薩摩いもこの部屋

ブログを始めていつの間にやら16年目になりました。




  

友の病気を知り涙

2011-12-14 06:00:00 | Weblog
古くから付き合いの有る友人から、携帯に不在着信が入っていた。
それに気付き折り返し電話を入れた所、元気の無い声が聞こえてきた。
不思議に思い「風でも引いたの」と訪ねた所、「否 9月頃から光熱が何日も続き、血尿が出たからびっくりして病院へ行き検査をしたところ、尿道がんと告げられた」との事 抗がん剤を薦められたが、やっと食欲が出てきて今は元気に暮らしておれるから、使わないことにしたと言うことだったので、私も少し簡単に考えて「手術は?」と訪ねてしまった所、「手術は出来ないの・・・」
次に発する言葉を失ってしまったが、当の本人の方が気丈で「この年(69才)まで生きられたので、抗癌剤を使って苦しむより、今は食欲も出て来て食べられるし、車を運転して何処へでも行けるからそちらを選んだ。」と話してくれた。
私を笑わせようと、「痩せたから顔に皺が沢山出来てしまい、この顔を見られる方が辛いよ・・・でもこの皺では死なないからね」私も思わず「そうだね」・・・

近くに住む娘さんも彼女のことを理解して、もし痛くなりどうにもならなくなったら、モルヒネで痛みを和らげてもらうようにと、言ってくれているそうだ。
余り長話も良くないと思い「近いうちに遊びに行くから、体を大事にしてね」と電話を切ったが、元気な頃の姿が思い浮かび涙が出てきた。

短な所でこんな話を聞かされると矢張り心が痛みます。

コメント (2)
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