観られなかった舞台がどんどん増える現状に日々耐えていますが、もう少しだけグチ書きます。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために劇場公演が中止されて2ケ月以上。
緊急事態宣言が全面解除された事もあって、各方面で再始動の動きも見られる今日この頃ですが、大劇場の再開はまだ、アナウンスされていません。
中止の期間中、様々な形で舞台映像の配信が行われてはいたのですが、個人的に映像で観る舞台にはあまり食指が動かないので、ほとんど観ていません。
だって、TVで劇場中継番組を見るのと同じですですから・・・。
手軽に観れる、一場面だけの動画とかは、時々、観るんですけど、劇場中継の番組も録画はするけど、通して観る事はほぼ無い人間です。私。
生配信なら、違うのかもと思うけど、生の場合、家で数時間観続けるとか出来ないかもね。
舞台って、劇場に行って、その空間にいるから、日常から離れられるというのがあると思うし、やはり、音に包まれたいなと思う。
だから、せめて、ライブビューイングとかじゃないと舞台の臨場感は得られないかもというのが、今感じている事です。
ところで先日、宣言解除後の演劇界の動きとして、本多劇場で無観客のお芝居を有料配信する公演が行われた事がニュースなどでも取り上げられていました。
このチャレンジを観て、私的には有料配信とライブビューイングを合わせていただけると嬉しいかなと思いました。
劇場再開にあたっては収容人数の半数でというのが示されているようなのですが、5割では採算は合わないと思いますし、又、半数の観客で採算取るために入場料が値上げされるというのは、観る側としてはかなりキツイ。
有料配信は自宅などで観劇できるので、観客の幅を広げるのにも役立つとは思いますが、やはり、臨場感に欠けてしまうのが、私的には気になるところ。
実はライブビューイングも参加するまでは、映画館で映像を観るにしては、料金高くない?と思っていたし、臨場感を感じないのではと思っていたのですが、思わず拍手しそうになる作品もあったりしたので、充分楽しめると感じています。
近距離の映画館なら、観客の移動距離も短く出来るし良いと思うのですが・・・。
それに、ソーシャルディスタンス2メートルというのは、マスクをしない状態でのことだと京大の宮沢先生もおっしゃっておられましたから、マスク着用で同じ方向に向かって着席する映画館では劇場ほどの間隔は必要ないのではと思いますから、そのあたりを上手く組み合わせて、舞台の空気感を味わえたらいいな。
もちろん、舞台製作側のスタッフさん、演者さんのすべてが検査を受けられて感染リスクがない状態で上演できることが大前提なのは、言うまでもありません。
生の舞台が観れるのが、一番なんだけど、このまま、何も見れないままなの、凄く、淋しい。
心が枯れる。救済の道を開いて下さい。