執行草舟さんの本で勧められていた、「南天棒」というあだ名を持つ明治の禅の高僧の本を借りた。
あいや、高僧ではなく、「傑僧」というサブタイトルが付いています。
「偉人」と崇められる人の多くは、「傑物」でもあった。
日本奇人伝みたいなのに載った田中正造しかり。
人は皆、特に若い方は皆、まずは「傑物」たらんと志すべし。
ーーーーーー
その「傑僧」南天棒は、本名(僧名)は中原鄧州。山岡鉄舟と交わり、乃木希典や児玉源太郎の師匠筋。臨済宗。
私が禅に傾倒して30年。
禅は、何か人間の器を広げてくれる気がする。
禅は、バカになる (stay foolishでいる)ヒントを与えてくれる。
禅は、世俗ベッタリの俗物にならない磁力を与えてくれる。
禅は、世論や流行に流されない自分を作ることを手伝ってくれる。
独坐大雄峰。
これからも、朱に交わりて赤くならない自分を築いていきたい。