まつや清の日記 マツキヨ通信

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「お手盛り」議員の期末手当の引き上げに反対討論!繁田議長に報酬等審議貨条例の改正の要望書

2016年02月22日 | ニュース・関心事
 
写真は、討論風景(何故か反対はまつやのみ)ですが、エスパルスJ1復活応援で全議員がエスパルスユニフォーム着用での議場。上からとられるとちょっと気になる「頭のかたち」??
※ 議長への要望書
繁田和三 静岡市議会議長様       2016年2月22日
特別職報酬等審議会条例の改正について
市議会会派・緑の党グリーンズジャパン 松谷 清
 
 今補正予算議案に、市長、議員など特別職の議員報酬に関する条例改正案(22号、23号)が提出されています。一昨年12月の消費税先延ばし総選挙の最中に人事院勧告に基づいて特別職、議員に関わる期末手当の値上げ案が提出され、市議会会派・緑の党グリーンズジャパンとして「アベノミクスの成果は実感されていない」と反対を表明し、その後、値上げ分について法務局に供託してきました。
 
 今回の提案も人事院勧告に基づく一般職の給与引き上げに伴うもので議員の期末手当を今年度は昨年12月に遡って0.1月分引き上げ支給し、来年度は6月分、12月分を共に0.05月引き上げるというものです。勤労者全体での賃金アップも若者や女性の非正規労働という雇用構造の転換もなく消費税10%の先送り議論、そして突然のマイナス金利の導入など金融政策一辺倒のアベノミクスそのものの破綻の始まりつつあります。成長主義でなく持続可能な社会、トリクルダウン論でなく再分配政策への大転換が求められています。こうした中で、政治を決定する側にいる特別職や議員の報酬の引き上げが一般公務員同様に行われていいのでしょうか。極めて不透明な期末手当の引き上げであります。
 
 本来なら田辺市長が特別職や議員の期末手当の値上げ理由について第三者機関である特別職報酬等審議会に諮問してしかるべき案件であります。諮問をせず市民に「見えない形」で議会提案をしている背景には、特別職の報酬等審議会条例第一条に「議会の議員の議員報酬の額、市長及び副市長の給料の額並びに政務活動費の額について審議する」と定められているからであります。
 
 議員だけでなく、特別職も含め透明な形で期末手当含め議会に提案されることが望ましいと言う点においては大方の方々が認めるところであります。実際、政令市の中で新潟市では昨年9月議会に特別職の報酬等審議会条例改正案が提案され全会派が一致して可決されています。内容は、第一条で「議会の議員報酬並びに期末手当の額並びに市長及び副市長の俸給及び期末手当の額、政務活動費の額について審議する」と定めた点であります。
 こうした状況を鑑みて是非とも議長から議会の総意として、市長に対して特別職の議員報酬等審議会条例の改正を提案していただきたく要望するものです。