今年、20周年の「Endless SHOCK]。
帝国劇場で観劇する機会に恵まれたので出かけてきました。
今年はアンサンブルの方も含め、キャストの入れ替わりが多くて、初めましての方が大勢。
中でも、今回、ライバル役に上田竜也さんが入った事は大きな話題になっていました。
私は上田さんの舞台を拝見した事はありませんし、アーティスト活動も目にする機会はほとんどないので、単なる見た目判断ですが、これまでのライバル役をされてきた方々と比べるとシャープ過ぎるのではというのが、このキャスティングに対する印象でした。
でも、ライバル役の心の弱さをしっかりお芝居で表現できているので、前半の強気の部分との対比がくっきりして、これまでになかった役作りになっていて、とても良かったです。
それも、彼のお芝居をしっかりと受け止める光一さんの存在が大きくて、素敵な空間になっていました。
今回、細かい演出の変更やお衣装の変更もあって、馴染めないところもあったのですが、リカとオーナーの日舞シーンは、心に響く素敵な場面で一度でお気に入りになりました。
それにしても美波里さん。本当に素敵ですね。
光一さんも奇跡の四十代だと思いますが、美波里さんも奇跡の美しさとカッコよさだなあと見惚れていました。
多分、お二人とも、内面の美しさが表にもにじみ出てるんでしょうね。
ラストの大桜も演出が変更されていたのですが、桜に向かって歩いているコウイチの姿を見ていたら、西行の「願わくば~」の歌が頭の中を巡って離れなくなりました。
何故か私の中では西行の和歌とSHOCKがいつも結びついて終わるのです。
今年も沢山のエネルギーを舞台から得る事が出来て、幸せでした。
でも、SHOCK観劇は集中しすぎて疲れますね。心地よい疲れですけど・・・。
これからの作品の発展を願っていますし、観る機会を得られる事を願っています。