山梨県立考古博物館作成のバレンタイン用?の三角縁神獣鏡と方格規矩鏡をかたどったチョコレートを入手しました。博物館ではこのチョコレートを手作りする体験もあったそうです。考古学に興味のある方にはたまらない企画かもしれません。
バレンタインデーにプレゼントする場合、相手が考古学に全く興味がない場合は受けないかもしれませんけれど。
方格規矩鏡チョコレート
中央のちゅうの周りに方格がめぐりその外側にT、L、V字型の文様がある。漢代の遊び道具といわれる「六博盤(ろっぷばん)」模様に由来するといわれ、四神は玄武、朱雀、青龍、白虎の四方(北、南、東、西)の守護神です。T、L、Vで区画された中に十二支が配され、方格の周囲には四神・心中・神仙が配されています。<梨県立考古博物館より>
三角縁神獣鏡 (盤龍鏡 ばんりゅうきょう) 抹茶付
「盤龍鏡」と呼ばれる鏡は、古墳時代と奈良時代にあり、「盤龍」とは「わだかまっている龍」「体をうねらせている龍」のことです。古墳時代の盤龍鏡は、後漢の時代に中国で製作され、龍の文様を内区に施したもので、表現と配置の組み合わせからいくつかの種類に分けられます。内区を中心に龍が四体あるものを「四頭式盤龍鏡」、二体あるものを「二頭式盤龍鏡」と呼ばれ、その後さらに細かく単獣式、両頭式、三頭式、四頭式に分けられるようになりました。なお、龍ではなく虎のものもあり、龍と虎、虎と虎の組み合わせもなり。龍か虎かあきらかでないものもあります。龍と虎を配したものは特に「龍虎鏡(りゅうこきょう)」ともよばれています。笛吹市亀甲塚古墳出土の盤龍鏡は、龍と虎を配した「両頭式盤龍鏡(龍虎鏡)」です。 <山梨県立考古博物館より>
どちらも1枚千円だそうです。
お味はどうか、食べてのお楽しみです。
型の流し込んで作るという発想を生かせば、シリコンの型を作って埴輪でも火炎土器でもできそうですね。次の企画に期待したいものです。
今月の標語は「手を合わせ 頭を下げる姿こそ 人の真心の うつし鏡」です。
本当にありがとう、感謝します、敬いたい、あやかりたい、そう感じた時に思わず手を合わせて頭を下げてしまうときがある。
言葉だけではなく自然に体が反応してしまう、その行為にその人の真の姿があらわれてしまうのだろう。
本当に心から出た言葉、行為なのかは意外と他人から見ると見分けが付いてしまうことがある。どんなにつくろっても他人の目にはうつし鏡に映った本当の姿がみえてしまうからだろうか。
だとすれば、つくろうことなくいつでも真の姿を見せられるよう心がけたいものである。