フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

加尾は写真残さなかった。

2010-05-31 10:27:30 | Weblog
平井加尾の愛した庭は残っているけど加尾の写真は1枚も残ってないんだって。ふしぎだね。スパイ説が現実味を帯びるじゃないか。「嗚呼悲しき哉」という収二郎の絶命詩もよんでみたかったな。加尾が収二郎の墓石の横に刻ませたけど土佐藩によって削りとられたというから過激な詩だったらしい。それに墓は盗まれて遠くの藪の中に捨てられていたというから収二郎は、よっぽど憎まれていたと思われる。それに両親の墓は丹中山ではなく筆山にあるという。このあたりも謎だがいままで全く知らなかった人のスポットライトがあたって結構なことだと思う。「龍馬伝」効果かな。自分の住んでるここら辺りは幕末から明治の史跡の宝庫なんだから。路地裏に入ったらパラレルワールドの入り口なんだから。。
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どっちかな?

2010-05-30 10:09:56 | Weblog


紫陽花が綺麗に咲き始めたから写真に撮らせてもらうとたいさんぼくも咲いていた。





あれ、どっちが先だったんだろうと思うと分からなくなってしまった。毎年見てるのに記憶がない。まぁ、今年も無事に咲きましたでよしとするか。
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歩く姿は百合の花

2010-05-29 11:05:55 | Weblog

立てば芍薬、坐れば牡丹。歩く姿は百合の花。これっていつの時代からあった言葉なんでしょうか。折らずに置いてきた山際の早百合。折ってはいけない路地裏の百合とばかり路地裏に咲く百合の写真を撮ってきた。


背筋をしゃんと伸ばして咲いてる様なんぞほんに歩く姿は百合の花とはよく言った。でも「かかみ女にそり男」とも言うけどな。このところ背筋を伸ばしていることを意識しているから百合の気持ちは良く分かる。気持ち良くはいられる。ちょっと疲れるけどね。ピシッと伸びた百合の花を見ているとI'd like to say how much I love youって気持ちになってくる。And if tomorrow never come I'll have no regrets about today 俺は、なんにも欲しくない今日という日があればよい・・・か。百合の花ってどこか潔いとこが感じられるね。香りは濃厚だけど。

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愛する

2010-05-28 19:57:27 | Weblog
愛する    
      立原道造

さうしてどんな風に愛はおまえに来たの?

日の照るように 花吹雪のやうに来たのかしら

祈りのように来たのかしらーーーおはなし

幸福が かがやきながら天から離れ

大きな翼をたたんで

花咲いた私の魂にかかりました



この詩にガブリエル ルフェーブルの絵があった。
なにげなく眺めていたけど心にコツコツと響いてくる。いいんだこれが。有名な人らしいけどね。僕はあまり知らない。だけど絵が
訴えてくる。何にも言わなくても上手い絵って凄いもんだね。それでもう一度この詩を読んで絵を感じていた。

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風ひやり

2010-05-27 18:53:21 | Weblog
5月の終わりなのに風ひやり。なんだこの寒さは。というか過ごしやすいというか。農作物のできとか、転変地異とかは心配ですが何をするにも汗もかかず快適です。そんな中山の中のカフェへ出かけてお月様のような傘状に広がった半熟焼き卵ののったキーマカレーを食べてきた。ここに来た目的はテハマナのアクセサリーやバッグを見に来たんだけどやはり景色を見に来たことが一番なのかな。外に出て椅子に坐って柿の木の緑を見ているとそう思えてくる。


この前買ったsolmateの靴下を履くと太陽の色なんだということを実感した。吉井勇の庵があった近くだから、
「いのち短し恋せよ乙女 
  黒髪のいろ褪せぬ間に  
     心のほのお消えぬ間に 
           今日は再び来ぬ ものを」
ゴンドラの唄を思い出しながら坐っていた。
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グラスビール

2010-05-26 20:53:35 | Weblog
図書館の帰りにアウトレットの店にいってコートっぽいシャツを買ってビアスタンドに寄ってグラスビールを一杯飲んで帰ってきた。ジョッキというのは、あまり好きじゃないからビールはグラスで飲むように心がけている。質実剛健というのは趣味じゃないから。華奢なグラスで飲むのが好きだな。ビールグラスというのがあってオーストリア製のが割れやすいけど薄くてとても口ざわりがいい。ボヘミアングラスって言うのかな。外でビールだけを飲むのはほんと久しぶりなんだけどたまにはいいね。ビールだけっていうのが楽しくさせていた。そして一杯だけ。このシチュエーションがとても好き。若い時ならダラダラと何杯も飲んで帰る潮時を見失って酔いつぶれるまで飲み続けていただろう。最近だね、ワンドリンクという飲み方を覚えたのは。とってもいい気分で体も楽。短い時間でのおしゃべりも楽しいしこういう場合はビールがあっているのかな。田中光顕が92歳まで生きて昭和になっての桂浜での坂本龍馬の銅像建立の除幕式に参列しているんだけど(彼は龍馬が暗殺された現場に一番先に駆けつけた3人のうちの一人なんだ。)その時の写真が残っているので見たけど昔の武士って立ち居振る舞いというか立ち姿が違うんだね。町人と武士との違いをこの歳になって初めて知った気分だ。背骨というか背筋というかここが一本違うんだ。うまくいいあらわせないけど。その姿に衝撃を受けたというかそれからまねして背筋を伸ばしている。そしたら、酒も一杯だけでいいかとなってまた違う世界が広がったような気がする。自分が思っている以上に武士って禁欲的で独立性が強かったんだね。ストイックが魅力的に見えた。
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solmate socks

2010-05-25 20:10:18 | Weblog
ブラシの花が咲いていた。


突然って感じで咲くから驚く。いつ咲いたの?って思わずこのはなに語りかけるようにして苦笑い。去年も一作年もそうだったね。と心の中で繰り返しいつもと同じく写真を撮ってしまった。アフリカで採れた紅茶を自分としては珍しくカフェなんぞでいただいてそれからカジュアルショップへ寄って、気になっていたsolmate のソックスを買った。


遂に買ったという感じかな。僕は、デパートの企画で特別セールの時に1足500円となったラルフをいつも買うようにしてるからその感覚で言うとsolmateのソックスは7倍くらいだからちょっとひるんでいたけど最近よく自分をごまかす時に使う言葉「もう先もそんなにないんだから」と言い聞かせて「やっぱり、これだよなペルーのインディオのセーターみたいでステキ」なんて一人ほくそえんでいる。本当は、冬のウールのものが欲しかったんだけど冬には、よう買わなかったんだ。やっぱり、初夏の暑さが人を動かすのだろうか。靴には平気で何万も費やすのに靴下の3500円はなかなか買えない。人って面白いんだね。
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雨と風と蛍

2010-05-24 22:50:47 | Weblog
雨が大雨で風が強く被ってた帽子が吹き飛ばされた。5月では、初めてと思えるほどの異常気象。1ヶ月で降る雨の量が一日で降ったと言われている。この雨で土手の草ムラにいた蛍、全部流されただろうな・・・と思っていた。夜になってうそみたいに晴れたから川まで蛍をまた見に行ってた。モウいないと思っていたけど。そしたら、数はこの前よりグンと減っていたけど生き残っていた。世話をしてるだろうと思えるおじさんが「今まで見たことがない水の量で蛍がいた草むらは全部水につかっちょたがぜよ」と教えてくれた。「全滅したと思うたけんど生きのこっちょった。」といいながら蛍をいとおしそうに眺めていた。かよわき蛍なのに思ったより強いんだ。知らなかったけど山の蛍と川の蛍とちゃんと住み分けているんだって。雨上がりの今夜は、蛍が乱舞してまた違った趣だった。
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蝶のりん粉

2010-05-23 21:17:50 | Weblog
蝶のりん粉は何のためにあるんだろうってことが今分かった。この歳になって初めて知った。いつも身近にあったのにそのまま受け入れていたもんだから特に気にしていなかった。蝶は蛾の仲間なんだってね。蛾と蝶は違うと思ってた。蛾も蝶も鳥に食われるんだって。そのうち蝶はまずいので一度食べた鳥は次から見向きもしなくなるんだって。それで昼間から自由にひらひら飛べるんだよ。蝶のりんプンより蛾のほうが多いのは見掛けによらずうまいということか。りんプンはねレインコート代わりかと思っていたけど違ってた。鳥のくちばしに挟まれたときするりと逃げられるようにと滑り粉の役割があるんだって。立派な身を守るものだったんだ。みんな無駄なものはつけてないんだね。人間だけか無駄肉ばかりつけているのは。
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爽快

2010-05-22 19:54:10 | Weblog
急に「爽快」って英語で何と言うんだろう、と思った。そういえばそんなの使ったこといままでなかったなぁ。と日本語で考えていた。rafraiche refreshing この単語は一部だよね日本語の爽快って意味のまた違う意味が一方ではあるのだろうけどswingって言葉に爽快の部分を感じてこっちの方が使いやすいというかsomething feelingを感じる。そのswingを冠した「Swing Jounal」が廃刊になると聞いた。そういえばjazzも聞かなくなったなぁ。京都にあった「しあんくれーる」もだいぶ前になくなったと北森さんの本で知ったんだけどいまや昔の感かな。また、時代が巡ってくるんだろうけどいまは消え行くのみなのかな。でも高知には「しあんくれーる」という喫茶店が営業している。両者にどんな関係があるのか知らないけどこれも面白い現象だね。たまにはJazzを今も聞くことはあるけどいまはバッハのほうが気になる。ビバルディの曲の編曲のものなんかとてもいいと思ってる。人は移ろうものなんだね。どこかで爽快な気分が移ろいにはあるよね。やっぱりSwingだろう。refreshingじゃないよね。
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