買い物に向かう途中の道路で人が倒れている
その人を気遣うように若い男が立っている
咄嗟に『事故を起こしたな』と思った
しかし、実際は全く違っていた
私は車を降りて、「どうしたの?」と尋ねた
男の人が歩いてきて突然倒れたらしい
たまたま近くに来ていたビジネスマンが助けようとしたが
どうしたらよいか判らない
そこに私が通りかかり、声を掛けた
私は先ず倒れている人に語りかけた
「大丈夫ですか?」
男はかなりはっきりした声で「はい、大丈夫」
『救急車を呼びましょうか」「(呼ばなくて)いいです」
「お酒を飲んでいますか」「いいえ」
言葉、目の具合を見て多少は動かしても大丈夫と判断した
ビジネスマンが言った「歩けないようです」
そこで私は、「ここは日が当たっているから日陰に行きますよ」
そう声を掛けてビジネスマンの力も借りて立ち上げ、日陰に座らせた
ビジネスマンが男に袋を渡した
「これを買ってきたところらしいです」
コーラと食事らしい物が入っているらしい
「少し水気の物を飲んだ方が良いですよ」と勧めると
コーラを開けて飲み出した
近くのコンビニで買ってきたようだ
「大丈夫ですか、私はもう行きますよ。救急車は呼ばなくて良いですか?」
歩くのも大変なようだが、これで私はその場を立ち去った
その後を確認していないが・・・