マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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地域行事の解説-まだある郡山の年中行事-地蔵盆を中心に(地蔵尊は動く)-

2019年11月15日 09時53分46秒 | 民俗を語る
地元自治会から頼まれて講演をする。

大和郡山市の伝統行事を紹介する講演は今回で5回目。

テーマは「まだまだある大和郡山の年中行事 ~ 地蔵盆を中心に ~ 」である。

1回目は平成23年5月の「正月行事から春祭り」。

2回目の24年は「夏祭り」。

25年の3回目は「秋祭りから年末まで」。

大和郡山の年中行事を紹介する4回目は平成26年10月の「元藩医家の年中行事」だった。

翌年の27年7月に病いに伏して大手術。

そして長期間に亘ったリハビリ運動。

まる3年間も経ってようやく自治会の要請に応えられる身体になってきた。

大和郡山の年中行事は私の知る範囲内だけでも455行事。

取材した数は320行事。

まだまだあるけど、どう纏めてお伝えすればいいのか、実に悩ましい。

悩みに悩んで決めたテーマは地元にある地蔵盆の様相である。

特に紹介したい地蔵盆は主水山自治会が所有する地蔵尊である。

奈良県立病院が移転する工事に伴って構築された病院への進入口にあたる道路である。

奈良/石木-大和郡山/城線道路の拡幅工事である。

その工事期間中はお隠れになっていた地蔵尊が新しくなった地蔵堂に戻られる。

大和郡山市内の重要な道路の拡幅工事はもう1カ所ある。

城廻り線である。

近鉄奈良線の踏切の地下を潜る道路になる。

こちらにある木屋ノ口地蔵尊も移転の対象。

工事が完了すればまた元の地辺りに戻るだろう。

もう1点の地蔵さんは移動する地域を紹介するなど町内付近の地蔵さんの祭りを中心とした民俗解説は地域の講の営みも。

お釈迦さんの涅槃から誕生仏の祭りから転じて初宮参りの紐銭の習俗に。

まず、紹介されることのない燈明の当番から芋名月に番条町のお大師さん。

そして地域を守る火の用心で締めくくった。

いきいきサロンの会、高友会の他、地区の人たちも来てくださって30人も。

これだけの行事が、今でも続けておられることを知って、とっても良かったという。

その言葉はありがたく受け賜わりこれからも精進したく存じます。

(H30. 5.18 SB932SH撮影)
(H30. 6. 4 記)