新国立劇場で三谷幸喜さんの「子供の事情」を観て来ました。
新国立は本当に久しぶりで確実に10年以上は来てない気がして思わず写真を。
新国立劇場って何だか避けてしまう所で「ちょっと観てみたいな」ぐらいでは来ない劇場なんです。
それでも今回、行こうと思ったのは最近、舞台での評価が高い小池栄子さんが出演されるのと、その他の出演者の方々も魅力的でしたし、何よりも皆さんが10歳の小学生を演じるという設定が面白そうだったから。
舞台の方は期待に違わぬ仕上がりで、こういう子供いたよねと思えたり、子供の頃の自分の中との共通点が見えたりして懐かしかったり・・・。
子供って集団の中での自分の居場所を守りたいものなので、舞台で描かれるエピソードがとても理解できました。
三谷さんの脚本はこの子供たちのエピソードを笑いを交えて描きながら、一歩踏み出す勇気とか人と違っていても大丈夫なんだとか色々なメッセージが込められているように感じました。
出演者の方々は皆さん素晴らしくて本当に素敵なお芝居でしたが、一番、印象に残ったのは伊藤蘭さん。
これまで舞台のお芝居をされてるイメージが無かったのですが、可愛さを武器に押してくる女の子を嫌味なく表現されててとても良かったです。
お目当ての小池栄子さんも素直になれなくて、悪い事をしてしまう実は可愛い女の子が生き生きと描かれてて素敵な女優さんだなあと思いました。
完全なストプレだと思っていたら、何度か歌が入る歌入りのお芝居で、天海さんはもちろん、大泉さんや青木さんが楽しく歌われていて、とても楽しいお芝居でした。
東京だけしか上演がないのはかなり残念というか、地方民は寂しいです。