黒猫のクマちゃん、たぶん今日か明日あたりが一歳の誕生日です。
野良猫出身なのに、誕生日も父母も分かる子です。
というのも、クマちゃんのお母さんをお腹が大きい時から見かけていていて、去年の今ごろ急にお腹が小さくなったのを発見したからなんです。
なんとか親子共々保護して貰い手を見つけてあげようとしたのですが、捕まえられたのは、お母さんと3匹いた子猫のうちクマちゃんともう一匹だけ。最後に残った仔猫は捕まらず、6か月を過ぎたあたりにどこかへ行ってしまいました。
お母さん猫もクマちゃんの兄弟も今ではよそのお宅に貰われて幸せに暮らしています。
もちろんクマちゃんも。
保護した時は目の感染症がひどく、体も弱っていたのでもしかしたら助からないかもしれないと獣医さんに言われていましたが。
今ではちょっと太り気味で、1歳にしてスコ座りができるようになってしまいました。
保護した母猫もそうですが、野良猫といっても野生の猫ではなく誰かが飼っていた猫やその猫たちが出産して増えた子たちです。
猫を飼う方はむやみに増やしたりせず、最後まで責任をもって飼ってほしいものです。
地区ごとに設置されている防災無線、いつもは夕方に流れる音楽や行方不明者の連絡が主で、火事のときにはサイレンがなる大事なアイテムです。
その防災無線ではこのところ、毎晩明日の計画停電の予定が放送されています。
しかし、気になるのはその放送のこと。
場所によって聞こえやすいところと聞こえにくいところがあるようです。
先日も外出中に外で放送があった時、声は微かに聞こえるのですが、何を言っているのか全く分からなかったこともありました。
家のそばの防災無線は屋外ではよく聞こえるのですが、屋内だと聞こえにくいことがあります。耳を澄ませば聞こえるのですが、特に年寄りには聞こえにくいことが多いようです。
実際家の母もよく聞こえないと言っています。
放送はよく聞こえるようにゆっくりと間を開けてしゃべっているのですが、それでも放送する人のかつぜつや声の高さ、声のボリューム等により聞き取りやすさが変わります。
たぶん放送する方はアナウンサーやナレーターのようなしゃべりのプロではなく、役所の方でしょうから無理もないことかもしれません。
しかし、本当に重要なしかも急を要するときに聞きとれないのは不安が残ります。
特にこのあたりは一人暮らしのお年寄りも多く、防災無線が命綱という人もいるでしょうから。
もう少し聞き取りやすいように改善してもらえるとありがたいですね。
お彼岸でたくさんの方々がお参りに来られました。
やはり、皆さんの関心事は地震のこと。
墓地は大丈夫だったかと心配される方もあれば、山梨の自宅の被害の様子、棚の本が散乱したとか、家の壁にひびが入ったという話や、気仙沼にいる親族は無事だったとか、茨木の親族が大変とか、東北に散らばっている教え子の消息が不明とか様々な被害の情報が寄せられました。
また、東京ではまだ食料品が品薄で手にはいらないという話も。
地元の話では、湯村や石和といった温泉地の旅館のキャンセルが相次ぎ、、旅館もバス・タクシーなどもかなり影響が出ているが、そのキャンセルになった旅館などに被災者の方々が結構いらっしゃっているという話も。
県外からの観光だけでなく、山梨県内から出発する団体旅行なども結構中止になっているとか。
また、これからの影響として被災地の建設が優先されるので、建設資材が手に入りにくくなるのではという予測の話や、計画停電が続くと電力を使う工事などは停電に備えて自家発電の機材も準備して行わなければならないので大変だという切実な話も。
そして、懸念されている東海大地震の心配をされる方も多かったですね。
あくまでもその方個人の見解もまじえての話ですからすべて正確とは限りませんが、テレビ等で紹介される情報とはまた違った側面が見えてくるようです。
しかし、太平洋戦争中の甲府空襲を経験した方々からはこんな意見も。
山梨県内でも買占めや流通の滞りにより買回り品の品薄状態に陥ったことに対して、「品物がないって言ってもここに届いていないだけで物はあるんだよね。戦争中は本当に何処にも何もなかったんだから。それに比べればどおってことないよ」だそうです。
さすが、あの甲府空襲を体験された方々は肝が据わっています。
物がある生活しか経験していない者にとっては実に頼もしく感じられる言葉です。
乾電池一個手に入らないくらいでおろおろしていてはいけませんね。
実際東北の方々の中には、まさに今何もない状態に直面している方が大勢いらっしゃるのですから。
昨夜家族の知人で南アルプス市に住む方から、計画停電が実施されたが、懐中電灯の電池がないので貸してほしいという連絡が入りました。
何処も電池が売り切れで買えなかったのだそうです。
懐中電灯とろうそくを用意して待っていましたが、よく聞くと今夜の分は間にあったのだけれど、次の夜停電の時の分がないということだったようです。
夜の停電に懐中電灯の電池がないというのは困りますよね。
そんな会話があった後、そろそろ寝ようかと思っていた矢先、10時半過ぎにドンという音とともに地震が起きました。震源地は静岡東部直下型の地震です。
揺れている時間は短かったけれど、急な衝撃に猫も逃げ惑っていました。甲府の震度は4だったそうですが、近所でも外に飛びたした人も多かったようです。
東海地震と関係はないそうですが、不気味です。
特に大きな被害もなかったようですが、おそらく皆の頭にはまたおなじような直下型地震が起こるのではないかという不安があるのではないでしょうか。
昨日までは山梨でも、東北の被災者の方々を受け入れて避難所を提供し、気に入ったら山梨に定住していただくという方法もあるのではないかと思っていましたが、この状態ではちょっと難しいかもしれませんね。
太平洋戦争の時に東京から疎開してきた人たちがまた、甲府空襲で再疎開を余儀なくされたという話を思い出します。
いよいよ輪番停電が始まるということで、懐中電灯の電池を買いに行くと・・・・
何処にもない、それどころかトイレットペーパー、ティッシュペーパー、ペットボトルの水、カップラーメン、パン・・・・いろいろなものが店の棚から消えていた。
やはり停電やこれから起こるかも知れない物資不足に備えて買いだめが増えたせいなのだろう。
さすがに昔のオイルショックの時のように不当に価格がつりあがるということはなかったが、それでも中には必要以上に買占めをする人の姿もあった。
オイルショックの経験がいかされてないな…と見るとオイルショック以降に生まれた若い人だった。
それぞれが必要な分だけの購入にとどめれば、こんなに品切れになることもないのに。
甲府だけの現象かと思っていたら、東京や静岡、埼玉の知人も同様にスーパーから商品がなくなっていたと言ってました。
風評に惑わされずに、まず落ち着くことが大切ですね。
それにしても、パンを買いだめしてどうするんだろう?
また、今日行った病院では節電のためだろうけれど、いきなり外来待合いの電気が消えたり、停電対策で右往左往していた。
結局停電にはならなかったが、本当に停電になったらどうするんだろう。
自家発電に移行するにはその前にシステムを停止させて切り替えないといけないなんていう話もしていたけれど。
少なくともしばらくは混乱状態が続くんでしょうね。
様々な援助が被災地域に向けられるよう、それ以外の地域は混乱せず迷惑をかけないように心がけたいものです。