国際法務において、海外のクライアントに対し、円で報酬を請求するのか、ドルで請求するのか。
円が弱いからドルで請求するというのは私は卑しいと思うので、私は円で請求します。
自国通貨が弱くなったときにその恩恵を被るのは、その国の人ではなくて相手方のような気がします。
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一方、弁護士業務ではなく、国際貿易では、一般に円ではなくドル建てで請求しているようですね。これは、仕入れ(輸入)もあり、販売(販売)もあるメーカーでは、両者で為替リスクがトントンになる(相殺される)から、まあ合理的。
仕入れがない(海外から何か輸入するわけではない)日本の弁護士が、「円が弱くなったから儲ける」のは、私の倫理感覚からすると、だいぶ抵抗があります。