鉛筆1本で描ける絵、というのを見た。写実画みたいだけど微妙にちがうのかな。鉛筆1本というけれどその先生20本位の濃さの違う鉛筆を持っていたから笑っちまう。描いているのはマリリンモンローとかクリントイーストウッドとか映画スターが多い。誰が見ても生き写しのように見える。これはこれで大変な技術なんだろうと制作過程をみるとなんか絵ではない感じがする。昔々、僕らの時代には街角で似顔絵描いてるおじさんが「誰でも似顔絵がそっくりに描ける道具」みたいなのを売っていてそれを操って描いていたんだ。三角定規にコンパスをくっつけたような道具でさ。鉛筆画ってデッサンとも違うしグリザイユ画とも違う。まるでこの道具を使って描く延長のようなものなのかな。でも楽しいものであることは確か。描いてるオンちゃんの顔が楽しそうだもの。誰でもできる鉛筆画というのがあってそれを見ると描き方のテクは基点となるものをまず描くということだった。デッサンなら全体を捉えてから描くんだけど鉛筆画は1点集中主義というのかな顔なら左目からとかそんな描き方だった。やってみると意外と簡単今度この手法とりいれよう。屋外で鉛筆1本で仕上がりの絵が描けたらそれはそれで楽しいじゃないか。ひょっとしたら老人向きかな。
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