フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

エデンの東

2006-11-03 09:15:00 | Weblog
秋とはいえ暖かくて気持の良い昼下がり少し横になってまどろんでいました。空は青く高く時折微風が吹いてきます。少したったかなと思ったとき意識が戻りかけてたのかなぁ。何だか気持の良い音楽が聞こえてきて、それが耳ではなく、心に入ってしまって心がフワァーッと浮き上がって曲に乗ってあの世にまで行きそうになりました。誰にでもこんな経験あるんだろうか。その曲は近くの小学校から聞こえてくるリコーダーの演奏で「エデンの東」でした。とっても耳に気持ちよく魂を鷲づかみにしてサット持って行ってしまわれそうな気がしました。実際、幽体分離のように魂はエデンの東に向けて出かけようとしていました。あっ、死ぬと一瞬思いました。死ぬってこういう事なんだろうなとも思いました。幸い覚醒して事なきを得たのですが、その時初めて「エデンの東」の凄さというか、エリアカザンの意図というかキャルの心の孤独が理解できたような気がします。ジェイムスディーンも死の瞬間この曲が頭に鳴っていたんじゃないだろうかと思うフェンネル氏でした。
コメント
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