まつや清の日記 マツキヨ通信

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静岡県漁連への「福島原発海洋投棄反対声明」の要請アクション!なんと、既に10月15日、16日静岡県漁連として「海洋投棄反対」の申し入れを政府に行っていました!

2020年10月22日 | 市政

要望は、原発震災情報連絡センター、福島子ども支援基金、支援交流・虹っ子、浜岡原発を考える静岡ネットワーク(沖基幸さん)、原発なくす会の4団体1個人。

県漁連の指導部長の高瀬進さんが応対していただきましたが、農水省、経産省、環境省、復興庁に全漁連同様に県漁連としての「反対」要望を実施したとのことでした。今回の要望書については、コメント欄にアップします。

もともと静岡県水産局の技術職であったとのことで、「海洋投棄」だけでなく地球温暖化やリニア・大井川の水、サクラエビ・シラスの不良状況など大変詳しい解説には市民グループメンバー、驚き同時に勉強会講師に呼びたい、の声が続出しました。

終了後に県水産会館前で集合写真と県庁社会部記者クラブで記者会見、25日の全国海洋投棄反対キャンペーンの取り組み状況について公表しました。このアクションについては、昨日facebook上にてアップしました。

※要請文書
2020年10月22日
静岡県漁業協同組合連合会・薮田国之会長様

福島子ども支援基金(代表:松谷清)
虹っ子(代表:小笠原学)
原発なくす会(代表:林克)
浜岡原発を考える静岡ネットワーク・沖基幸 
原発震災情報連絡センター(代表:松谷清 中山均 佐藤和良)
    連絡先 静岡市葵区鷹匠3-3-1地球ハウス気付
     Tel 054-209-5676 fax 054-209-5675

『静岡県漁業協同組合連合会として、汚染水・海洋放出反対表明のお願い』


 私達は2011年東日本大震災、福島原発事故から10年目を迎えようとしている今日、依然として原発事故は終焉していない状況に心を痛めている市民・自治体議員グループです。現在福島では、汚染水の海洋放出が大きな問題となっています。経産省の汚染水・海洋放出を最有力との提案に対し、現在福島県内59自治体中41の自治体は「反対又は慎重な判断」を求め、全国漁業協同組合と福島県漁業協同組合は「海洋放出は絶対反対」と要望しながらも、政府は今月末にも汚染水・海洋放出の決定を下す方針です。
 私達市民にとって食の安心・安全は最も重要視するところであり、福島県漁業の復興にとって魚の安心・安全は不可欠な物です。海は全国・世界と繋がっており、汚染水の海洋放出は、決して福島だけの問題ではありません。汚染水の海洋放出が実施されれば、海の汚染と風評被害を避ける事は出来ません。汚染水の海洋放出は、福島と全国の漁業にとって致命的なダメージを負いかねません。
 政府は福島原発敷地内にタンクを設置するスペースが無い事を理由に上げています。私たちと連携する原子力市民委員会(座長:大島堅一)は、福島原発敷地内には十分な土地があり大型タンク等の設置も可能で「モルタル固化による処分」も含め陸上での長期にわたる管理・処分ができる、さらに現在の廃炉ロードマップ自体の根本的見直しを求める声明を発表しています(2020年10月20日)。
多くの福島県民と全国の市民は、食の安心・安全を望み、汚染水の海洋放出に反対しています。私達静岡県民にとっても豊かな駿河湾の魚は、かけがえのないものです。静岡県漁業協同組合連合会におかれましても、汚染水の海洋放出反対の意思表明をしていただけますよう、要請をする次第です。
尚、10月27日に閣議決定との報道もありますのでどのような結論に至ったかについてご連絡いただけるとありがたいです。