『隠れる』の『隠』という字は奥の深い意味があります。どちらかと言うと隠すとか隠密、隠匿とか悪い意味合いに使われています。こざと扁は、神様が登り降りする梯子という意味があります。右側の字は上からの手を意味し、両手で物を隠すように、人から見えなくする様子を表しています。何を隠しているかというと、「心」です。『隠』という字は神様に密かに祈る心を表しているといわれています。神のみぞ知る秘めたる願いを込めた字なのです。『神様お願い』切なる心模様が語源なのです。可愛いく奥ゆかしい隠れんぼなどに使って欲しいと思います。コロナウイルス解除や皆様のご健康、ご活躍をお祈りします。
敗戦国の焼け跡の都会をあきらめた父は、何を考えたのかアメリカ軍の軍艦が駐屯している港町に引っ越し家を建てた。屋根がまだできていない内に私は生まれた。良く月が見えることから「月月幸せ」と朋幸と名づけたという。
まるでイエス様の馬小屋での誕生みたいと感じたものです。しかし私は病弱で長く床についていた。大人になって医師から聞いて気づきました。結核の跡があると言われた。往診医師が母に言っている言葉を思い出した。5人に3人は亡くなる病気だと。私は何度も血を吐いたので結核ではないかと言ったが死ぬまで母は狂ったように否定した。私はそれならと短い命なんだからと陸上部に青春をかけた。無理がたたり、大学は陸上をあきらめた。趣味だった放送部に入り卒業して放送局に入った。私は体が弱かった体験から同じ悩みの人に送るメッセージの番組を作った。地球の女神ガイアだった。今は他局が放送している。制作中にいろんな不思議な力が味方してくれた。神の力を感じた。人のために何かをしようとすると、神は力を貸してくれると感じた。それを皆様に伝えたいと思います。「人を助ける思いは神をも動かす」。
合掌 amen
「生命は力なり。
力は声なり。
声は言葉なり。
新しき言葉はすなはち
新しき生涯なり。」
(島崎藤村)
皆様の投稿される熱い言葉で生きる力が湧いて来るでしょう。言葉掛けは大切なお布施です。
論語は紀元前600年に孔子が説いた言葉で厳格な道徳心を述べています。日本人は孔子より前の老子の思想の方が合っているのではと思えてなりませんでした。すると、嬉しい言葉を見つけました。偉い学者さんが、孔子と老子の比較をしていました。孔子は二宮金次郎の生き方。生真面目な努力型。老子は天真爛漫に生きた良寛型。この批評を見て納得しました。うまいこと言う!と拍手しました。そこで、老子の言葉を幾つか紹介します。
「気にしない」
悪口を気にするのは、自意識が強いからだよ。誰もそんなに注目しているもんか。要するに、うぬぼれやさんなんだ。だから人の悪口など、気にしない、気にしない。
「愚か者」
満杯のコップにいくら水を注いでも、こぼれるばかりだ。これは愚か者のやること。新しい水が欲しいなら、一度捨ててしまわないと。
「大器晩成」
本当に偉大な人は、大成するのが遅く、この上ない大きな音は、かえって聞こえないものだ。ましてや、天空にひろがる大きな形はあまりにも大きすぎて人の目には見えない。わかりにくいもの、目に見えないもの、本物はそこにあるんだよ。
「聖人とは」
あれも知りたい、これも知りたいと、世間の人はわざわざ遠くへ行くが、遠くへ行けば行くほど、分からなくなるものなんだよ。
とかく人は、幸せはどこか遠くにあると思っているが、どこかへ出かけたってダメさ。だって幸せは自分の足下にあるんだもの。
これが分かる人を聖人というんだよ。老子と良寛は私の師です。
私は高校時代陸上部でした。全国的にサッカーと陸上は日本一のレベルでした。私は高校新記録を作った事から東京オリンピックの聖火ランナーに選ばれました。それから私は人気者になって生徒会副会長に選ばれて自らの希望で放送部のキャプテンになり陸上部と二足のわらじを履きました。毎日昼食時に校内放送をしました。ディスクジョッキーです。
近隣の主婦からの手紙。親切にしてくれた男性生徒へのお礼の手紙を読んでからクラックを流す。また、私のミニドラマを流したり詩や言葉のあとにクラックを流していました。ある日、校長室に呼ばれました。「今日の放送に涙した。ありがとう」でした。
それから30年がたちました。私はドイツのワイン会社に転職しました。敗戦国同士の日本にフランスワインに追いつくようにと採用されました。全国にランダムに電話していました。すると、「あんた遠藤君?」はい。あなたの声は毎日聞かされていたから忘れない。高校の同級生でした。奇跡です。こんなことあるのですね。私の詩や言葉が好きだった…。
ありがたく思いました。