フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

鉛筆画

2017-02-28 08:17:59 | Weblog

鉛筆1本で描ける絵、というのを見た。写実画みたいだけど微妙にちがうのかな。鉛筆1本というけれどその先生20本位の濃さの違う鉛筆を持っていたから笑っちまう。描いているのはマリリンモンローとかクリントイーストウッドとか映画スターが多い。誰が見ても生き写しのように見える。これはこれで大変な技術なんだろうと制作過程をみるとなんか絵ではない感じがする。昔々、僕らの時代には街角で似顔絵描いてるおじさんが「誰でも似顔絵がそっくりに描ける道具」みたいなのを売っていてそれを操って描いていたんだ。三角定規にコンパスをくっつけたような道具でさ。鉛筆画ってデッサンとも違うしグリザイユ画とも違う。まるでこの道具を使って描く延長のようなものなのかな。でも楽しいものであることは確か。描いてるオンちゃんの顔が楽しそうだもの。誰でもできる鉛筆画というのがあってそれを見ると描き方のテクは基点となるものをまず描くということだった。デッサンなら全体を捉えてから描くんだけど鉛筆画は1点集中主義というのかな顔なら左目からとかそんな描き方だった。やってみると意外と簡単今度この手法とりいれよう。屋外で鉛筆1本で仕上がりの絵が描けたらそれはそれで楽しいじゃないか。ひょっとしたら老人向きかな。

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明日を

2017-02-27 07:40:43 | Weblog

1582年3月に武田勝頼を滅ぼした織田信長がその3ヶ月後の6月に本能寺で討たれた。信長は予想だにしていなかった。この間からこのことが頭の隅に引っかかっている。桶狭間で今川義元を討った信長ならなおさらのこと自分の運命が絶頂の時に終わるってことを納得できなかっただろう。上手く伝えることができないからモヤモヤとした気分なんだけど信長の3ヶ月の思いを知りたかっただけのことだ。人生一寸先は闇って言うけれど信長は明日の夢と計画を思い描いていただろう。完全兵農分離、都市型経済、中央集権、政教分離、天皇制の廃止、能力主義、新兵器の開発、医療保険制、憲法制定、貨幣経済等々日本の根本を変える政治体制の確立をして、いわるゆ明治政府が戦国末期に出現したかのような騒ぎになるはずであった。そこに立ちはだかる保守勢力に信長は討たれて消える訳だが何のために明日を思い煩っていたのでしょうね。一寸先は闇と分かっていながら明日を思い煩うのはオレも同じですけどね。オレの場合は「きみまろ」じゃないけど頂上に登ってないのに下り坂ですからね。がんばれ中高年!ですからね。四月の展覧会の為に絵を描く明日ではあります。

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大失敗

2017-02-26 08:01:45 | Weblog

今年は、四月四日から九日まで恒例の展覧会が決まっているので絵画教室ではみんな作品の選択やらタイトルのつけ方やらで熱気にあふれている。普段は大、中作品が一人二点と決められているけれど今回は特別に3点出せと言われて概ね3点を選んでいた。ところが、ここにきて出来のいい絵が出来たもんだから悩んでその絵を教室の持って行くとこれがいいから出品してと言われてまぁもう一つは横浜にでも出すかと承諾した。そこまではよかったんだけど。フィキサチーフかけてないからというとこれ使いと出してくれた。そこまではよかったんだけど「額がねぇ」と言い出して「こっちの額に変え」と言われて額を変えることに。その額のアクリル板が汚れていたのでマジックリンガラスクリーナーで汚れを取る。しゅっシュって。きれいになったところでマジックリンを置いたらよかった。持ったまま全く気付かずフィキサチーフと思って絵にマジックリンをかけてしまった。大失敗。人の絵でなくてよかった。全くのボケで「なんでこのフィキサチーフ泡が出るんだろう?」と思ってた。ワオーと泡だらけの絵を振って泡を落として様子を見た。この作品は、はじめて油絵の手法を使って重ね塗りして背景を仕上げメインはモデリングで盛り上げていたから普段の淡彩と違ってマジックリンで溶け出すこともなく耐えてくれたのが不幸中の幸い。ただ、6Bの鉛筆で端に描いたサインだけが滲んでいた。乾いてからあらためてフィキサをかけて額に入れた。「年取ると失敗が多くなるね」と言われたけど全く脳が動いてなかったから言い返しようもない。フィキサチーフで脳が動いているときに横からマジックリンが入ってきたから上手く対応できなかったんだね。一を聞いて十を知る脳も老いてはただの役立たずかと苦笑。マジックリンで洗った絵、出品するから見に来てね。と図々しさだけが老人の特権です。

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はげあたまVX

2017-02-25 08:03:51 | Weblog

金正男の死因がvxという神経毒剤だった。毒殺と言うニュースがマレーシア警察から発表された。これによって北の国家ぐるみの犯罪という図式が浮かび上がってくると世界のニュースが注目。vxとは何だとかどこの国が持っているとかCWC化学兵器禁止条約で製造や保有、使用が禁止されているとか10ミリグラムで致死量とかオウム真理教が使ったとかvxに関してのことが新聞の国際欄とかアジア欄に舞っていた。その面の小さな記事に日本のことが載ってた。なんと禿げ頭同士の綱引き。毎年恒例の大会だって。そのとなりに北の記事。この落差は何だ!と禿げ頭に吸盤をくっつけ引っ張り合う写真を見ていた。この平和を北に。平和ボケになれと北に、新聞に載ってる北のあのデブに言ってた。はげあたまのvxは喧嘩してもケガないんだぞ。と古典的なギャグで頭を搔く少しはある髪の毛に優越感を覚えながら。

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奇なり

2017-02-24 08:12:04 | Weblog

村上春樹の新刊が発売されたと本人の顔写真入りのニュースを見た。「年取ったなぁ」と思った。オレより一つだけ上なのにどうして人を見たら年寄りと思うんでしょうね。これが老人の深層心理なのか。自分の写真を横に置いたらそんなに変わらないと思うけど対面して写真を見ると「お前、年の割に老けてるんじゃないか」なんて言いたくなる新作は「騎士団長殺し」というのだそうだ。あの「1Q84」はもう7年も前のことだって。世間ではワーワーと騒いでいるらしいけど今回はそんだけ食指が動かない。まぁ機会があれば読んでみるかって程度。何故なんだろうこの消極性。これが年ってもんかな。それとも正男ちゃんの暗殺など「殺し」というものが小説のはるか上の事実として奇なりとあるからかな。「イデア」と「メタファ」に分かれているということだがそれでもなという感じ。まぁ、出版界には臨時ボーナスなんだろう。これはこれでいいことじゃないか。初版から60万部とか70万部とかだせる作家は世界広しといえどもそんなに聞いたことがないからね。

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メリーナばぁさん

2017-02-23 08:07:28 | Weblog

メリーナ婆ぁさん

メリーナ婆ぁさんが言うことにゃ

年寄の思い出は宝の山だって

いつ雨が降ったとか降らなかったとか

風が吹いたとか吹かなかったとか

そん時はどうしたとかしなかったとか

いろんなことがいっぱい詰まっているんだって

どっこいしょ メリーナ婆ぁさん

椅子に座ったら 今日も居眠り

そんな宝をいつか思い出すために

 

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ニューロン

2017-02-22 07:58:18 | Weblog

金正男の暗殺事件も もう興味を失ってどこか絵空事みたいに聞き流している。脳の中心はニューロンという神経細胞であってこのニューロンが活発になることが行動と精神世界を広げるとか。つまりアンチエイジングなんだね。それならこの脳の動きをダウンロードしてファイルに収め衰えてきたときにインストールすれば脳の再活性化ができるのではないかと思うのだけどそうもいかないらしい。なぜなら脳はパソコンより複雑なんだって。01に置き換えられないものがあるとのこと。それは脳が絶えず変化してるからだって。今では研究も進んでいて目の見えない人が脳を刺激することによって見えるようになるとか脊髄損傷の人が思うことによってロボットを動かしコップに入ったビールを飲むことができるとか昔では考えられないことが可能になりつつあるんだって。それにはニューロンをつなぐシナプスという物質の働きが重要なんだってね。ニューロンを発火させるなんて言うんだよ。やっぱり電気かなんかなんだね。そうかオレの脳は電池が壊れてるからダメなのかとブツブツ。ここで疑問がふと浮かんだんだけど生きてる脳はダウンロードできないとしても死んだ脳はできるんじゃないかな?脳に電極入れて電気を通して脳が変化を起こす前にダウンロード。これって可能じゃないの。そしたら保存してあるアインシュタインの脳なんかダウンロードして相対性理論の真の意味なんか解析できるのかな。「なんだコイツ、こんなスケベなこと考えていたのか」なんてことも分かったりして。やっぱりダウンロードはされないほうがいいのかな。それともプロとアマの違いの脳の構造が分かれば誰でもプロになれる可能性が高くなるのかな。成功者の脳の配列をコピペして人の人生を疑似体験するって時代が来るのかな。テレビ番組のように少しづつ少量の情報をかいつまんで教えてくれたらオレもリセットされるのかもしれない。

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玉子焼き

2017-02-21 08:14:18 | Weblog

今 朝の朝食はブロッコリーと干し大根と人参の味噌汁に玉子焼きと野菜の一夜漬けをのっけたご飯にリンゴ4分の一とヨーグルトに緑茶。ダイニングはアトリエ状態になっているので昨日使った絵の道具を片付けて朝食をセットしてたらご飯の皿が三日月形のやや不安定な深皿だったものだからテーブルに乗せたら端っこにのってしまってバランスを崩して床に落ちてしまった。野性人ですから落ちたものでも平気なんですけどこの間なんかの本で読んだものに落ちたものは食べてはいけないというのを記憶していました。落ちた瞬間にいろいろな細菌が群がって来るというのが頭をよぎってちょっと考えながら散らばったご飯や野菜を拾い集めている隙に猫のウルーが玉子焼きを食べちまった。「お前、俺の玉子焼きを」といっても後の祭り(;´д`)トホホ。普段は猫まんま以外は食べないのによっぽどうまかったんだね。残念。もうご飯も食う気がなくなって片付けた。ウルーは満足したのか毛布の上で眠っている。その顔を見ると本当に幸せそうだ。さて、コーヒーでも沸かしますか。

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ムスタン

2017-02-20 08:15:16 | Weblog

昨日NHKの番組でムスタン王国を見た。ヒマラヤの風景を見せてくれる番組でその中の一つで幻のムスタン王国というのがあって興味深く観ました。2008年で王国は終わったとのことだけど1991年頃まで鎖国で外国人が踏み入れないチベット人の王国だった。チベット動乱でチベットは中国に併合されてしまったけどヒマラヤに守られてムスタンは無傷でよかった。ここではチベットの文化がそのまま残っているとのこと。今ではネパールの郡のひとつだけどネパールは中国みたいに文化を破壊することはないから今までの暮らしがそのまま続くのだろうちなみにこの町に入るには一人500ドルだったかがいるらしい。その他いろいろの決まりごとがあるって。守りも外貨獲得もすべてヒマラヤのおかげだね。ヒマラヤにはかつて1万mを超える山があったとのこと。これもロマンだね。こんな番組見せてくれるんだったら受信料も無駄じゃないね。NHKの会長の退職金に使われると思うと腹が立つけど。どうせ天下りなんだから退職金は1億も2億もいらないと思うけどね。その分、制作費に回してよ。

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water color

2017-02-19 08:38:15 | Weblog

昨日、絵画教室のみんなと他の水彩画教室の水彩画展を見に行った。何というグループだったかグループ名を忘れてしまった。大抵は僕らと同じサイズの絵だったが中に20号の大きさで描かれてる絵が何枚かあった。水彩は20号までと言うけれど20号となれば見場も格段にいいね「この大きさの絵を飾れる家はそんなにないよ」とオクちゃんは言うけれど会場で見れば丁度よい大きさだね。さすがに20号を描いてる人はレベルが県展レベル以上というのかな描きなれていてウマい。ちょうど作者がいたので少し話を聞いてみた。よくしゃべる可愛いおばちゃんで丁寧に説明してくれた。絵の写真を撮ってもいいかと聞くと「参考にはならないですよ」と言いながらも快諾してくれた。彼女の絵は上手い。それに最初から審査員の先生の目を意識して描いてると思った。これ以上の大きさが描ける人だから県展以上に出品慣れしてるからだろう。コツを知ってるんだ。まさに優等生なんだろうなとブツブツ。後で聞くと昔僕らの絵画教室に在籍してたって。いまでも交流があるとのこと。それじゃ、僕らの絵画教室の出世頭じゃないか。もう作風は、教室の作風とは違うけれど。どのように作風が変わっていったのか今度聞いてみよう。

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