つまがリズム

きままな、ひとりごと

不安遺伝子

2012年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム

以前NHKテレビでみたマネーという番組で、『不安遺伝子』というものを知りました。 同じ出来事に遭遇した場合には、不安遺伝子の割合が多い人ほど物事を深刻に受け止め不安になるそうです。 

さて、その不安遺伝子ですが、日本人に多くみられるとのこと。 その原因を番組では、人類の成り立ちから説明していました。 文明発祥の地から移動を繰り返して最後にたどり着いたのが極東日本なわけで、その移動中に起こった様々なトラブル、ピンチにより、日本人に不安遺伝子が発達したのではないかと。

ホントかなあ・・・

確かに日本人って保険好きそうだし、人間ドッグを欠かさず受ける人もいっぱいいるよね。 日本の財政危機の話題は、テレビ番組、本、雑誌で取り上げられていて、不安でいっぱいになっている人も多いみたいだけれども。

        

不安遺伝子という切り口から、日本人の行動様式を考えてみたらおもしろいかも、な~んて思いました。 それから、不安遺伝子の多い順ランキング(国別)なんてあったら、知りたいです。 

でも、『日本のこの財政状態で不安だ不安だって言ってたら、米国や欧州の人たちはどうなる』って思っている私は楽天的すぎる?

 

 

         


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それでも日本人は戦争を選んだ

2012年04月28日 | 読書感想

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』 (加藤陽子著)

を読んだ。

著者は日本近現代史専攻の東大教授で、この本は中学生から高校生までの17名に授業したものの収録である。 日清戦争から太平洋戦争までの、とてもビミョーなナイーブな問題であるが、わかりやすく興味深く話しておられる。 息子の通う高校でも授業をしていただきたいと思う次第である。

普通の日本人が、『もう戦争しかないと思うようになった理由』 と 『一様に被害者意識をもっている理由』 については、もう少し考えてみたい。

しかしながら、加藤先生のように残された原資料(信頼できるものに限る)をもとに解きほぐしていくと、物事の見通しがスゴクよくなるものですね!


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高田先生

2012年04月25日 | 思い出

人生を振り返ってみて・・・

私の『先生』になられた方は、どの方もどの方も、本当に素晴らしかった、ということに ある時気づいた。

思い出すままに紹介したい。

まずは、小学校5年生の時に担任であった高田先生。

高田先生は若い男性の先生で、小学校の近くに下宿されていた。歩くときにすこし足を引きずって歩かれていたが、球技でも水泳でも普通にされていたように思い出す。 

              

図工の時間のこと。  

長方形の板にノコギリや彫刻等などを使ってサカナを造るのが課題だった。 まず長方形の周囲をノコギリでサカナの形らしく切るところから始まるが、それは自分でやっても良いし先生にやってもらっても良いことになった。

そうしたら、先生にやってもらう人の長い列ができる。 当然だよね、「ここをこうして!」って細かい注文を先生にだして切ってもらった方がきれいな形ができるにきまっているよね。 だから、ほとんどの人が先生にやってもらう中、文子ちゃんだけは自分でノコギリを使った。

出来上がったみんなの作品は複雑な形をしたサカナたちであったが、文子ちゃんのは、長方形の一隅だけを切り落としたシンプルなものだった。 

最高の点は文子ちゃんの作品に与えられた。 

ノコギリ作業中もその後も、手伝ってもらうことが良いとか悪いとか、先生は一切言われなかった。 文子ちゃんの作品を素晴らしいと評価する、それだけだった。 でも、先生の言いたいことは完璧に私たちに伝わった、と思う。

私は、パラダイムシフトを感じた。

上手に作ることしか頭になかったが、自分のできる限りで苦労したり楽しんだりする、その過程も大切であること、安易に人に頼らない潔さ、を教えてもらったのだった。

あの時、教室にいた誰もが先生の評価に心から納得しただろうと思っている。


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前田先生

2012年04月24日 | 思い出

前田先生は、中学校の時の歴史の先生で、信孝というお名前だった。

ある日、先生は授業中に、「私の信孝という名前ですが・・・」と切り出された。

 んん?と私たち。

『・・・歴史に残る人で誰かいるかと調べたら、一人いました。 その人は△△で・・・』とその話は続いたのです。 

その時の先生の楽しそうなお顔!

その瞬間、私は歴史が好きになりました。 

あんなに楽しそうだから、歴史って勉強したらおもしろいかも、と思ったんだろうね。

単純に、前田先生ってなかなかお茶目でおもしろい! と思ったのかもしれない。

どちらにせよ、前田先生は、授業中の脱線話で、歴史好きの生徒を少なくとも一人ゲットに成功されました。

中学校の楽しい思い出の一つです。


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情報

2012年04月23日 | 日記・エッセイ・コラム

『北欧の国々は、税も高いが社会保障制度が優れている。 なので国民はとても満足している』 な~んて、テレビのニュースや新聞でよく見聞きしますよね。

この事について、元、地元の人(笑)とお話する機会がありました。

Rさんは、スコットランドのお生まれで、スウェーデンで長く働かれた後、日本に来られました。今は、日本人の奥様と英会話学校を経営されています。

そのRさんによると・・・ スウェーデンでは、税金が高いばかりではなく、税の取り立てがとてもとても厳しいのだとか。しかし、それをかいくぐって脱税をしている人が大変多いとのこと。 また、社会保障についても、施設入居のお年寄りの自殺率が高いとお聞きしました。 Rさんは、スウェーデンよりも日本の方が断然好きだとおっしゃっていました。

テレビや新聞のニュースと、地元の人の話と、どっちがホント?

情報ということについて、”あれれ?”と思った瞬間でした。


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