものなのか?
 
 上越市から参加した支援者の男性は言う。「上越市には30キロ圏(の地域)がある。何としてもここは柏崎に頑張ってほしい。(上越市は)部外者ではない。でも(投票の)権利がない」。

 原発はひとたび事故が起きれば、被害は立地自治体をはるかに飛び越える。原発立地自治体の選挙結果は地元以外にも大きな影響を及ぼすのである。

 「『隠れ竹内支持者』の票が読めない。最後までもつれる」。地元記者は明かす。

 「隠れ支持者」たちが勇気を奮って投票すれば、世界最大の原発は停まる。

    ~終わり~

 

 

 


日本カトリック司教団、世界に向けてメッセージ「原子力発電の撤廃を」発表 福島原発事故から5年半〔CHRISTIAN TODAY2016.11.15〕

2016-11-20 01:03:48 | 福島、原発

Christian Today, Japan
http://www.christiantoday.co.jp/articles/22561/20161115/japan-catholic-bishops-message-abolish-nuclear-power-plants.htm

日本カトリック司教団、世界に向けてメッセージ「原子力発電の撤廃を」発表 福島原発事故から5年半

2016年11月15日16時27分 記者 : 行本尚史
 
 
2011年3月11日の東日本大震災の5日後に撮影された福島第一原発。左から4号機、3号機、2号機、1号機。(写真:Digital Globe)

日本カトリック司教団は11日、「地球という共通の家に暮らすすべての人へ 原子力発電の撤廃を―福島原子力発電所事故から5年半後の日本カトリック教会からの提言―」とのメッセージを公式サイトで発表した。

同司教団はこのメッセージの初めに、「福島原発事故から5年半が経過し、日本がこのような事態に陥ってしまった中で日本司教団は、原子力発電の危険を世界のすべての人に知らせ、その撤廃を呼びかけるほかはないと考えるに至ったのです」などとして、その背景にある経緯を述べている。

その上で同司教団は、1)なぜ日本司教団は呼び掛けるのか、2)5年半を経て分かったことと学んだこと、3)原子力発電を推進する国家の姿勢、4)キリスト教信仰の視点から、5)国際的な連帯の呼び掛けという5つの項目について論じている。

「おわりに」の部分では、「イエス・キリストは、『互いに愛し合いなさい』(ヨハネ13・34)と、すべての人に呼びかけています。この呼びかけは、人類共通の家である地球を将来にわたって守る責任と義務についても問いかけているのではないでしょうか」としている。

「原子力発電の是非についてはさまざまな立場がありますが、人類が核エネルギーを手にした結果もたらされた害悪を認め、原子力発電の是非を将来世代をも含めたすべての人間の尊厳を守るという一点から判断しなければならないと、わたしたちは考えます」と同司教団は続けて述べている。「そして、すでに核エネルギーを利用している国々が選択すべき道は、原子力発電の撤廃を決定し、再生可能エネルギーの利用拡大を推進していくことです。そのために、低消費、エネルギー節約、環境負荷の軽減などの研究と実践を促進し、環境問題に取り組む人々との連帯を深め、ネットワークを構築していく必要があります」

最後に同司教団は、「わたしたちは今一度立ち止まり、人類社会の目指すべき発展とは何か、真の豊かさとは何かを問い直さなければなりません。それは、発展からの後退ではなく、新たな豊かさに向けての前進であるはずです。地球家族であるわたしたち皆で手を取り合って、地球環境を保全する責任を自覚し、それぞれができることを行いつつ、惜しむことなく協力していきましょう」と呼び掛けてこのメッセージを結んでいる。

 

日本カトリック正義と平和協議会は14日、このメッセージの翻訳について、「世界に向け、まずは韓国語訳が作成されました。今後順次各国語に翻訳の予定です」と説明した。韓国語訳はこちら

カトリック中央協議会からは10月4日、日本カトリック司教協議会『今こそ原発の廃止を』編纂(へんさん)委員会が編集した『今こそ原発の廃止を―日本のカトリック教会の問いかけ』が出版されている。

なお、このメッセージが発表された11日、インドのナレンドラ・モディ首相と日本の安倍晋三首相は、日本の原子力関連技術をインドへ輸出することを可能にする日印原子力協定に調印した。

 

 

 


アメリカ政治はトランプ対バーニー・サンダースで動き始めた

2016-11-20 00:23:06 | 政治 選挙 

意見をつなぐ、日本が変わる。BLOGOShttp://blogos.com/article/198672/より転載

アメリカ政治はトランプ対バーニー・サンダースで動き始めた

記事 保立道久

2016年11月19日 02:14

アメリカ政治はトランプ対バーニー・サンダースで動き始めた

 11月16日、水曜日夜、バーニー・サンダーズ上院議員は、選挙が終わってからはじめて、まとまった演説をし、大きな注目を集めた。フェースブックでは、もう60万の人がみている。https://www.facebook.com/PoliticalRevolution/videos/1308001395918740/

このワシントンのジョージタウン大学で行われた演説で、サンダースは、いくつかの問題についてトランプ次期大統領とともに働けることを希望しているといった。

 しかし、同時に、そのためにも、極右のジャーナリストのスティーヴ・バノンを戦略アドヴァイザーに選任することを再考するように要求した。スティーヴ・バノンは人種主義と性差別と外国人ヘイトと同性愛嫌悪で有名で、さらに反ユダヤ主義者でもある。 

 サンダースは、アメリカは徐々にさまざまな差別を克服するところに進み出てきたのであって、アメリカ合州国の大統領のそばに人種差別主義者がいることは受け入れられないと強い調子で釘をさした。

 彼のスピーチは、依然として激しい口調で、74歳とは思えないエネルギーに満ちているが、他方、その演説は、サンダースがきわめて柔軟な政治家であることも示した。つまり、サンダースは、ドナルド・トランプを攻撃するのではなく、むしろ、トランプが大統領選挙における演説で約束した、大多数の共和党の政治家とは異なる公約を具体的に取り上げて、その実行をせまったのである。それは下記のようなもの。

 (1)トランプ氏は社会保障予算をカットすることはしない。メディケアとメディケードを切ることはしないといった。私は拡充せよと主張するが、切らないというのは前提であり、重要な約束だ。

 (2)トランプ氏は、1兆ドルを我々の公共的なインフラ整備に投下すると約束した。それをすれば何百万もの給料の良い仕事口ができる。これも私の主張に共通する。

 (3)私は、今日の連邦の最低賃金が飢餓賃金であり、それは1時間につき15ドルにアップされねばならないと主張した。トランプ氏は、1時間につき10ドルまで最低賃金を上げなければならないと言った。これは十分ではないが、一つのスタートだ。

 (4)トランプ氏は、ウォール街の許しがたい強欲さと悪行を批判し、ニューディールで採用されたグラス・スティーガル法を復活するといった。これは最大の焦点のひとつだ。賛成なことはいうまでもない。

 (5)トランプ氏は、6週の有給出産休暇を実現すると約束した。地球上で主要な文明国といえば少なくとも12週の有給の家族と病気療養休暇が条件だが、これもスタートとしては重要だ。

 (6)トランプ氏はTPPなどの我々の壊滅的な貿易政策を変えるといった。これも賛成だ。


 時代錯誤の無知で頑迷な人種差別、外国人ヘイト、性差別などではまったく妥協はしない。しかし、以上が、誠実に行われるかどうかが問題だ。
 大統領候補が、この国の労働家族に偽善や嘘をいうことはゆるされないことは分かっているはずだ。これらを注意してみていくし、一緒にできることはいくらでも協力する。期待していると言ってもよい。
  
 以上が演説の主な内容の一部。

 面白いのは、サンダースの口調は、きわめて激しいし、表情も豊かだが、よい意味で、いつも同じことをいっていることだ。私は英語を聞き取るのは得意ではないが、民主党第一次選挙のときから聞き続けていたので、だんだんなれてきて分かるようになった。とくにデモクラシー・ナウというアメリカの番組では、書き起こしがついているので、分からないところはそこをみればだいたい聞き取れる。https://www.democracynow.org/2016/11/17/bernie_sanders_calls_for_trump_to_ax

 口調が、きわめて激しく表情も豊かだが、いうことが同じというのは、アジテーターであり、実際には霊性な知性派であるということでもあろうが、しかし、バーニー・サンダースは決して人に嫌われるタイプの人間ではないようだ。

 すでに『バーニー・サンダース自伝』(大月書店)が翻訳・発行されているが、『Our Revolution』という続編がアメリカでは11日に発行されたはずだ。

 日本の野党や市民勢力とアメリカの先進的な勢力との交流は必然的に進むだろうから、サンダースの演説を聞く機会はふえるに違いない。

 この日、水曜日、彼は、この日の昼、はじめて上院民主党の執行部に選出された。新設の普及(アウトリーチ)委員会の責任者となり、上院予算委員会の上級議員にも再任された。共和党は、上院で民主党に負けたら、サンダースが予算委員長になってしまうと危機感をあおり、一議席多数を維持したが、ぎりぎりだったわけだ。

 ウヲール外オキュパイ運動の中心をになったエリザベス・ワレンも執行部入りしたから、民主党上院執行部は先進派が有力な役割を担うことになる。

 なお、いまの焦点は民主党の全国委員会委員長に誰がなるかである。サンダースらはケイス・エリソンを推薦している。それが実現すれば、民主党は大きく変わり、アメリカ政治の非効率さの象徴である二大政党制は上から解体の方向に進むだろう。

 民主党が変わらなければ、4年後には第三党の形成に進むのかもしれない。共和党がどうなるかも波乱含みだからアメリカの政治はあきらかに激動期に入った。

 サンダースの主張は昨年までの民主党の枠組みを明らかに超えている。サンダースの行動は、舞台の外ではなく、舞台の中心にでてきている。サンダースは、この間、アメリカで起きるさまざまな問題に的確で適時のメーッセージをだし、演説をし、それは相当のインパクトをもっている。これが続くと、サンダースの行動は、このままでも、実質上、第三党の役割を果たすことになる。