フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

センスオブワンダー

2007-06-29 09:01:52 | Weblog
森の中の木で囲まれたトンネルって何だか不思議な感じがしないか?あの向こうへ行けば全然違う世界が広がっているようなそんな感覚が甦ってくる。神秘と言うのではなく日常なんだけどパラレルな感じというのか、何だか、スリップしてしまいそうな危うい感じだ。でも、それは、トンネルが近づくにつれ薄れていき、今まで聞こえていた、鳥や獣たちの楽しいざわめきはなくなり、一人ぽつんと置いてきぼりを食らったような気分でトンネルの前に佇んでいる。離れると、何かがあって、近づくと消えてしまう世界。タイムスリップ。午後のまどろみ。ああ、あの日たちがこのトンネルの向こうにあるのか。どおりで、懐かしいはずだ。僕は、森の中のトンネルを見るとき自分の過ごしてきた良いことばかりを夢見ている・・・・・。
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ねじばな

2007-06-28 20:29:52 | Weblog
公園では、もう見つからないと思っていたのに何年ぶりかで見つけました。「ねじばな」
毎年この時期に可愛い花を咲かせてくれるのだけど雑草だから、公園を管理している最大多数の最大幸福を優先する団体の手によって草は刈られてしまうから、もう何年も見ることなく諦めていたんだけど。さすが雑草だね。逞しさが違う。見つけたときは、うれしかった。バジルに言って写真を撮ってもらったよ。このピンク色がなんとも言えないね。確か、この花は、心で見ている花だ。草花は、心で見る。華は、目で見る。そんな気がする。今日は、朝、町の外れにある美味しいパン屋さんに出かけ、そのあと、自転車のチェーンがおかしいので、チェーンを買いにスポーツショップまで足を伸ばし、チェーンと何故か、そら豆型の靴を買って、帰りにはスーパーによってマグロのカルパッチョをするための材料を買って帰ってきた。カルパッチョは、オリジナルで、ネバネバカルパッチョに工夫した。山芋とオクラと納豆でソースを作るだけのことですが、これが、梅雨には、合うんですよ。何だか、ねじ式で元気になってきそうだね。心の中のねじ花にそう告げたフェンネル氏でした。
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バーミックス

2007-06-27 20:44:21 | Weblog
バーミックスを買ってマンゴーのヨーグルトスムージーを作った。正確には、バーミックスは高くて手が出せないので貝印のマルチブレンダーと言うのだそうだ。例によって説明書も詳しく読まないものだから、ボールに切ったマンゴーとフローズンバナナの小切りにしたものをいれてヨーグルトを加え、ガーッとやったら、飛び散った。初めから、そう言っといてよ。気をとりなおしてそろりとやったら、あっという間に出来ちゃった。これは、優れものだ。ミキシングするものは何でもできるんだよ。まさに、魔法の棒だね。朝飯のとき便利かも。色々なハーブでも試せるし、山芋もすれるね。これからは、アイスクリームとの付き合いが多そうだ。明日の朝、パンプに作ってあげたら、喜ぶだろうな。
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噴水

2007-06-26 19:44:27 | Weblog
夕方、公園に散歩に出かけたら池の中に噴水が出ていた。水というものは、ありがたいもので、見ているだけで涼しげな気分にさせてくれ、水をこんだけふんだんに使えるという
豊な気分にしてくれる。勿論池のみずの循環と分かっていてもそんな気分にしてくれる。今年は、雨が降るのかな?水不足ほど困るものはないから。いくら大きなダムを作っても
雨が降らなきゃ水がない。便利さと引き換えに砂漠化は、お断りだ。きれいな若水が、とうとうと流れる国に住みたいんだ。緑に囲まれた、風と樹と空との下で暮らしたいんだ。木陰にテーブルと椅子を置いてアイスティーでもかき混ぜながらノンビリと世の移ろいを眺めていたいのさ。あんまり難しい話はしないで、世間話を繰り返しながら水の流れのように生きたいのさ。梅雨の合間、つかのまそう思いました。
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若返り

2007-06-25 20:20:09 | Weblog
It make me feel young again.
若返った気分にさせられるね。でも、若くなることは、絶対にない。この、簡単な事実が、よく忘れられて、若くなった気でいることがある。こんなとき、大リーグで活躍中のオールドルーキー桑田真澄の投球術を見て学ぶ。彼は、スポーツの世界にいるんだから、自分の調子がいいときなんか誰よりも若くなったと感じる事が多いんじゃないかな。でも、彼は、簡単な事実を忘れることなく、今の年齢でできる最高の事をしようと常に考えてるから、凄いと思う。そうだよね、一人一人人生が違うんだから、一人一人が、自分の年齢にあった最高のことをすればボーダーなんかなくなるんだよね。早足で、散歩してると若くなった気分にさせられるけど、若くはないんだから、そこを間違えずに、丁寧に人生楽しみたいなとふと思ってしまった。自覚しながら生きるということを学生の頃習ったけど今になって活かされたかなと思う。自分の行動に自覚がない人って時々おめにかかるけどやはり素敵じゃないと思っていた。なんだかこんなことが分かりだした。へんあことだけど、ある日突然に。
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アボ2

2007-06-24 18:46:16 | Weblog
アボは、小康状態。食欲もあるし、ほんの少し庭を歩けるようになった。犬のもつ自然治癒力ってすごい。病気にならないようにしてあげないといけなかったと反省。パソコンを打っているとウルーが見にきて挨拶をする。アボは性格がいいから、元気なら、ウルーと一緒に暮らせたかもしれないね。猫って、自分にかまってくれるまで愛嬌を振るんだね。かまってあげて、あきたらプイといなくなる。この進退の潔さがすごいと言うか、身勝手と言うか、女性に喩えられるのがよく分かるような気がする。フランソワ-ズ ドルレアックかな「リオの男」に出演していた彼女をふと連想した。
アボの素敵なところは、甘えん坊で、人懐っこくて、それでいて、犬同士の喧嘩には、メチャ強かったことかな。体重は20キロ近くあってむやみに吼えず絶えず優しい眼差しで見つめてくれる。今でも、自分自身が、しんどくてたまらないのに優しく微笑んでくれる。
赤毛のアンで、アンとマシュウの会話、マシュウの死の前日だったっけ、アンが、申し込んだとおりの男の子だったらなぁとマシュウにいうくだりがあるでしょう。そしたら、畑仕事も手伝えてもっと楽させてあげれたのにと言うの。そしたら、マシュウが、”I'd rather have you than a dozen boys ,Anne."っていうんだよね。泣かせるセリフだよ。これと同じようなこと、アボの眼差しに見つけることができる。男は、皆マシュウだよって、うんうんとうなづいてる自分がいるとフェンネル氏は思いました。
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Leaving

2007-06-23 19:33:35 | Weblog
アボが、昨日から立ち上がれなくなった。苦しそうだが何にも出来ない。せめて快適に過ごせるようにと工夫をしてあげるだけだ。もう駄目だと思っていたけど朝には、少し具合が良いのか、自分で移動していた。と言ってもほんの少し動いただけだけど。それでも、食欲はあるらしく、もうドッグフードは食べないけどロールパンやスコーンは、美味しそうに食べた。動物は、最後の最後まで頑張るから偉いと思う。命のありがたさを知っているんだろう。だから、自分もそのあいだに、お別れの覚悟を固めていく。
もうひとつは、モンク。自分の夢を求めて7月の終わりから東京へ行くことになった。こちらも、お別れだ。外国の人が偉いのは、気軽に身軽に移動出きることだ。そこには、未来しかない如くそれじゃぁなんて軽く行けてしまう。生きてりゃ、また会えるわよく来の気軽さで。やはり、遊牧民の血がそうさせるのかな。
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Bonjour

2007-06-22 20:05:08 | Weblog
英語もろくに出来ないのにフランス語を始めてしまったという人のブログを拝見した。全く、自分と同じ発想をして似たような滑稽な努力をしてる人もいるもんだと感心した。されど、みんな初心者なのにレベル高い。書いてることが分からないもの。まだ、文法にまで行ってないからかも知れないが、同じ初心者でも違うんだね。こっちは、数を覚えるのに四苦八苦してる状態だから、話にならないんだまだ。でも、同じことを同じ発想で始めてる仲間がいるって心強い。これからは、見習って、少しでもみんなの話が理解できるように努力しよう。外国語が話せるって、やはり、素敵なことだと思うから、しかも、一人でこつこつやるのが好きだから、同じ仲間、絶対いるよね。みんな、よろしく!
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アボ

2007-06-21 19:37:07 | Weblog
アボが具合が悪い。癌ということだ。転移して、外からでもわかる位腫れている。右半分が、駄目だ。熱があるらしくハーハーと苦しそうな息をする。それでも散歩には、行こうとするけど足が痛いのか、あまり歩けない。動物の癌は進行が早いとは聞いていたけどこれだけ早いとは思わなかった。もう歳だから全身麻酔に耐えられんだろうから手術は見合わせよう。それに、手遅れだよ。と獣医は言った。このままほっとく以外ないのかな。それなら、食べれるうちに美味しいものと、楽に動けるように鎖も除けよう。床にすのこも敷いてなるべく暑さから逃れられるように工夫もした。どうして、こんな病気になったんだろう。いまさら嘆いてもしかたがないけど、動物の病気はつらいね。何にも言わず一人で耐えて、痛いところをなめて治そうとしている姿を見ると神に頼まざるをえない。愛するものが、弱っていく姿を見るのはつらいよね。でも、これも飼い主の責任だから、最後まで、面倒見るよ。フェンネル氏は、同時にガドの姿も思い浮かべてました。
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シベールの日曜日

2007-06-20 21:26:36 | Weblog
今までに見た映画でどれが一番良かったかと言われてこれですと答えられる人は、そんなにはいないと思う。でも確かによかって印象に深く残っている映画は、必ずあるもので、それも1本ではないけれど今は、何故かシベールの日曜日が思い出される。中学の1年か2年のときに見たのかな。内容は良くわからなかったけどとても印象が深かった。シベールの可愛かったこと。僕は、シベールに恋して帰ってきたような気がする。勿論、恋の何たるかも知らなかったけど大変なショックだったと言おうかピエールとシベールやはり、恋物語としては捉えていたように思う。それが、自分の恋のスタイルの原型、プラトニックスタイルとでも言おうか、すぐに、離れたり、くっ付いたりしない、ずっと寄り添うという形を教えてくれたような気がする。名前を相手に告げることがどんな意味があるのだろう。何故ピエールは、殺されたのとか分からないことだらけだったけどパトリシア ゴッジの可愛らしさと もう当時の自分から見れば、おじさんだったけどハーディ クリューガの少年っぽさが気に入っていた。当時の映画では、大人は大人であって他の何者でもなかったのが主流だったけどピエールは初めてこんな大人もいるんだということを示してくれたようなきがする。それから、何十年もたって、NHKの再放送で見たけど印象は当時のままだった。内容は、当時よりずっと把握できたけど素敵さは変わらなかった。ピエールのPコートがいいなとか細部を検討する余裕もあった。折りたたまれた紙おあける。そこには、Cybeleと名前が書かれていた。ここが重要なんだ。今では、Cybeleという名前を見ただけでギリシャ系移民の子なんだと分かるけど・・・・・いろんな意味を持ったいろんな見方ができるやはり愛すべき映画なんだということが良くわかって懐かしい。
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