博多座で「Endless SHOCK」の本編公演を観て来ました。
本編の上演は2年半ぶり、博多座でのSHOCKシリーズの上演は5年ぶり。
そして、私にとっては帝劇での観劇が中止公演に当たってしまったので、やっとたどり着いた客席でした。
でも、観劇予定日の前の公演で休演者が出てるという情報があり、当日中止も覚悟して移動を開始していたので、逆に客席に座って本当に観れるとなって緊張してきてしまいました。
久しぶりに観る本編はコロナ対策のための演出変更が数か所ありましたが、出演者全員が、今出来る最高のショーを届けてくださり、本当に、頭が下がるというか、ありがとうでは言い尽くせない思いで一杯でした。
今回、初参加の北山さんと歌穂さん。
お2人とも、これまでのライバル役、オーナー役とは違う役作りで、作品の中に溶け込んでおられたのが素晴らしく、流石の出来栄えでした。
北山さんの音楽活動の事などは存じ上げないので申し訳ないのですが、舞台を拝見した印象では、緻密に役作りをされていて、感情を内に秘めながらも、セリフの言い回しなどの細かい部分で、その思いを表現されている気がしました。
なので、対するコウイチもいつもよりライバル役の内面の危うさを気にかけているように見えて、悲劇へと向かってしまう1幕の楽屋での最後の一言は静かだけど、その重さが観ていて辛くなりました。
そして、オーナー役の歌穂さん。
歌穂さんが、素晴らしいミュージカルスターさんなのは皆さんよくご存じで、私もいくつかの作品を観させていただいております。
その歌穂さんが、大好きな「SHOCK」に出演していただけるなんて、それだけでとても、嬉しかったですし、光一さんをはじめとするカンパニーのメンバーと笑顔で会話する姿が観れるなんて幸せすぎでした。
アドリブのセリフなんて、これまで聞いた事ありませんでしたし、和装が素敵で新しい発見でした。
歌が絶品なのは、言うまでもありません。
最後に光一さん。
今回、息が上がっている場面での光一さんの客席へのフライングはマスクを着用なのですが、マスクして運動するなんて苦しいし、客席の観客はマスクしてるし、そこまでしなくてもいいのではと私などは思ってしまいますが、常に最善を求めて努力をする方なのが凄いなと思いましたし、そのフライングを含め、すべてのパフォーマンスが美しく完璧で、2年半ぶりのコウイチを楽しませていただきました。
もう一つ、今回の観劇でささやかな私の夢が叶ったご報告を。
SHOCKにSOLITARYが入った時に、この曲、宝塚の娘役さん達が踊ってくれたたら、カッコイイだろうなと思いました。
娘役さんは男役さんに寄り添いながら自分も輝けるスキルをお持ちなので、それが発揮できる曲なんじゃないかと感じていたのです。
今回、元娘役さんの綺咲さんがリカ役で参加されたことで、自分の思いが少しだけ叶ったようで嬉しかったです。
美しいSOLITARYでした。
配信では観てましたが、生で観れたらと思っていたので、5月書けなかった事です。
コロナに加えて台風の襲来もあり、日帰りでしたが、久しぶりに劇場の空気を感じる事が出来て嬉しい1日でした。
すべてに感謝です。