フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

1-4号炉は、廃炉

2011-03-31 08:45:18 | Weblog
トップが替わるとこうも違うのか東電は、社長に代わって勝俣会長が指揮をとろことになった。あっという間には廃炉が決定。廃炉にするにも10年位の時間がかかるけど。決定が早いということは、それだけ未来が早いと言うことだ。アメリカからは、ロボット、フランスなんか救援を頼まれただけなのに社長がくるんだぜ。この差は、やはり平和ボケなのかな。東電の会長は謝罪したのに、原子力保安院の人は「国民に代わって、原発の安全を守る」と言ってきたのに素人くさいと言うか、知ったかぶりの迷解説はするけれど謝罪はないからな。今日、明らかになったことによると、彼らは、専門家でもなんでもなく、単なる2~3ねんで交代する役人だったとね。それなら責任感はあるわけがない。この国の安全対策なんてっ中国以下が照明されたね。普段、中国のことを馬鹿にしたり、軽蔑したりする傾向があった諸君、日本は、中国以下の2流国にほかならないんだから、ゆめゆめ他国の悪口をいってはなりませんぞ。情報は、北朝鮮以上に開示されないしね。今回の原発事故でこの国の本当の姿が見えたのは良かったことだけど。
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東電、避難民受け入れゼロ

2011-03-30 09:54:28 | Weblog
県内外の自治体や個人による避難民受け入れや支援活動が進む中、保養施設や社宅を多数保有する東電による受け入れは29日の時点で行われていない。という記事が新聞の第一社会面トップにおどりでていました。
「やっぱり」というのと「あきれた」というのがこれを見たときの印象です。天下り企業というのは、緊急時には、保身に走るものだからこれは、東電にとって当然の処置だろうと思ってはいましたが、ここまで露骨にやられると新聞でなくとも文句を言いたくなるね。原発で税金をふんだんに分捕ってもうけた金で自分達だけが楽しむためにたてた、保養施設に避難民なんか受け入れたくなかったんだろう。だから、自分たちは3月15日には、福島原発から65キロ離れる指示を出し住民は、10キロ20キロ30キロに置いてけぼり。東京本社からの記者会見でお茶を濁し事故をいまだに収束させることができないそれでいて、人命は、二の次と言う体質。これでは、巷で噂の1日50万で作業員を雇って修復作業やらしてると。というのも本当かとおもうね。人命を第一に考えない企業には、未来はない。国有化だなんて許さないよ。今のうちに、東電の資産を凍結して被災者の保障に当てる準備をしとかなきゃ、空らは、資産をよそに移して涼しい顔しながら、あれは、天災だった。想定外の。で、押し通す輩だよ。下衆な会社だな。
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しだれ桜の寺

2011-03-29 08:45:32 | Weblog
今年は、ソメイヨシノの咲き具合が遅いのか、しだれ桜が早いのか、咲いてると思わないまま様子を見に行った寺の境内でしだれ桜がほぼ満開に咲いていたのに出会って驚いた。


多くのお遍路さんとカメラのシャッターを切る爺さんカメラマン。知らなかったな。こんなにこぼれるように咲いているなんて。


震災や原発事故がストレスとなって被災者と同じような感じで日々を暮らしていたから、体調を崩してしまって普段は風は引かないことにしているのに思いっきり風引いてしまってやっと起きて動き回れ出したのが昨日辺りからだったからね。


やっぱり歳なのかね、ゴフォゴフォと労咳みたいに咳が中々止まらない。いつもなら、沖田総司かなんて遊んでいるんだけど、今は、そんな元気はない。桜を見てもなんか気が晴れない。



震災だけなら復興へと未来へ向かっていけるけど原発事故の収束見込みがないからこの不安が気を晴らすことが出来ない理由だろう。
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防衛

2011-03-28 09:08:54 | Weblog
日本は専守防衛だという。防衛力アピールのため米軍駐留だとか自衛隊の能力アップだとかに(いわゆる、最新武器購入)奔走するのだけど。今回、福島原発事故が起きるまで自分もそう思っていた。侵略とか防衛とかいうとどしても白兵戦のイメージがあってそこからの幻想が一人歩きして心身剛健にして大切な人を、大切なものを守らなければと信じていたけど。今回で、考え方が180度変わった。日本は、防衛できないと。この狭い国土に54機も原発があるんだ。その中の一つでもピンポイントで攻撃されてしまったらいまの安全管理体制では対応できないことを福島原発事故は教えてくれている。青森の六ヶ所村の核廃棄物なんかを攻撃されたら世界は終わりだとも言われている。そんななかで、防衛のために米軍を沖縄に駐留させるいみがあるのかな。それは、原発をなくしてから考える防衛対策ではないだろうか。現状で行くのなら、米軍にかける費用で国民に語学を教育して世界中の人とコミュニケーションできる能力を身に付けさすようにするべきじゃないかな。くだらない公共広告がコミュニケーションだと錯覚しているマスコミが今回批判されたことは、国民がまだ正常だと言う証であるから、いまこそ防衛論議を始めるべきだ。
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お花見

2011-03-27 10:17:08 | Weblog

桜の開花宣言があったと思ったら金曜日の夜からお花見をやってるグループがちらほら。土佐の懲りない面々だな。今年は東北関東大地震のために自粛モードと思いきやお花見だけは別らしい。いくら蓄財し立派な家を建てたとしても風の前の塵と同じなら生きてるうちに楽しもうと思うのも道理か。「今朝、四国でも地震があったとねぇ。宿毛や中村はちょっと揺れたと」「いよいよ、南海大地震かよ」「おまんらぁ、どうするぜよ、東北ばぁ津波が着たらよ」「そりゃ,にげらぁよ」「もう、逃げたちいかんというときはよ」「そんときゃ、まぁ、飲もうか」「そうじゃろう、俺もそうじゃき」「みんなぁ、そうじゃろ?」「そうじゃそうじゃ」こんな調子で地震でも津波でも来いてな気分で意気揚々と飲んでますが土佐人は東北人みたいに粘りがないから空元気で大きいこと言うのが好きだからこんなもんじゃないかな。「おまんんら、再生はどうするがぜよ?」「若いモンにやらしちょき」くらいで飲んだくれてるが落ちかな。土佐は、はちきんいうて女が偉いから災害があっても女が立て直してくれるろう。役立たんおんちゃんは、飲むしかないかと一人納得。

二の丸には、ソメイヨシノだけでなく何種類ものさくらが咲いていて久しぶりに暗い押さえつけられた気持ちから開放されしばし見とれていた。地震ではなく、津波でもなく心を暗くしているのは、原発事故だと分かっているのだが、一向に収束しないことに心がはれない。
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驚くべき数字

2011-03-26 09:32:08 | Weblog
NHKのラジオで聞いただけだから数字が少し正確でないかもしれないけど、福島原発の近くに住んでいた住民104名にアンケートした結果、それでも原発必要52%原発は要らない47%でこれまで原発を推進してきた住民の心の変化が表れていると言ってた。この期におよんでも57%が賛成と言うのに自分は驚愕した。理由は、仕事がなくなるとの経済的なものが多かった。命あってのものだねと思うけどな。原発って建てる前から凄く金が舞うという話は本当だったんだね。金で魂を売るというのは現実なんだ。まるで沖縄の米軍基地問題と同だね。同じでないのは、米軍基地には日本人が兵役として取られることがないけど原発事故は、親子代々までに放射能汚染のDNAが受け継がれていくということだ。原発事故後、3月17日をもって放射能ガイダンス基準がそれまでの30倍と20倍に緩められてそれでもまだすぐには健康に被害を及ぼさないと言ってる国の発表をその人たちは素直に信じて自分達の町だけは後で手厚く保障してくれるとおもっているのだろうか。汚染地区となれば30年は立ち入り禁止区域となるのに。もうすでに原子力に代わる発電システムの構築は進んでいると思う。これは、想像だけど。コストがかかりすぎるため見捨てられた案や修正要求の出た案をもう一度見直して原子力に代わる安全なエネルギーを確保すべき方向転換に来てると思うけどな。福島原発事故で発生時一番早く60キロ先の福島県庁に避難したのは、原子力安全保障委員の7名全員だったと言う事実と現在の被爆の危険がある作業には東電の社員ではなく下請け、孫うけの作業員がやらされている事実を考えると富の再配分を掲げた「小泉構造改革」は、どこで道を間違ったのだろうかと思うし、「脱官僚をめざし政権交代を果たした」現政権は、いまだに官僚の作成した原稿を見ながら分かりにくいあいまいな表現で国民に発表を繰り返すのだろう。これも、終息後の補償額の軽減を考えての措置だと言われてもしかたがない。52%の人は、それでいいんだろうか。残りの47%の人の立ち上がりに僕は期待したい。
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被災動物

2011-03-25 09:21:01 | Weblog
人だけでなく犬や猫、牛や馬は、どうしているのだろと気がかりだった。犬、猫は。動物病院が受け入れ先をかまえたり避難所で飼い主と一緒にいるという。問題はあるらしいけどなんとか共生というかたちを取ってくれてるらしい。犬や猫に食料の配給はあるのだろうか。けなげに津波から逃れて生き延びた命だから人の勝手で奪うわけにはいかない。猫は適当にやっていけるだろうが、犬は、けっこうストレスに弱いんで大丈夫かな。牛や、馬は、山の方で飼われていただろうからそんなに津波の被害はうけてないだろうから、不幸中の幸いです。人と同じように津波の中を泳いで助かった命だもの犬や猫の命をおろそかにしないようにお願いします。
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エリザベステーラー死去

2011-03-24 08:05:14 | Weblog
こんな時期にエリザベステーラーさんの死亡記事が載った。勿論、扱いはいつもより小さい。僕ら、映画少年だった者にとっては、決まりごとだとはいえやはりショック。
享年79歳。テレビのニュースか何かで車椅子に乗った姿を見たのが最後だったかな。DVDで見た、名犬ラッシーの時の可愛かったこと。若草物語のときの輝き。ジャイアンツで見せた溌剌さ。いそしぎ、バージニアンウルフ何か怖くない、クレオパトラの妖艶さ。あるときは、素晴らしく、あるときは、イヤミで大物女優を間違いなく体現していた。晩年は、アルツハイマーを患っていたと聞いたけどそれでも大女優の位置はかわることなかった。僕らの時代が、また一つ崩れていく。
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フランスの日本原発事故情報

2011-03-23 09:06:58 | Weblog
フランスの新聞での福島原発事故の情報は、悲観的です。もちろん、自分のフランス語レベルは初心者レベルで詳しいところまでは読めませんがそれでもアメリカの新聞より暗い報道であるということは分かる。フランスは、原発数58基で世界第2位で国内電気供給率の80%を原発で賄っている、いわば、原発大国なんだ。それが、安全と信じられていた日本の原発での事故であり相当ショックだったらしい。それで、修復作業の経過効果にも否定的で深刻な論調なんだろうか。イギリスやドイツみたいにすぐ運転中止点検とできないのも依存率があまりにも高すぎるからか。だからかもしれないけど、一方では日本の新聞より詳しいこともある。日曜日の物語「日本の原発大事故」という特集では、日曜の昼間あったことが、時系列で掲載されていた。日曜の朝、冷却放水が開始された。でも、元には、戻らなかったデ始まり、時間ごとの出来事を写真入りで掲載していた。日本では、あまり見かけない手法で珍しく感じた。それだけ、感心の高さを窺わせた。勿論、トップは、リビア情勢だけど。割と、楽観的、好意的に書いているアメリカの新聞でも福島原発第1は、メインテナンス時古くて危険との情報があがっていたが、原子力委員会は、(これが、東電を意味するのか、安全委員会を意味するのか分からない)10年間は、大丈夫との判定を下し稼動させたとあった。これから、事故が収束していくにつれ真実が、白日に晒されていくのだろう。その時、原発を止めるか、推進するか議論されるだろう。相手が、放射能だけに髪の毛が抜けるほど考えなければならない。
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海王丸じゃないか

2011-03-22 16:32:51 | Weblog
いま、福島原発の直接作業員21名の宿舎に使われているのが「海王丸」だと聞いた。
そしたら、偶然テレビで見たことがある帆船が目に入ってきた。「海王丸じゃないか」と思わず声が出た。東北関東大地震で2メートルの津波がきた土佐の須崎港に去年接岸して一般公開された船だ。僕らはあのとき汽車に乗って見に行ったんだ。甲板に上がって写真撮ったり船室を見せてもらったり懐かしいと思った。その船が、原発事故の修復作業に役立ってると思うとなんか自分のことのようにうれしいね。
それにしても、東北の人は、偉いね。誰もが、復興に向けて前向きに顔が輝いている。子お強さはどこから来るのだろう。踏まれえも、蹴られても立ち上がってくるこの根性というか、闘魂というか、これは、厳しい風土に培われたものだろうか。頭が下がります。
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