お誘いをいただいて、博多座、日帰り観劇してきました。
初演を観た時に博多で上演されたら行きたいなと思っていたので、上演決定は嬉しかったのですが、行くか諦めるか決めるまで時間はかかりました。
結局、日帰りで行く事に決めて、状況が改善する事を祈る日々でした。
幸いにも観劇日は状況の改善期になり、久しぶりに博多座へ。
思えば、去年、エリザベートの博多公演を申し込もうとしていた所へ全公演中止のお知らせが来て、観劇オタクのコロナ禍が始まりました。
そんなこともあって、入り口で、チケットをもぎってもらっただけで感無量。
だって、博多座は日本一素敵な劇場ですもの。
劇場からの情報発信にはいつも来場客の目線があって、本当に配慮が行き届いていますし、どの位置の席からでも、観やすいです。
どこかの劇場に見習ってほしいです。
さて、舞台の方ですが、大阪、東京を経て、ますます、パワーアップしてて、本当に楽しい。
そして、音響が良いので、響き渡る和楽器の音が心地良くて、劇場の一体感に酔いしれました。
今回の再演で、私的に一番印象に残ったのは歌穂さんのヒポリタの神々しさ。
初演の時も凛としていて素敵でしたが、今回、観るたびに輝きを増されてて心惹かれました。
そして、作品の中に好きな場面がいくつかあるのですが、その中でも、物語の序盤で、アーサイトとパラモンがクリオンについて歌っている所で、アーサイトが客席に背を向けて立ち、パラモンの肩に手を置いている時があります。
そんなに長い時間ではないのに、どの場面よりも二人の信頼関係が感じられて(役としても、役者としても)、この組み合わせ、やはり奇跡だと改めて感じた1日でした。
博多公演も中日を過ぎたとの事。最後まで完走できます事お祈りしています。
又、いつか劇場で観たい作品ですが、このオリジナルキャストでずっと観ていたいので、それが叶うといいな・・・。