まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

フランスで静岡県産のお茶に放射能検出のニュース

2011年06月21日 | ニュース・関心事
フランスで静岡県産のお茶に放射能検出のニュースが3日前から流れて、今日の各誌朝刊で、御前崎市の製造業者による玄米茶だったとの報道です。この時期に玄米茶というのは、静岡に住む者にとってえ!という感じです。

玄米茶もお茶の一種ですがちょっと感覚がずれます。それにしても、御前崎市の製造業者の方々がどこのお茶を使って玄米茶を製造したのか、その事実関係が分からないと何ともコメントのしようがありません。しばらく静観。

今日、地域で「会派虹と緑」のニュースを配布していましたが、お茶さんがあったのでご挨拶しながら現状について伺いました。もう、怒り心頭でした。「全部返品されてくる、一体だれが責任をとってくれるんですか」。

「それは東京電力ですので損害賠償を考えるしかありません」「どの範囲まで認められるんですか」「静岡市長は風評被害も賠償対象にと政府に要望しています。農協では弁護士含めて対策協議会を発足しています」。

「自分たちは、農協じゃないんで」「でも相談してはいかがでしょうか」「それにしても政治家はみんな何しているんだ」と政局がらみの批判。「あんたもそうだ」と手厳しかったです。あまりにすごいので言い返しました。

その後のやり取りで「わかった、あんたを応援するぞ」にはなったのですが、静岡市の藁科地区での500ベクレルを越えた本山茶による現実の厳しさを再確認しました。

※※
【放射能漏れ】
仏で基準超は玄米茶
2011.6.20 20:51
 静岡県は20日、フランスが同県から輸入し、基準値を上回る放射性物質が検出された茶葉は、同県御前崎市の製造業者が輸出した玄米茶だったと発表した。

 県によると、業者は県内の複数の茶畑から収穫、製造したと説明している。県は21日にも業者が保管する玄米茶を検査、産地を特定する。フランスから玄米茶を取り寄せ、輸出自粛などについて検討するという。

 玄米茶は5月上旬に収穫した一番茶の製茶に玄米を45%混ぜたもので、フランスに輸出した以外では流通していない。玄米は平成21年度、22年度産だった。県が先月31日、欧州連合(EU)が求める産地証明書を発行していた。

 この業者が民間の検査機関で一番茶の荒茶を検査したところ、放射性セシウムが1キログラム当たり最大約400ベクレルが検出されたという。

産経新聞

海江田経産相、福島型原発の廃炉検討発言

2011年06月21日 | ニュース・関心事
海江田経産相が、ウイーンのIAEA記者会見で東京電力福島第1原発1~5号機に使われているGE社が開発した原子炉格納容器「マーク1」について、安全性の観点から、廃炉を含めた検討が今後の課題になる、と発言。

安全基準を満たした原発のの再開を自治体にお願いするとして猛反発を受けた経産相が、一方で老朽化、欠陥原発につてその方向性を示唆したことは、政府の中でどのような脱原発設計がなされているのか、注目すべき事態。

地震、老朽化、新規中止、新たな安全基準に基づくバックチェックで脱原発を議論しているのであれば、きちんと情報公開して国民に問題を投げかけるべきではないでしょうか。いずれにしても定期検査で来年には原発は停止。

ここは、一挙に国民投票か、住民投票で決めていきたいものですね。

※※
<原発>福島と同型は廃炉も…経産相、今後の検討課題
毎日新聞 6月20日(月)21時42分配信


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IAEA閣僚級会議で演説する海江田万里経産相=AP

 【ウィーン会川晴之】国際原子力機関(IAEA)閣僚級会議に出席中の海江田万里経済産業相は20日、当地で会見し、東京電力福島第1原発1~5号機に使われている米ゼネラル・エレクトリック(GE)社が開発した原子炉格納容器「マーク1」について、安全性の観点から、廃炉を含めた検討が今後の課題になるとの考えを示した。震災後、閣僚がマーク1の廃炉の可能性に言及したのは初めて。

 海江田経産相は「(マーク1は)40年以上が過ぎている。(設置から)30年で大規模点検をし、以後も頻繁に点検をしている」とした上で、「どんな安全対策をとれば良いか、一定期間がきたら廃炉にすべきかどうかが課題だ」と語った。

 IAEAが過去に原子力安全・保安院を経産省から独立させるよう助言したものの「生かされなかった」と指摘し、「原子力に関係した人の間で安全性に対する根拠の乏しい考えがあった」と批判。原子力安全・保安院の独立を「2012年がめど」との考えを示す一方、原子力利用を後退させる考えはないことも強調した。

 マーク1は、GE社が60年代に開発。耐震強度の問題が指摘され、米原子力規制委員会(NRC)は80年に再評価したが、「(問題を)無視できる」と結論づけ、日本も同様の国内指針を作った。同型炉は、米国は地震の少ない東部に24基、日本は福島第1や敦賀、浜岡(廃炉決定済み)、女川、島根の5原発に計10基。ほか台湾2▽スイス1▽スペイン1。