つまがリズム

きままな、ひとりごと

「犠牲のシステム」としての予防接種施策 を、読んでメモ(2)

2024年02月17日 | テレビ メモ
2024年2月17日㈯

「犠牲のシステム」としての予防接種施策
野口友康 著
2022年10月12日 初版 第1刷発行
を、読んでメモ(2)
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□勧奨接種の健康被害救済制度
 ・申請者⇒ 地方自治体⇒ 県⇒ 厚労省⇒ 疾病・障碍者認定審査会
 ・補償金等の財源は税金

□任意接種の健康被害救済制度
 ・申請者⇒ PMDA⇒ 厚労省⇒薬事・食品衛生審議会
 ・補償金等の財源はPMDA(ただし国が補助金を、製薬会社が拠出金等を支出している)

□PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)の業務内容
  ①健康被害救済 
  ②承認審査(治験前から承認まで)
  ③安全対策(情報収集、分析、提供)
   ※職員数は約1,000名

□WHOへの任意拠出額(特定)におけるランキング
          金額は日本円換算(1USドル=130円)     
  1位 ドイツ            1,237億円
  2位 ビル&メリンダ・ゲイツ財団   769億円
  3位 米国              581億円
  4位 GAVIアライアンス        536億円
  5位 英国              477億円
  6位 欧州委員会           401億円
  7位 世界銀行            205億円
  8位 国際ロータリー         196億円
  9位 国際連合人道問題調整事務所   180億円
  10位 国際中央緊急対策基金      171億円
 ※出所:2020-2021、WHOの資料をもとに作者作成
 ※日本は2020年3月に国際貢献の一環としてWHOなど複数の国際機関に対し、総額150億円を拠出する方針を発表。

□井上芳保によると、新型インフルエンザが輸入ワクチン接種前に収束し、
 海外からの輸入ワクチンを大量に解約せざるを得ない状況で違約金が発生した際に
 グラクソ・スミスクライン社は、違約金を課さない代わりに自社のHPVワクチンの購入を要求したという。
 その後、2013年4月に、改正予防接種法に基づきHPVワクチンの定期接種化が実施された。
 しかし、HPVワクチンは、接種後に重篤な副反応の発生が相次いだ。
 ※井上芳保(2017)「接種の積極的勧奨を再開させてはならない 子宮頸がんワクチン接種被害事件をめぐって」
  『現代の理論』11月号






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「犠牲のシステム」としての予防接種施策、を読んでメモ

2024年02月17日 | 読書感想
2024年2月17日㈯

「犠牲のシステム」としての予防接種施策
野口友康 著
2022年10月12日 初版 第1刷発行
を、読んでメモ
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第1期 戦後から1960年代後半まで
        ~感染症罹患回避の施策~

【第1期の主な予防接種・ワクチン禍と予防接種施策の変遷】
1948年6月 予防接種法を制定(芦田均内閣)
1948年11月 京都・島根シフテリア予防接種禍事件
1949年1月 岩ケ崎接種結核事件
1960年代  ポリオ生ワクチン禍



第2期 1970年代前半
       ~市民運動による副反応の表面化~

【第2期の主な予防接種・ワクチン禍と予防接種施策の変遷】
1970年6月 全国予防接種事故防止推進会を結成。集会には全国から約40の被害者家族が集まる。
1973年6月 第一の市民運動: 東京予防接種禍集団訴訟(第1次提訴)26家族
1974年2月  東京予防接種禍集団訴訟(第2次提訴)25家族
1974年12月 東京予防接種禍集団訴訟(第3次提訴)7家族
1975年7月 大阪予防接種禍集団訴訟 30家族
1975年8月 東京予防接種禍集団訴訟(第4次提訴)3家族
1976年3月 名古屋予防接種禍集団訴訟
1976年6月 予防接種法改正。国が予防接種健康被害救済制度を創設
1979年1月 九州予防接種禍集団訴訟
1982年1月 東京予防接種禍集団訴訟(第5次提訴)2家族
1980年5月 WHO天然痘撲滅宣言
  



第3期 1990年台~2008年まで
     ~ワクチン接種による副反応会費の施策~

【第3期の主な予防接種・ワクチン禍と予防接種施策の変遷】
1984年5月 東京予防接種禍集団訴訟 一審判決(東京地裁)
1985年8月 静岡にて「どうする予防接種」開催
1987年2月 「インフルエンザ全国ネットワーク」結成
1987年8月 厚労省、インフルエンザ集団接種の継続を発表
1987年9月 インフルエンザ全国ネットワーク、子供への集団接種全国ボイコット運動開始
1987年11月 WHOが肝炎ウイルス感染防止のため注射鍼、筒の交換を推奨
1988年1月 厚労省通達、注射鍼、筒の交換
1989年4月 MMRワクチン接種開始
1989年6月 北海道でB型肝炎訴訟提訴
1990年8月 「ワクチントーク」全国結成
1992年6月 MMRワクチン被害者の会結成
1992年12月 東京予防接種禍集団訴訟 二審判決(東京地裁)
1993年3月 厚生大臣、公衆衛生審議会に対し「予防接種の見直しに関する諮問」
1993年4月 MMRワクチン接種中止
1993年8月 予防接種制度検討市民委員会「予防接種制度の見直しに関する申入」を提出
1993年12月 第二の市民運動: 大阪にてMMRワクチン禍訴訟
1993年12月  公衆衛生審議会「予防接種制度の見直しに関する委員会」答申
1994年1月 予防接種制度検討市民委員会「予防接種法制度の改正に当たっての申入」を提出
1994年10月 予防接種法改正(努力義務に移行)
2000年3月 B型肝炎訴訟一審判決(札幌地裁)
2004年1月 B型肝炎訴訟二審勝訴判決(札幌高裁)
2005年5月 日本脳炎ワクチン接種の積極的勧奨中止(急性散在性脳脊髄炎発生)
2006年4月 MMRワクチン禍訴訟大阪高裁判決
2006年6月 B型肝炎訴訟最高裁判決
2008年   第三の市民運動: 全国B型肝炎集団訴訟(10か所)




第4期 2009年以降
     ~感染症罹患回避施策の復活~

【第4期の主な予防接種・ワクチン禍と予防接種施策の変遷】
2009年12月 HPVワクチン任意接種開始
2011年3月 小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンを含む複数の同時接種後の乳幼児の死亡例が4例報告
       された。小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンの接種を一時的に見合わせた。
2011年6月 全国B型肝炎訴訟、国が謝罪、全国原告団と基本合意締結。
2013年3月 全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会結成
2013年4月 予防接種法改正
       (ワクチンギャップ解消:ヒブ、商に肺炎球菌、HPVワクチンを定期接種のA類疾病に追加)
2013年4月 HPVワクチン定期接種開始
2013年6月 HPVワクチン定期接種開始の差し控え
2014年   予防接種基本計画施行
2016年7月 第4の市民運動: HPVワクチン薬害禍集団訴訟、東京・名古屋・大阪・福岡
       の4地裁で一次訴訟63名
2016年10月 B型肝炎定期接種化
2016年12月 HPVワクチン薬害禍集団訴訟、第二次提訴、4地裁57名
2017年5月 HPVワクチン薬害禍集団訴訟、第三次提訴、名古屋地裁、単独6名
2019年7月 HPVワクチン薬害禍集団訴訟、第三次提訴(東・大阪) 12名
2020年10月 ロタウイルスワクチンが定期接種化
2021年2月 COVIT-19ワクチン臨時接種(勧奨)開始
2021年8月 HPVワクチンの積極的勧奨再開を目指す議員連盟
       「HPVワクチンの積極的勧奨の速やかな再開に関する要望」を提出
2021年9月 田村厚労大臣、10月の早い時期にHPVワクチンの審議を始めたいと述べた
2021年10月 第69回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、
       令和3年度第18回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部安全対策調査会
       において、HPVワクチン接種再開について積極的勧奨の再開を妨げる要素はない
       という認識が示された。
2021年11月 第72回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、
       令和3年度第22回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部安全対策調査会
       において、HPVワクチンの積極的勧奨を差し控えている状態を終了させることが妥当
       と結論づけた。

日本のワクチン事情
  ①副反応に対応して、集団接種から個別接種に変更した。   
  ②日本では国内の製造会社が市場の98.5%を占めていた。
        ↑ ↑ ↑  ↑ ↑ ↑
    ◇海外のワクチンメーカーにとってはビジネスチャンスなので外圧をかける。
    ◇国・医療関係者・公衆衛生専門家はこの外圧を利用すると決めた。







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由井寅子の 予防接種と医原病入門、を読んでメモ

2024年02月17日 | 読書感想
2023年2月17日㈯

由井寅子の予防接種と医原病入門
 由井寅子 著
 2005年11月20日 初版第1刷発行
を、読んでメモ
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著者の由井寅子さんは、1953年愛媛県生まれ。
日本で10年間ドキュメンタリー制作に携わり、その後、英国に移り、世界中を駆け回る。
33才の時、潰瘍性大腸炎を患う。
万策尽きたと思ったとき、ホメオパシーと出会い完治する。
ホメオパシーの学業に励み、英国政府認定の認定ホメオパスに日本人初で認定される。
英国で、その後、日本でホメオパスとして活躍している。

■子供のかかる病気とは
 ①子供のかかる病気は、もともと両親から受継いだ生来的な弱さ(マヤズムの負荷)を減らしたり
  両親から受継いだ体毒を排泄したり、心の毒(こだわり)を克服するために、
  適切な時期に土壌をきれいにする必要があって子供がかかっている。
  だから、幼児の時に水ぼうそうになり、小学校入学の頃に麻疹になる。
 ②子供がかかる病気は、人類が自然でいられるための関門であり、
  それを乗り越えることで あとの人生を健康でいられるようになる。
  だから、子供の病気は、自然からくるプレゼントとも考えられる。
 ③子供がこれらの病気にかかったときに、親はそれを乗り越えられるように応援しなければならない。
  自然治癒力を応援する意味でホメオパシーが役に立つ。
  しかし、自然治癒力を応援しなければならないときに、安易に薬剤で症状を抑圧してしまうと
  かかりきることが出来なくなる。そうすると、土壌は汚いままで、後々いろいろな問題が生じる。

■子供のかかる病気にかからずに 大人になったら?
 (例)Aさんは38歳で風疹にかかった。
    Aさんは、風疹の予防接種をしていた。
    なので、疑似免疫を獲得していたか、かかるだけの体力がなかったのかはわからないが、ずっとかかれなかった。
    でも風疹になる土壌はあり、38歳でかかった。
    それを薬剤で抑えて、その2年後に乳がんになって、由井さんのところに来た。
    由井さんは、風疹のレメディを与えて、その人の乳がんは治った。
  このように、子供のかかるべき病気にかかっていない人は、大人になってから癌を発症することが多いことを私たちは経験上知っている。

■ウイルス、発疹、発熱の構図
  (正しい) ウイルスが体内で広がる → 体の防御機能が働く →ウイルスを体外に追い出す
  (小誤り) ウイルスが体内で広がる → 薬剤で症状を抑える →ウイルスは体の奥深くに入り込む →ウイルスが脊髄に入ると熱が出る →熱でウイルス死滅
  (大誤り) ウイルスが体内で広がる → 薬剤で症状を抑える →ウイルスは体の奥深くに入り込む →ウイルスが脊髄に入ると熱が出る →下熱剤使用 →ウイルスは脳髄に入っていく(髄膜炎発症)
        ※ウイルス(異物)を体外に押し出そうとしている熱を、何度も解熱剤で無理やり抑圧してしまうと、、、
            ◇体は異物を自己とする方向で適応しなければならなくなる。
            ◇自然治癒力(免疫)を低下させて症状を出なくする。

■免疫が低下すると?
    ①異物を異物と認識する力が弱くなる。
    ②異物を排泄する力が弱くなる。
 なので、「異物かもしれないなあ」と常に見張っているので、エネルギーを消耗し、そのうちに「異物」が自分のようになる。
 また、別の異物が侵入しても排泄することが出来ない事態に。

■もうひとつのジェンナー物語
 ◇ジェンナーがやったこと
   牛の痘膿をメスにつけて 子供の体にキリコミを入れた。
  村の子供の半数は牛痘を行った。
     →天然痘にはならなかったが、ほとんどの子供が20才になるまえに結核で死んだ。
      (原因推測されること)
      口や胃腸の自然免疫系を迂回して直接血中にウイルスが入ったために、
      T細胞による「非自己」認識がされないので、一気に牛痘が慢性化した。
      牛痘と天然痘は同種なので、天然痘にはかからない。
      しかし、牛痘ウイルスは「自己らしき?」として存在するので、
      免疫は、攻撃しないが見張りを続ける状態なのでエネルギーをとられ、生命力が低下する。
      結核にかかっても克服できなかった。
  村の子供の残り半数(牛痘を行わなかった)
      →その半数は天然痘で死んだ。残り半数は元気で長生きした。
 
 ◇ホメオパシーならば、、
   天然痘にかかったときに牛痘膿を希釈・振盪したレメディを使用する。

■症状の抑圧は別の自己を生む
  ある産婦人科医
    「検査して淋病があっても、症状が全くでない人がいるが?」
 
 → 急性淋病を発症するには体力がいる。
   淋病の急性症状を出せない場合、淋病をもったまま適応して、
   少し元気になると別の形の炎症である膣炎、カンジタ症、クラジミアなどの症状が出る。 
   これらの症状は出ないより、出た方がよい。
   しかし、淋病は存在し続けていて、いつかは、排卵不全や内膜症、コンジロームになり、
   それがひどくなると癌になる。 
    もし、慢性症状を抑圧するならばマヤズム化していき、
   完全にマヤズム化すると、淋病はなくなり(自己の一部となり)症状はなくなる。
   しかし、何かのきっかけでマヤズムが立ち上がると、今度は逆に淋病は存在しないのに
   淋病の症状やそれに付随する様々な症状が現れるようになる。  
    一旦ヤマズム化すると、それを取り除くことは不可能。
   なので、病気にかかりきることが必要。
    ウイルスが悪いのではない。ウイルスが感染し増殖する「土壌」こそが問題。
   病原菌(病気)は土壌が腐っていると教えてくれている、実はありがたい存在。
   そして、ホメオパシーは土壌をきれいにする。

■抑圧について
(例1)インフルエンザにかかったときに抑圧(薬で治したつもり)した人
       ↓
     ウイルスは体内に存在し続けるので、はっきりした症状はでなくても
     微熱が続いたりする。
       ↓
     慢性疲労症候群になる
       ↓
     ホメオパシー治療
       ↓
     もう一度インフルの症状が戻ってくる
       ↓
     自然治癒で治す
       ↓

     ウイルスは体内から排出される。

(例2)母は結核にかかりそれを抑圧して私を生んだ
       ↓
    私は何度BCG予防接種しても、ツベルクリン陽性反応がでなかった。
     結核ならは、陽性反応が出ない。
     結核でないなら、陽性反応がでる。    
     私・・・結核でないのに陽性反応がでない。
       ↓
   私の中では、結核がすでに自分の一部となっていて(マヤズム化)ツベルクリンに反応することができなかった。
       ↓
   33才の時潰瘍性大腸炎になった。
   (私の潰瘍性大腸炎は、結核マヤズムがベースにあると思う。
    しかし、こんなに何度もBCGをしなかったら潰瘍性大腸炎にならずに済んだのではとも思う)   
    
■ワクチンに含まれている異物がもたらす問題
 ◇なぜアジュバント(異物)が必要か?
  ワクチンは注射で体内に取り込まれる。  
  通常は、口や鼻からとりこまれるため、様々な自然免疫が対応しこれは異物と認識しするが、
  予防接種は自然免疫を迂回するため、T細胞による「非自己」の認識がきちんとされない状態で取り込まれるため、
  ウイルスに対する抗体はなかなか形成されない。
  そこで、水酸化アルミニウムに代表される抗体性補強材(アジュバント)をワクチンのなかに入れて抗体ができるようにしている。
 
  水酸化アルミニウムとウイルスがくっついた異物に、抗体がくっつく。
  しかし、体の弱い人はこれを排泄できない。
  これは、病気にかかった状態、慢性化した状態。

 ◇アジュバントとして使われるもの
  有機水銀水酸化アルミニウムホルムアルデヒト、抗生物質、
   ↓     ↓         ↓
 防腐剤  抗原性を高めるため ウイルスなどの病原体を不活性化するため
  
  ※抗生物質について
   抗生物質が体内に入ると、腸内細胞のバランスが崩れ、腸内で異常発酵を起こすことがある。
   それで腸が膨れることにより、本来は入るべきものではないものが腸壁を通して中に入り血中に入る。
   そうして本来入るべきものでないタンパク質が入ったり、花粉が入ったり、ピーナツの破片が入ったりする。
   例えば、そのタンパク質がそば粉や牛乳に含まれるタンパク質だったとすると、
   二度とそれが入らないようにするために、そばや牛乳をとると、体がアレルギー症状を起こす。

    
   




    




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