平成27年5月17日(日)
「しんがり~山一證券 最後の12人」
清武英利 著
を、読んでのメモ
不良債権を山一證券で引き取って隠ぺいすることを、「缶詰にする」といった。
その方法
①「山一證券」が保有している国債を、「山一子会社」に貸しだす。
②「山一子会社」は、その国債を、「ペーパー会社A~E」に貸しだす。
③「ペーパー会社A~E」は、国債を「山一證券」に売却する。
④「ペーパー会社A~E」は、そのお金で取引先から不良債権を購入する。
ペーパー会社を5つも作ったのは、わかりにくくするため。
また、各社の決算時期を変えて、やりくりできるように工夫されている。
それにしても思うのは・・・
証券業界が、「オトコ社会」ではなくて「オンナ社会」だったら、
違った結果になっただろうねえ。
親分子分の意識は薄いし、競争激化することもなかろうし、秘密はあってないようなものだし・・
でも、死人や逮捕者が出ることはないだろう、と思うのです。
そしてもう一つ。
ほぼ同時期に韓国であった企業連鎖倒産では、社員の反乱が発生したのに対して、
日本の社員ってなんて従順なんだろう。
顧客に怒鳴られながらも粛々と残務整理をするのは、
お客様にはこれ以上迷惑をかけられない」という気持ちからだったのだろうか。
「しんがり~山一證券 最後の12人」
清武英利 著
を、読んでのメモ
不良債権を山一證券で引き取って隠ぺいすることを、「缶詰にする」といった。
その方法
①「山一證券」が保有している国債を、「山一子会社」に貸しだす。
②「山一子会社」は、その国債を、「ペーパー会社A~E」に貸しだす。
③「ペーパー会社A~E」は、国債を「山一證券」に売却する。
④「ペーパー会社A~E」は、そのお金で取引先から不良債権を購入する。
ペーパー会社を5つも作ったのは、わかりにくくするため。
また、各社の決算時期を変えて、やりくりできるように工夫されている。
それにしても思うのは・・・
証券業界が、「オトコ社会」ではなくて「オンナ社会」だったら、
違った結果になっただろうねえ。
親分子分の意識は薄いし、競争激化することもなかろうし、秘密はあってないようなものだし・・
でも、死人や逮捕者が出ることはないだろう、と思うのです。
そしてもう一つ。
ほぼ同時期に韓国であった企業連鎖倒産では、社員の反乱が発生したのに対して、
日本の社員ってなんて従順なんだろう。
顧客に怒鳴られながらも粛々と残務整理をするのは、
お客様にはこれ以上迷惑をかけられない」という気持ちからだったのだろうか。