まつや清の日記 マツキヨ通信

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7大新聞社「元旦社説」を読む!1面トップニュースは「ゴーン氏逃亡」もろ影響!

2020年01月01日 | 市政

各社説は「好み」から言うと「毎日」「朝日」「中日」「静岡」と続く。元旦1面トップ特集記事が「ゴーン氏逃亡(出匡)」に奪われたのは「毎日」「読売」。

問題意識を、リベラル・デモクラシー、ラジカル・デモクラシー、左派ポピュリズムの関係をどのように認識するか、という観点で読み込んだ。世界が「1920年代の初頭」に重なるこの時代に、デモクラシーとポピュリズムの位相をどう認識して、安倍政権を評価するか、足元の新清水庁舎住民運動をどう展開するか、この1年の大命題である。

因みに、月刊誌『世界』1月号の特集は「抵抗の民主主義」。「リベラル・デモクラシーをいかに維持するか」ヤシャ・モンク(ジョン・ホプキンス大学)に聞く、「批判なき時代の民主主義 なぜアンタゴニズムが問題なのか」山本圭(立命館大学)、「気候変動の時代における資本主義VS民主主義」斉藤幸平(大阪市立大学)。

『左派ポピュリズムのために』執筆のシャンタル・ムフの「「敵を」を悪魔すること超党派的コンセンサスの戦略は、道徳的な慰めになるだろうが、政治的には無力である」を引用する山本圭氏。「彼ら(左派ポピュリズム)は政治システムの正当なプレイヤーでなく、危険な存在であり、民主主義にネガティブなインパクトを与えています」とヤシャ・モンク氏。

※※
毎日新聞―「拓論!20 民主政治の再構築 あきらめない心が必要だ」。本来の1面特集は「日米で月面着陸 NASA長官が提案 「宇宙強国」中国をけん制」。

朝日新聞―「2020年代の世界 「人類普遍」手放さず」。1面トップはスクープ!「国会議員5人に現金 IR汚職 中国企業側が供述 検察、符合するメモ押収」。

中日新聞―「誰も置き去りにしない 年のはじめに考える」。1面トップは「リニア首長らアンケート 流域「延期やむなし」 沿線「27年開業期待」。

静岡新聞―「新しいとしに寄せて 考えたい「日本の未来」。1面トップはある意味でスクープ。「水利権目的外使用か 日軽金精錬せず売電 富士川水系国交省実態調査へ」。

読売新聞―「平和と繁栄をどう引き継ぐか 「変革」に挑む気概を失うまい」。本来の1面トップは「中国機器制限へ新法 5Gなどファーウエイ念頭 日本製優遇」。

日経新聞―「次世代に持続可能な国を引き継ごう」。1面トップは「さびつく成長の公式 競争・革新 新たな挑戦」。

産経新聞―「年のはじめに 政権長きゆえに尊からず」。1面トップは「日本は五輪で再生する なぜ 日本人は聖火を求めるのか」。