フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

いそがしい

2006-11-15 19:35:58 | Weblog
人は「忙しい」とよく言います。何かにつけて忙しくしていることもあります。ただ忙しい気分だけのときもあります。「メールをする時間もないくらい忙しい」とある人の口癖です。そしたら携帯電話持たなきゃいいのにといつも思ってしまいます。今日、おしえていただきました。「いそがしい」と何気なく言うと「そんなことは、言ってはいけない」と叱られました。「忙しいとは、心を亡くすことだから、亡くした心で何ができる」と言われました。自分は忙しいのに相手は全然分かってくれないとはよく聞く言葉です。そう言われれば、今になって分かることですけど、心がない行為をどんなにし続けても相手の胸に響くわけがありませんよね。「忙しい」というのは、おおむねこのパターンがおおいのですね。心が無いから人も無い。心を亡くすから人も亡くす。「忙しい」って大変恥ずかしい言葉だったのですね。それが今日大変よくわかりました。心が有るとうれしいから愚痴なんかでませんよね。たとへボケ老人の介護をしたって。有る心。有心は友人。忙しさも友達のように付き合っていけばきっと自分の研鑚になると考えるフェンネル氏でした。明日から、「忙しい」とは言わないぞと気持を引き締めました。
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小さな旅

2006-11-14 08:55:08 | Weblog
日曜日には、めったに乗らないんだけどロードに乗って小さな旅に出かけました。11月だというのにいい気候で自転車日和だなと感じたものですから。北北西に進路を取って愛車ラレーでいざ出発です。自転車の旅のいいところは、花があれば立ち止まりいい景色に出会えばわき道に入り早く行きたければゴンゴンこげばよいし何にも縛られず自由気ままで自分の力の許す限りの物語が編めるところかな。川沿いは、風が向かい風で漕ぐのがきつかったけどロードレーサーだから何とか乗り切れた。途中咲いてる桜を見たり、ロードレーサーのカップルに出会ってどちらともなく手を振ったり後ろから「こんにちわ」と声をかけてくれたけどそのスピードに圧倒された若者のロードバイク。見る見る姿が見えなくなりました。自転車ってあれだけ早く走れるものなのかと自分自身バイクの性能を100%使えてないなとあらためて思い知らされました。でもロードバイクでポタリングが、自分のスタイルですからこれでいいのだと変な納得のさせ方というか慰め方をして自分でできるスピードで進んでいきました。往復4時間半の自転車の旅、ハワイのセンチュリーライドが8時間くらいだから、半分か。距離もにたようなものだから参加でいないことはないなと
ハワイの自転車レースに思いをはせるフェンネル氏でした。

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エデンの東

2006-11-03 09:15:00 | Weblog
秋とはいえ暖かくて気持の良い昼下がり少し横になってまどろんでいました。空は青く高く時折微風が吹いてきます。少したったかなと思ったとき意識が戻りかけてたのかなぁ。何だか気持の良い音楽が聞こえてきて、それが耳ではなく、心に入ってしまって心がフワァーッと浮き上がって曲に乗ってあの世にまで行きそうになりました。誰にでもこんな経験あるんだろうか。その曲は近くの小学校から聞こえてくるリコーダーの演奏で「エデンの東」でした。とっても耳に気持ちよく魂を鷲づかみにしてサット持って行ってしまわれそうな気がしました。実際、幽体分離のように魂はエデンの東に向けて出かけようとしていました。あっ、死ぬと一瞬思いました。死ぬってこういう事なんだろうなとも思いました。幸い覚醒して事なきを得たのですが、その時初めて「エデンの東」の凄さというか、エリアカザンの意図というかキャルの心の孤独が理解できたような気がします。ジェイムスディーンも死の瞬間この曲が頭に鳴っていたんじゃないだろうかと思うフェンネル氏でした。
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