清運寺だより

ようこそいらっしゃいました。甲府市にある日蓮宗寺院の住職のブログです。日々の出来事、感想、行事などをご紹介します。

ガラスの仮面はいつ終わるのか?

2009-01-31 22:35:36 | Weblog

今年になって、美内すずえ著のマンガ「ガラスの仮面」の第43巻が発売されました。

その前の42巻が発売されたのは2004年12月とのことなので、おおよそ4年ぶりの新刊です。

連載紙での掲載はどうなっているのかは知りませんが、恐ろしくペースの遅い展開です。

 単行本の帯に書かれている、蜷川幸雄氏のメッセージではないですが、本当にいつまでも待たせないでという感じです。

読者の中には自分が生きているうちに完結してほしいという人もいるそうです。

このマンガが始まったのはもう何十年も前のことですから、その当時の読者も相当年をとってしまっていることでしょう。

 作風も昔のまま、いかにも古臭い感じで、いまどき若い世代に受け入れられるのかなあと思いますが、ストーリーの面白さは万人受けしているようです。

そのすぽ根的なストーリーは男性にも受け、ファンも多いとのこと。

私が注目しているのは作品のなかでの劇中劇です。

どれも、実際に舞台で観てみたいと思える作品ばかりです。

その中でも、現在作品中で取り上げられている「紅天女」という作品はもうすでに新作能として上演されたようです。

 帯にコメントを載せた蜷川幸雄氏も、もしかしたらこの「紅天女」を演出してみたいとひそかに思っているのではと思えてなりません。

いままで、シェークスピアの演出では舞台の上に巨大な雛壇、仏壇など日本的なものを取り入れて、世間の度肝を抜いてきた人ですから、もし、彼がこの作品を演出したらどんな舞台になるのか、想像するだけでわくわくします。

ぜひ蜷川演出の「紅天女」を見てみたいですね。

 ともあれ、ガラスの仮面もクライマックスに近づいているようなので、とりあえずは早く完結してもらいたいです。

途中半端で結末が分からない推理小説を読んでいるようで落ち着きません。

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日蓮宗のお経はわかりやすい?

2009-01-29 21:08:39 | 

時々、法事の後のお斎の時に出席された方から「日蓮宗のお経はわかりやすいね」といわれることがあります。

他宗と比べてなのか、単に読んでいる言葉の意味がわかるからなのかはわかりませんが。

 日蓮宗のお経は漢文で書かれた経文を真読または訓読で読みます。

真読の場合は漢字を漢音・呉音で読み、訓読の場合は書き下し文として読んでいきます。

たとえば、日蓮宗のお経「妙法蓮華経」の中の如来寿量品第十六の自我偈の冒頭はこんな風に読みます。

文字では「自我得佛来 所経諸劫数 無量百千萬 億載阿僧祇」。

真読では「じーがーとくぶつらい しょうきょうしょーこっしゅ むーりょうひゃくせんまん おくさいあーそーぎー」。

訓読では「わーれーほとけーをーえてよーりーこのかーたー へたるーところーのーもろもろのーこっしゅー むーりょうひゃくせんまんおくさいあーそーぎなりー」となります。

日常的に漢字は漢音または呉音で発音することが多いですから、真読で聞いてもわかりますし、訓読にすればさらにわかりやすくなるのでしょう。

 確かに、私も以前、他宗の葬儀の際に経文を漢音でも呉音でもない音で読まれて何を言っているのかさっぱり分からなかった覚えがあります。

 法要で、何を言っているのかわからない、何を行っているのかもわからないではありがたみも湧かないし、じっと座っていること自体が苦痛に感じられるのかもしれません。

 日蓮宗のお経がわかりやすいといった方も、意味がわかったからこそ、親近感もわき、参加した充実感も得られたのでしょう。

 法要を行っている導師と参加した方々がともに充実感を得られることこそ、法悦といえるのかもしれません。

 

 

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亀屋万年堂のナボナ。

2009-01-28 20:41:00 | 納骨堂

お菓子にも流行があり、特に贈答用のものはそれが顕著に現れるようです。

昔々、一世を風靡したお菓子に「銘菓ひよこ」(ひよこの形をした饅頭、中の餡は黄身餡)、「ヨックモック」(缶入りのチョコレートをはさんだクッキー)、「風月堂」のゴーフル、山梨でいえば桔梗屋信玄餅など、いろいろありますが、亀屋万年堂のナボナもその一つです。

昭和40年代の亀屋万年堂のCMで当時巨人軍の選手だった王貞治さんの「ナボナはお菓子のホームラン王だ。森の詩もよろしく」というのがありましたが、今では懐かしいお菓子です。

 そのナボナに久し振りに再会しました。

以前に比べて甘みも抑えめで軽い味になってはいますが、やっぱり昔懐かしいナボナの味です。

新製品でしょうか、見慣れない「咲々びすきゅい」なるものもあります。

伝統は一日にして成らず、一過性の流行にならず、ロングセラーとなるためには、絶え間ない努力があるのでしょう。

どの世界でも同じなのですね。日々是精進です。

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バラの剪定。

2009-01-27 23:11:50 | Weblog

つるバラではなかったマリアカラスと名前はわかりませんが以前いただいた黄色い木立性のバラの剪定を行いました。

マリアカラスは、昨年1メートル以上も丈が伸びたので、今年伸びる分を考えて、バッサリ短く切ってしまいました。

 黄色いバラは、よく見ると太くなっていた枝にほとんど芽がないので、これも思い切って根本から切ってしまいました。

バラ栽培の本では太い枝を残すと書いてあることが多いのですが、芽がないのではいい花が咲かないのではないかと思ったのです。

これが正しいかどうかはわかりませんが、とりあえず今年はこれで様子を見てみます。

 一応、剪定は終わりましたが、もう少し短くした方がいいような気もするので、様子を見ながら考えます。

あと少しで、1月も終わり。

2月になったら、ボタンの木に寒肥を施したり、畑の冬野菜を片付けて春の準備をしたり、また、蓮の植え替えのための土作りなど園芸作業が目白押しです。

<短く切ったマリアカラス。>         <黄色いバラも枝を整理して短くカット。枝の間にある針金は枝と枝の間隔をあけるための矯正用です。>

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もしかして見間違い。

2009-01-26 21:45:48 | Weblog

昨年春に購入したバラの苗木、つる性ブルームーン、つる性のマリアカラス、ピエールドロンサール。

 このうち、ブルームーンは枯らしてしまい、後の2本は先月植え替えをして、今月中には最終的な剪定をするつもりでした。

どんな感じにするか、枝を眺めていて、ふと、ネームタグを見ると、「HT マリアカラス」の文字が。

え、たしかマリアカラスはつる性のタイプを購入したつもりだったのに。

もしかして、見間違い、それとも購入するときに間違えて買ったのでしょうか。

もう一度見直して見ても、やっぱりHTの文字が、やはり購入するときに間違えていたようです。

だとすると、今の仕立て方(つる性用の仕立て)ではまずいので、もう一度植え替えと仕立て直しをしなければなりません。

どうして今まで気がつかなかったのか、不思議です。

最近この手のトホホな出来事が多くて困ります。

単に年のせいと片付けてしまっていいのか、それとも・・・・。

 <HT(ハイブリットティーという木立性のバラ)の表示を発見。> <せっかく仕立てたのに・・・>

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雲ひとつない富士山。

2009-01-25 17:06:31 | Weblog

今日は風もなく、天気もよく、1月にしては過ごしやすい1日でした。

そして、日曜日の大安。

当寺でも法事がありましたが、皆さん口ぐちに「今日は風もなくて、お天気でよかった」とおっしゃいます。

冬の法事はただでさえ寒いですから、雨や雪がふったり、風があったりすると大変です。

風が吹くと、墓地でなかなか線香の火が付きませんし、雨や雪だと足もとが悪くお参り自体が大変です。

 なかなか、この時期これほど天気に恵まれる法事も少ないものです。

空も昨日とは打って変わって、雲ひとつない晴天です。

富士山もいつもより大きく感じられます。

 今日の檀家さんの墓地はつつじが咲き霊園でしたが、私たちのほかに法事の後の墓参と思われる黒服の集団が何組も見受けられます。

 年末、年始はもちろん、1月も15日ぐらいまでは何かと忙しいですから、今頃が法事が多くなる時期なのでしょう。

 今日はまさに法事日和の一日でした。

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標語の投票、選ばなくてよかったの巻。

2009-01-24 17:56:30 | 標語

<今朝の富士山。雲が山肌にかかっています。雲の形は刻々と変わっていきます。>

 先日提出した教箋カレンダー用の標語(各編集委員から提出された42作品)が送られてきました。

各編集委員はこの42作品から6点を選んで投票します。

そして、その投票結果を集計したのち、編集会議で教箋カレンダーを決定します。

送られてきた標語を見てびっくり、私も使おうと思っていた御遺文の一節「蔵の財より 身の財すぐれたり 身の財より 心の財第一なり」を題材にした作品が2点もありました。

NHKの大河ドラマ「天地人」のセリフで使われていたので、やめにしたのですが、正解でした。

やはり御遺文の中でも有名な言葉ですから、引用される確率が高いんですね。

題材がダブってはいけないということはないのですが、人と同じはオリジナリティーにかけるようであんまりおもしろくありません。

ですから、超有名どころははずして作るように心掛けています。

さあ、この42点から何を選びましょうか。

そして、最終的にはどの作品が教箋カレンダーの標語として採用されるのでしょうか。

それは、あとのお楽しみです。

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ぶどうジャム作りました。

2009-01-24 09:06:10 | Weblog

先日、スチューベンという青森産のブドウをいただきました。

今の時期にブドウとは何か特別な処理をしているのでしょうか。

実は濃い紫色の小粒で、種もあり、甘味と酸味が効いています。

ちょっと癖のある香りで、珍しいブドウです。

生食では食べきれないので、ブドウジャムを作ってみました。

まず、皮と実を分けて、実から種を取り去ります。

種をとった実と皮をミキサーにかけて、細かくします。

そのまま、煮てもよいのですが、このほうが皮が早くやわらかくなるのです。

また、皮は捨てて、実の部分だけをジャムにしてもよいのですが、皮の裏側の部分は旨さが凝縮しているところですし、ポリフェノールもたっぷり含まれていますから、捨ててはもったいないですね。

そして、細かく攪拌したものを鍋に入れて、煮詰めていきます。

途中、煮立ったらあくをとるのですが、うっかりすると、上に浮いてきた果肉や皮をすくってしまうことがあるので、取れなかったらそのまま煮込んでもよいのではないでしょうか。

煮詰まってきたら、焦げやすくなるので、つきっきりでかき回し、発色をよくするためにレモン果汁を少し加えます。

もちろん、火は弱火です。

かき回していて、ふと思い出しましたが、北海道の花畑牧場の生キャラメル作りもひたすら焦げないようにかき回していましたね。

そして、全体がトロっとしてきたら、完成です。

皮も実も無駄なくいただける自家製ジャムの出来上がります。

                  <ミキサーで攪拌したものを煮詰めていきます。>

<このくらいトロっとしたら出来上がりです。>

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バラの消毒。

2009-01-23 22:47:23 | Weblog

今日の甲府は、3月上旬の暖かさだったらしいですね。

このように暖かい日が続くと、バラの芽が動き出してしまいます。

現に、ミニバラは少し葉も見受けられます。

そこで、2月に行う予定だった消毒を早めに行うことにしました。

使うのは石灰硫黄合剤です。

害虫や病気の予防剤として、冬に散布する代表的な薬です。

以前、貝殻虫が付いた梅の木に塗って害虫駆除に成功したことがあります。

今回はまだ若い木ですから、薬剤の量も加減してみます。

木の本数も少ないので、薬剤を刷毛で枝に塗り付けます。

しかし、問題は石灰硫黄合剤の希釈率です。

冬、芽が動き出していないバラに対する希釈率が薬剤のボトルに書いてありませんので、とりあえず100倍希釈で使ってみることにしました。

去年買ったバラの木は害虫、病気ともほとんどありませんでしたが、以前からある、木立性のバラやミニバラうどんこ病にかかってしまったのでその予防が第一の目的です。

大寒が過ぎたと思ったら、もう春に向けての作業が始まります。

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猫の煙突シッポ。

2009-01-22 18:24:55 | Weblog

昨夜、ギャーという声がして、外に出てみると、境内でミミオがよその猫と喧嘩をしていました。

走ってそばまで行くと、ミミオくんがあわてて家の中に逃げ込んでいきました。

相手の猫は人間の姿を見て逃げていきましたが、後ろ姿からすると最近この辺で幅をきかせている、「グレーのぽんぽりしっぽ」のようです。

 ミミオくんはめっぽう喧嘩が弱く、たいてい負けてしまいます。

 以前は声を出さずに逃げるので、噛まれて怪我をしていたのですが、最近は少し学習したようで、大声を出して相手をけん制し、人間の助けを待つという戦法に変えたようです。

人間が気がつかなくても、犬が気がついて知らせてくれますから、それなりに効果があるようです。

このところ、近所の猫たちはサカリがついているようで、大声を出したり、活発に動き回っています。

うちの猫たちは去勢しているので、本当は関係ないのですが、どうも巻き込まれてしまうようです。

 家に戻ってきたミミオくんのしっぽが膨らんで、見事な煙突シッポになっていました。

 急いでシャッターを切ったのですが、みるみる普通のシッポに戻っていきます。

<あー怖かった。>

<もっと膨らんでいたのですが、だいぶ元に戻ってしまいました。>

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