マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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風の彩り・奈良写真展

2009年05月08日 07時29分48秒 | しゃしん
前田ケイジ氏の風の彩り・奈良写真展が奈良市美術館で開かれた。

写真クラブとの合同写真展に案内状が届いたので久しぶりに氏の作品を拝見させていただくことにした。

受付に置かれてあった写真ペーパー。

案内状にもあるライトアップされた大きな桜樹。

桜の前の田園にもそれが映っている。

暗闇のなかに浮かぶ桜。

いったいどのような桜なのか気になっていたので、受付者に尋ねてみれば自分の車のライトを当てて撮った人の作品だといいます。

ふーん、そうなの。

人工的なライトもないし、ありえない風景だと思っていたら案の定だった。

ありえない自然を表した作品はとても気になる。

渓流の岩。

塔石の水たまり。

そこに美しい花がきちんと上に向いている。

他の写真展でも見かける作品。

ツバキの花が地面に落ちた姿がぜんぶ上を向いている。

ありえない自然の状態だ。

そこまでして撮るか。

ここの写真もそうなのかなと考えながら写真クラブの作品を見て回った。

そして前田氏の作品へ。

新緑の緑、幽谷の深淵、神々しい山焼け、風に戯れる草花など美しい奈良の風景がずらり。

じーっと構えて撮ったものは少なく、通りがけに窓越しから発見した風景だといいます。

構図はその風景を一番素敵だと氏が感じたままで単眼レンズ描写が殆どだと。

数十分で一瞬を切り取る写真家。

一日を待つだけの時間にはしたくないといいます。

車窓から見つける風景は常にイマジネーションしているたまものなのであろう。

ノートが置かれてあったので読んでいたら、感想でもいいですから記念に書いてくださいと頼まれた。

思いつくまま列挙して書いてみた。

なので、前後の文脈とはなんら関係はありませんのであしからず。

「自然との共生 今を切り取る 不自然な光景の違和感 生活文化とともに変化する風景 将来に引き継ぐ」

(H21. 3.21 SB912SH撮影)