フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

口が汚れるから

2011-11-30 08:32:16 | Weblog
田中聡沖縄防衛局長が沖縄や女性を侮辱する不適切な発言をしたとし更迭された事に関しての沖縄県仲井真弘知事の一言「コメントしたくない口が汚れるから」と穢れを避けるように吐き捨てた。コレが、正常な精神だ。大体が、出世してきた官僚や政治家は田中聡さんレベルなんですよものの捉え方や考え方の基本的なところが。これは一般の成り上がり社長も同じだ。やはり征服欲の強さのあらわれなのか。こんな官僚や政治家を税金で高い給料を払って飼わなきゃならない国民は憐れだな。彼が更迭されただけで問題は解決できない。それに更迭といっても懲戒免職でもないんでしょう。身内には甘いからね。北朝鮮とそんなに変わらないんだ。オフレコなんて公人には関係ない。官僚は、プライマリーバランスが赤字ならボーナスなし減給というシステムに変えなきゃなおりそうにないね。それにしてもまだ沖縄にはあるんだ都会人が失くしてしまった穢れの意識が。神をおそれるという発想、大事だと思う。
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unforgetable

2011-11-29 09:03:03 | Weblog
テレビで一昨日だったかなナタリーコールが出てたから見ていたら父のナットキングコールと歌っている「unforgetable」が流れてきた。懐かしいナットキングコールの歌声に「これだよな今必要な歌声は」と思ってしまった。僕らが若いときには歌が一番上手いのはナットキングコールと定説だったこと思い出してナタリーが話す父親の話をきいていた。親が偉大だと娘は反抗してロックやR&Bやパンクなんかをしてたとのこと。父が亡くなってからこのレコード、父の声を入れて二人で歌ったのを出すようになってから父のことを始めて理解できたなんてことを話していたと思う。このCDはグラミー賞7部門に輝いたんだよね。そろそろ本当のプロの仕事としての歌が聞きたいなと若いときに当たり前に聞いてた音楽を懐かしく思った。やっぱり学芸会の延長の今の音楽界では満足できないね。売れる歌ではなく熟れる歌を聴きたい。
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大阪劇場

2011-11-28 08:53:40 | Weblog
高知の市長選挙は投票率28.05%という体たらく。やらない方がましだった。組織票で固めたら投票率が低ければ低いほど勝つに決まっている。それでバンザイだなんてしらじらしい。田舎は駄目だな。見識が低すぎる。それに比べて大阪の市長選は面白かったね。既成政党が支持した候補者が見事に負けて大阪人見直した。橋本さんに関しては何にも知らないんだけど選挙戦を時代劇型にしたのが勝因なのかなと見ている。これから抵抗勢力を平定していくのに大変な努力が要るだろうけどここで変わらなければ日本は確実に沈没するから。いつまでも日本は経済大国だと思っているのは日本人だけで、中国も、ベトナムも韓国ももはやそう思ってはいない。脅せば金を出す国の認識しかないらしい。だから、日本は、地方から変革していかなければいけないんだ。幸福度が日本で一番低い地方からの変革。大阪から目が離せないな。
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平家か源氏か

2011-11-27 09:25:11 | Weblog
安徳天皇の陵は、全国20ヶ所にあるという。よっぽど壇ノ浦で8歳で死なせたくなかったのだろう。当時近畿、中国、四国、九州は、平家の土地だったことを考えると帝の生存が敗れた平家の人々の生きがいだったのだろう。三種の神器でアメノムラクモツルギこれだけがアントンの身近にあってその剣の行く方が生存説を立証する。剣は、横倉山の平家の穴から出てきたと言う。これも調べなければ。剣山には刀架けの松とうのがある。アントンがこの刀を松に立てかけたことの故事から名付けられたという。この刀と平家はどんな繋がりがあるのだろう。では、なぜ日本の半分も有していた平家が源氏に敗れたのか。日本をこんだけ真っ二つにした戦いはなかった。平家は戦いにも一種のルールがあると見てそれを守っていた。そこにルール無視、勝てば良いという倫理だけしか持たなかった義経に敗れ去っていく。義経はその倫理ゆえに頼朝に抹殺されてしまう。「武士の風上にも置けぬヤツと」。源氏の平家の落ち武者狩は厳しかったというのに平家の落人伝説のある地域では土地の住人が助けこそすれ誰も密告して訴えなかった。これがなんか本質を語っているような気がしてならない。平家は清盛亡き後のリーダーがバカだったと言われている。狼の善を信じるようなヤツだったという。平家の滅亡が妙に今の日本とダブっていくね。
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剣山の水

2011-11-26 09:03:02 | Weblog
剣山の水は日本名水百選に選ばれている程の名水なんだけど。名水百選なんて水に悪いと思える奢ったネーミングだね。人間のくだらない思惑は別として1700m以上のところにある水場は、なんと湧き水なんだ。その水を汲んできて沸かしてお茶を淹れました。お茶が100%抽出されたのではないかと思えるほどの色。味はまろやか。Πウォーターなんだろうか。滋味が人工的に作るΠウォーターと違って優しく感じる。ほんの少し昔はこんな水を使って生活をしてたんだと思うと何が豊かで何が貧しいかわからなくなる。この水で米を炊いたら美味いだろうなと思って日本で一番美味い米、高知のレイホク地方で育った棚田米「天空の郷」を買ってきた。この米は魚沼産のコシヒカリより美味いんだ。個人の感想だけど。コレを炊くぞと意気込んだけど水をボトルゲージ1本しか汲んでこなかったトホホ。
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山の上の小さな駅3

2011-11-25 18:08:43 | Weblog
「山の上の小さな駅」のCDができました。東京で活躍しているアーチストのSho-jiくんに依頼してあった曲作りが完成。昨日送ってきました。「鼻歌で歌えるように作りました」とメッセージがありました。スローバラードでおじさんは鼻水はでても歌うことはむつかしいです。でもこちらの意を汲んで素晴らしい出来栄えです。いま、CDジャケットを作ってもらっているから、それができたら貼り付けるからまた聞いてください。
      
      山の上の小さな駅
               作詞:フェンネル
   山の上の小さな駅で
   汽車がホームを出て行き
   キミの後姿がトンネルに消えた。
   あれからいくつもの季節(とき)が過ぎ
   ある日届いた一枚の葉書

   離れていても忘れられない 
   想いはずっと変わらない
   キミの心に
   I will, I will, I will come back

   山の上の小さな駅に
   僕は、歩いて登ってきた。
   ここで汽車はスイッチバックまだ来ないけど
   虫の羽音が聞こえる春のはじまりに
   葉書の文字を思い浮かべていた。

   離れていても忘れられない 
   想いはずっと変わらない
   キミの心に
   I will, I will, I will ・・・・・・


   無人の駅は、何故かきれいで
   キミを見送ったあの日のまま。

   離れていても忘れられない 
   想いはずっと変わらない
   キミの心に
   I will, I will, I will come back
 



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キレンショウマ

2011-11-24 08:59:40 | Weblog
剣山ではアナウンスガイドの中にも読まれているほど今では有名になったキレンショウマ。宮尾登美子さんの「天涯の花」という本で爆発的に知られるようになった。どこにもある花でなくて山のある一定の条件を満たすところにだけ咲く高山植物だ。この本が出版された当時は、この花を目当てにさぞ多くの人が剣山を訪れたことでしょう。宮尾登美子さんは大変文章が上手く誰が読んでもこの花を見るため剣山に登りたいとか珠子に(物語の主人公)に会いに剣神社に詣でたいと思うから。この山のどこかにと思うと雪雲の間から一瞬に見えた次郎笈の峰もなんだか僕らを歓迎してくれているみたいだ。


僕は、今頃になって「天涯の花」を読んでいる。宮尾登美子さんは、初めてだ。鬼龍院花子だとか陽輝楼とか有名なのは知ってたけど映画は見たんだけど読もうとまでは思っていなかった。底流に流れているものがしんどくてというのが本音だろうか。でもこの人、すごい。と天涯の花を読みながら思っています。心澄んでキレンショウマ。来年の夏には、きっと見に行くぞ。
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チェルノブイリ300年は戻ってこれない!

2011-11-23 08:41:47 | Weblog
チェルノブイリ300年は戻ってこれない この情報は3.17くらいの時点で小ジャーナリズムから計画停電は必要ないと原発事故は人災もという情報と共に出てたけど今朝の大新聞に今頃出てた。マスコミって盗電の味方なのか。それとも怠慢なのか。法律で盗電は潰さないということが決まって賠償手続きも盗電ベースで始めてからの発表っておかしくないかい。はじめからこの情報を伝えていたら避難の仕方も賠償も変わっていたと思う。ジャーナリストの上杉さんが言ってたけど歴史では2011年に我々は発表した。と言って終わるんだってね。でも小ジャーナリズムをデマだといってあの時抹殺したのはあやまらなくちゃいけないよね。だから、歴史上言われてきてることにはウラがあるんだ。チェルノブイリの面積から言えばフクシマの原発側はすべて封鎖だよね。チェルノより酷い事故なんだから。それに不思議だね。人災ということがわかっても誰も責任追及しないし国会議員の誰も「あの盗電を潰さないという法律の撤廃」を言わないのは何故だ。後だしジャンケンのように重要な情報をほとぼりが冷めてから出してくる企業を税金で救わなければならないという理由がわからない。
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京柱峠から剣山へ(アントンを追って)

2011-11-22 08:59:02 | Weblog
国道とは名ばかりのすごく狭いクネクネと曲がった道を通り抜け京柱峠に立った。西峰公園で休憩するとパラパラと雪が降ってきた。剣は雪だなと思うとひるむ。アントンたちは、ここを通らなかっただろう。ここは古代からの往来の街道だったから。もっと厳しい祖谷の道を選ばなければならなかったと思うと「もうイヤじゃ」とアントンが言ったと言うのも頷ける。ここが祖谷(イヤ)とそれ以来呼ばれるようになったという逸話も面白い。京柱を越えてほんの少しましな東祖谷の道を抜けて剣の登山口に着いた。17日には裏から登ってその剣の姿を見たんだけど今度は正面からその姿を仰いだ。初雪に覆われて雄雄しい姿を見せている。なかなかカッコイイ。雪ということで途中までリフトを使った。

ラクチン。辺りの雪化粧がきれい。


この山は、修験道の山だから修験場が多く神社も多く見たいものが沢山ある。だから一日二日じゃ満足できない。今日は、剣神社と大剣神社への参篭。日本名水百選の剣の湧き水を汲むこと。ヒュッテに到着して剣神社の本宮へ参拝。ヒュッテの寒暖計はマイナス6℃。


頂上はもっと寒いだろう。



頂上で雪景色を楽しんで大剣神社へ。ここから90メートル下に名水がある。大剣が突き刺さったという大岩を見ながら水場に。


裏のルートで来た時には「熊注意」「熊出没」の看板が多かったのに表では一つも見ない。観光登山客が多いからかな。水場には鹿の糞とクマの糞らしきものがあったのに。

水場でお昼のサンドウィッチをほうばっているとバジルが上のほうで蹄の音がすると言う。「蹄の音なら大丈夫。爪の音なら気をつけよう」なんて言ってたら上から大きな石が滑り落ちてきた。これにバジルがビビッタ。食べてたサンドウィッチをサッと片付けるとリュックを背負って行こうとする。「ここまで来たから水汲まなきゃ」と言って僕は熊にサンドウィッチを取られないように夢中で食っていた。水を汲んだらさっさと神社まで帰って一息。そこに白人の女の人が一人で登ってきた。彼らのフロンティアスピリットというかファイティングスピリットというのには恐れ入る。日本語はとても上手いけど日本人の女の子なら一人で外国の山にのぼらないよな。だから声をかけて写真を撮ってあげたりした。「道がわからない」というのでビックリしたけどなるほど道標には英語表記はない。「ピークはこっちの道だ」と教えたけどその道はハードだったことを思い出して回り道を教えてあげたらよかったと反省。帰り道に「案山子の里」というのがあって面白いからたくさん写真を撮った。



ここから本山を目指してアントン一行は落ち延びたんだ。
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安徳天皇を追え2

2011-11-21 06:32:43 | Weblog
今日、再び剣山へ。朝早く起きると昨日と打って変わって寒い。登山の格好「山ボーイ」でボーイということもないか。「山オジン」で犬と散歩に行くと少し寒い。山はもっと寒いからフリースを主体にするかネルシャツでいいか悩む。


壇ノ浦の戦いで義経に敗れた平知盛の一行に伴われて剣山を越えた安徳帝の足跡を探して剣神社に参拝し古を偲ぼうという計画だ。お弁当はサンドウィッチ。今日の具は、キャベツと豚のフィレを細く切ってターメリックをふって炒めたものにサンマのみりん干しを焼いたのを身をほぐしていれてマヨネーズで味を調えたもの。



昨夜用意して冷凍してた。山に着く頃には解凍できているだろう。重さの関係でパンが多い。極力荷物をかるくしたいんだ。バジルのぶんと二人分をザックに詰め込んでいざ出発。今日は寒いから念のためダウンジャケットを荷物に加えた。
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