「庭に花
食物に香辛料
着物に宝石
空に星
言葉に諺」
(イスラエルの諺)
人の心をとらえ生きる為に必要なもの。
私なら
「庭に苔
食物に愛情
着物に笑顔
空に月
言葉に体験談」
とするだろう。
三月のことを「木草弥生月(きくさいやよいづき)」略称、弥生月。木や草がますます生い茂る月。この月に咲く花に桜があります。桜のことを夢見草、夢見月ともいうようです。日に日に暖かくなり、春を迎える喜びが、一番感じられる月です。自粛生活から逃れてみんなと会いです。
禍(わざわい)や辛いことは気づきやすいが、幸せは気づきにくいと思いませんか。だから、一日の内に嫌なことが一つでもあれば感じにくい幸せがあったことさえ気づかなく今日一日悪い日だったと思い悩んでしまう。そんなことありませんか。
『人生のどんな隅にも、どんなつまらなそうな境遇にも、やっぱり望みはあるのだ』(芥川龍之介が兄と慕う菊池寛の言葉)
恵まれない境遇にいても、全くの絶望ということはないという意味。
私もそう思います。人間は結構強いもので、苦しいながらも望みを抱いていれば未来へ道が開いていけるものです。悲しみ、苦しみ、禍を『地獄の花』とすればいい。サクラの花が満開になれば楽しく花見をしますね。「この世は地獄」(芥川龍之介)。それなら地獄の花を受け入れて楽しめばいい。神様も拍手してくれます。心に生きる力が湧きますように。