小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市浜町、細い路地が入り組んだ誓願寺の裏手に古くはないが小さなお堂が建っている。参道の入り口には足柄観音十九番札所の石柱。だいぶ前から知っていたが、最近、散策の途中で本町の無量寺の門前にも足柄観音札所の石柱を見付け足柄観音なるものに興味を持つようになった。これは小田原市浜町の誓願寺裏の足柄観音十九番札所。細い路地を入ったところだが参道前には魚屋もある。そもそも日本には江戸時代より前から観音巡礼の信仰があり、西国三十三観音・坂東三十三観音・秩父三十四観音の計100ヶ所の観音霊場が有名で、各地の霊場を巡礼した記念の石塔も多くみられる。足柄観音十九番札所があるので恐らく、足柄観音には三十三か三十四ヶ所の札所があるに違いない。家に帰りネットで調べたらあっさりと足柄観音の所在地が判明。小八幡の三寶寺のホームページに一番から三十四番札所までの記載があった。しかしながら足柄観音の由緒についての記載は無い。いつごろどのように足柄観音が出来たのだろうかとネットで探したが手がかりが得られず、再び三寶寺ホームページの足柄観音の所在地を見ていたところ、二十三番札所は城山の城源寺との記載があった。城源寺の住職は以前から交流があるので足柄観音について何かしらの話が聞けそうだ。次の休みにも城源寺に行ってみることにしよう。

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新しい店よりは歴史ある佇まいの店のほうが好きで、ついついそのような店を選んで食べに行くことが多い。路地の奥にあるトタン屋根に控えめな暖簾が出ているような料理店なんかはたまらなく好きだ。あともう一つ、川沿いのお店にも心惹かれる。そんなロケーションにぴったりくるお店が早川小学校の近くにある味よしだ。早川の右岸側、新幹線のガードの近くに味よしはある。入り口には紺に白抜きの控えめな暖簾に赤い提灯。陶器の狸がちょこんと置かれている。メニューはかなり多く、麺類と丼物に定食類など50種類近くはありそうだ。中華メニューが多いがここのフライはカラっと揚がっていて、特にメンチカツが美味しい。味よしは料理の味とともに店内のレトロな雰囲気が好きで通っている。昭和のままのような小上がりも堪らない。お腹が空いていたのでラーメンチャーハン1000円を頼んだ。ラーメンもチャーハンもどちらも1人前近い量で満腹になるセット。上手く説明できないが、どの料理も10年前、20年前からこの味だったんだろうなと思わせる安定した美味しさ。月曜日定休。この先も長く続いてほしいお店である。

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