まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

2020第1回議会研修「欲望の資本主義(現代経済学)」松村龍夫氏の講演!レジュメにアダム・スミスと宇沢弘文氏の名前があるも、そこまでいかず時間切れ!残念!

2020年09月17日 | 市政

副題に「~人として 社会人として 親として いかに生きるべきか~」。33歳の斎藤幸平氏が『未来への大分岐』で資本主義批判の視点をうちだしているこの時期、どんな展開になるのか、わくわく気分。昼休みに、斎藤氏の第二弾『人新生の「資本論」』を買ったばかり。

松村氏は静岡市教育委員会委員でもあり、コロナ禍の学校の在り方が議論された教育委員会傍聴の際に「MMT理論」を紹介しながら持論を展開している姿が印象に残っていました。また、私も理事を務める日本語教育センターの理事でもあり、何回か議論を交わす機会がありましたが、松村氏の静岡学園高等学校・中学校校長の経歴について全く知らずにいました。

今日の講演で、静岡市の教育界における静岡学園が培ってきた歴史の新しい側面を知ることができてとても刺激を受けました。「友を持つより「異」前提とする仲間づくり」「文明は国境を超えるが、文化は国境を越えない、文化をはぐくむ静岡」。幼少にして父を亡くし、母を亡くし、祖父母を亡くし、天涯孤独の人生の中で静岡学園の牧野賢一氏との出会いは感動的でさえありました。

41歳で大蔵大臣になって官僚を前にして「無学な自分だが、様々な挑戦をしてほしい、責任はすべて自分が持つ」と発言した田中角栄が好きだ。新潟県人はこういう話に弱い!高校を退学する生徒への個人的財政支援をして卒業できた話やおばあちゃん子でおばあちゃんを「おばあさん」といわれたことに小型ナイフを投げつけ担任の先生にスリッパで殴られたが、泣きながら理由を話すと「悪かった」と自分を抱いてくれた先生が忘れられない、涙なしには聞けない話が次々に出てくる。教育の持つ力のすごさ!講演終了後に議長室で松村氏にご挨拶。繁田議長は、静岡学園の卒業生であった。