今年もお誘いいたけたので「Endless SHOCK」観劇のために帝劇に行ってきました。
東京行きも帝劇も帝劇で「SHOCK」を観るのも久しぶり。
そこで一番感じたのは「SHOCK」には帝劇がよく似合うという事。
他の劇場もそれぞれに良かったですけど、何だか安心感がある。見慣れているせいかもしれないですが・・・。
さて、2014年版の「SHOCK」は昨年のような新しいナンバーやダンス場面が加わるというような変化はなく、多少、セリフが変更されていたり、ダンスの振り付け、照明、イリュージョン場面などが変わっていました。
そんな中での一番の変化はラストの「CONTINUE」の扱い方。
これまではこの曲を出演者全員で唱和する形でしたが、今回は作品の中のナンバーと重ねて歌い上げる事でミュージカルの重唱場面的なフィナーレになっていました。
そしてこの重唱がなかなか良いのです。
どちらかというと「SHOCK」の楽しみはダンスという感じなので、まさか歌で聞き入ってしまうとは・・・。
この変更は今回オーナー役にオペラ歌手でもある森公美子さんが参加された事と関係があるのかもしれません。
音域の広い森さんがいらっしゃる事で全体的に歌が引っ張られているという印象を受けました。
その森公美子さんが「SHOCK」に参加されると聞いた時、ちょっと意外な感じがしていました。
というのもこれまで森さんは翻訳のミュージカルそれも音楽的に完成された作品に出演されているイメージがあったからです。
でも、森さんは以前から「SHOCK」を観劇されていて、ずっと出たいと思っておられたとかで、とても暖かい素敵なオーナーで、違和感は全くありませんでしたし、カンパニーのメンバーも楽しそうでした。
そしてもう一人の初参加者はリカ役の入来さん。
私は全くお名前を知らない方でしたので、どんな方なのかなと思っていたのですが、ダンスや舞台経験はないそうなんですが、新体操をされていたとの事で動きがとても綺麗で、ダンスも歌もとても良かったです。
ご本人は色気がないので「SOLITARY」が大変とかおっしゃっておられましたようですがが、私はこの場面はとても良かったと思いましたよ。
もう少し華があるといいかなという印象はありましたが、これからどんどん良くなっていって欲しいなと思います。
それにしても華奢な方ですね。
多分、歴代のリカ役で一番ぐらい細いです。
そして座長の堂本光一さんは以前にも増して美しいダンスが本当に素晴らしくて見とれてしまいます。
彼は魅せ方を知っているというか、中央で踊るという事を知っている。そんな感じがします。
でも、それが本当に自然で美しい。
そして、今回は歌のスキルも上がっていて、ラストの「CONTINUE」とミュージカルナンバーとのミックスはかなり聞きごたえがあって驚きました。
きっとこれもたゆまぬ努力の成果なのでしょう。
そんな彼の背中を見ている出演者も彼を追いかけて努力を重ねているのが舞台に現れていて、その情熱が感動として私達に力を与えてくれているんだと改めて感じました。
素敵なカンパニーに乾杯!
来月、世田谷で野村萬斎さんの舞台を観る事が決まっていたので、これに合わせて「SHOCK」を観られないかなと一般発売にチャレンジしたら運良くチケットを取る事ができたので、もう1度帝劇に行きます。
楽しみです。