室蘭八幡宮は、白い鳥居が印象的な市内を代表する神社です。境内の一角で一年の門出を祝う恒例の
祭典「どんどん焼き」が行われました。正月飾りを燃やす炎が、境内に薄っすらと積もった雪を解かすように、
新春の空に舞い上がりました。
今朝は厳しく冷え込む。手水舎に添えられた、柄杓や手水鉢の淵にも氷が張り付きました。凍てつく寒さ
の中、竜神様の口から流れ出る水が一層清浄さを増して見えます。
風格のある社殿は、道内ではめずらしい流造(ながれづくり)、屋根は曲線を多用した神社建築様式です。
さらに、雪が銅板葺き屋根に積もると緑青と雪の白さとのコントラストが際立ちます。
室蘭八幡神社は50メートルほどの小高い丘の上から、中心市街地や港を見下ろすように鎮座しています。