まつや清の日記 マツキヨ通信

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県民投票条例 「原案 賛成-0、反対65」「修正案 賛成17 反対48」

2012年10月11日 | ニュース・関心事

県議会最終日、県民投票条例の修正案、原案の順番で無記名投票。結果は上記のとおり共に否決。池谷晴一議員が修正案の説明、自民党改革会議の宮沢正美議員が、原案、修正案の両方に反対討論、富士の会の山本貴志議員、公明党の高田好浩議員が修正案賛成、原案反対の討論。

県議会の賛成・反対の両論に共通しているのが、条例制定を求めた市民団体の条例の「不備」。しかし、この条例の「不備」は条例の窓口となった県行政にそもそも責任があります。「形式が整っていればよし」として対応していたにもかかわらず、知事からの「不備」指摘。
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個人資格での国会議員事務所を通じて総務省に出した質問状の回答に「請求代表者から請求のあった条例案は議会の審議に付せられ、議会において修正することも可能であるため、立法技術上の多少の不備を問わず、条例案を提出されていれば足りるものと考えられる」とあります。

静岡新聞夕刊の「知事と議会 形式論に終始」見出しそのものです。条例実施時期を、修正案は中部電力の防潮堤が完成し、国が再稼働を議論を始め、県の議論が始まる時期で知事が必要と認めた時とし、現段階では住民が感情にまかせて再稼働反対に回るとの指摘もありました。

しかし、既に福島原発事故の国会、政府、東京電力、民間の事故調査結果が出ています。残された住民の選択は、知事自身が議会修正案を精査し再修正案の提案、時期を睨んだ再度の住民投票署名、あるいは補欠選挙や2015年県議選睨んだ候補者の擁立、そして、再稼働反対世論の形成。

写真は、自民党実力者、沼津市選出の杉山盛雄議員(自民党県連幹事長)が投票するところ。望遠で手ぶれ。