川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

偉くなくとも正しく生きよ 正しくなくとも美しく生きよ

2024年12月11日 | 人生
偉くなくとも正しく生きよ。

そう言われる。俗世間で出世ばかり考えているケツの穴の小さい人間になるな。
「人として」何が正しいか、自分で考えよ。

そんな文脈。

さらに。

『組織不正はいつも正しい』。

 
「正しさ」は、歪み、暴走し、色褪せる。
カイシャの「正しさ」は、しばしば社会のそれと相反する。

例えば。

アメリカから見たら、原爆投下は、戦争を早期終結させて戦死者を減らすための「正しい」戦略だった。

アメリカ人の何割かは、今でも、「原爆投下は正しい」と思っている。

かように、「正しさ」は、いくらでも、理屈をつけることができる。いつまで経っても平行線。

そこで、正しさに代り、また、正しさを補う、「美しさ」の評価軸を持つと良い。「カッコ良さ」でもいい。

原爆投下は、長い目で見て、人として、人類として、「美しい」行為ではあるまい。

だから私は思う。

正しくなくとも美しく生きよ。

周りが「歪んだ正しさ」を信じているとき。
世間の「正しさ」が間違っているとき。

例えば、軍国主義。80年前はそれが「正しい」選択だった。
でも、今、軍国主義は、美しくない。

だから、思う。

常に正しくなくていいい。周りが間違っていれば、「正しく」ない選択を、忖度せず、堂々と取れ。嫌われる勇気を持て。

それが、美しさ。カッコ良さ。

まとめると:

偉くなくとも正しく生きよ。
正しくなくとも美しく生きよ。

これ、短冊に書いて、子どもたちに示しておこうかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チベット独立 武力闘争

2024年12月11日 | 歴史
もうネットにも載っていないけど、1960年とか70年代、ダライ・ラマはチベットを武力で独立させるか、くらいの勢いだったらしいですね。

精悍な顔つきをした、好戦的な態度で。

日本では作曲家の黛敏郎さんとかがそのダライ・ラマを支援していた。黛敏郎さんは、国際勝共連合とかと一緒に、「スパイ防止法制定国民会議」の発起人にもなっている。保守の方。


1989年にダライ・ラマがノーベル平和賞を受賞したのも、オバマ大統領がもらったみたいに、「ノーベル平和賞をあげとけば戦争しないだろう」的な、政治的な思惑があったのかもしれませんね。

その好戦的で精悍なダライ・ラマや黛敏郎さんと交渉していた、執行草舟の述懐を参考に、 本稿を記載しています。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『人間の運命』 執行草舟 

2024年12月11日 | 
『人間の運命』 執行草舟 から取り急ぎ抜粋:

■垂直を仰ぎ、不合理を愛し、革命に生きる

■今の母親は、ものすごく子どものためにいろいろとやっています。私の母の百倍か二百倍以上です。しかし私が見ていて感じるのは、全部が自分のためなのです。

■この「スカッとする」ようなものを一般民衆は望んでいるのです。

■義和団事件のときに、列強各国は眼前の日本人の「武士道」に驚愕しました。その武士道を知り、イギリスが日本と条約を結べば、多大な国益をもたらすと考えたのが、ヴィクトリア女王でした。

■シモーヌ・ヴェイユ フランスの哲学者 「心に真空を作る」

■「骨のある人間」 「骨身を削る」 「粉骨砕身」 「気骨に満ち」 
土性骨が据わり、骨折りを厭わず、骨惜しみをせず、
すべて人生上で重要なことは、骨という単語が使われている

■『老子』 「その志(し)を弱くしてその骨を強くす」 

■(立派な人間は骨があるから、物理的に)骨壺が二つ必要。父も骨壺が二つだった

■「肉欲」とか、欲望を肉と呼び、精神を骨と呼びました。

■フランスの哲学者シモーヌ・ヴェイユ 「真空は、最高度の充満である」

■本能寺で死ぬときに、 「是非に及ばず」
 …刹那の気合で、一言目に何を言うか。

■私は私のエネルギーを生かす生き方をした。それが私は親孝行だ

 自分が力いっぱい生きて、自分が信じる人生で、信じたまま自分の死を堂々と迎えられるような人生を生きることが、 私は最大の親孝行だと思うのです。

■私は魂論者なので、親と上手くやっていこうとか、そういう気は全くありません。

■ミルトンは全盲になってから『失楽園』を書いた

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『超葉隠論』 執行草舟 

2024年12月11日 | 
『超葉隠論』 執行草舟 から気になる言葉を取り急ぎ抜粋:

■ 恋死なん
 後の煙にそれと知れ
 ついにもらさぬ
 中の思いを
  『葉隠』

■I can no longer live without elegance.
 エマソン

■本気にては大業はならず、気違ひになりて死に狂ひするまでなり
 …これはいい言葉。短冊に書こう。

■ジョージ・オーウェル
 「偽りの蔓延する時代には、真実を言うことが革命の遂行になる」

■人をだますときは、新しい言葉をつくって概念を変えてくる。
 ✓ 借金のことをローン
 ✓ 売春のことを援助交際
 ✓ マインド・コントロールとかカルトもそうですね、、、
 言葉の乱れは心の乱れ

■孤独とは 「自立」「独立自尊」 

「孤立」は幼稚だからみんなと群れたいけれども、嫌われて相手にしてもらえない状態、社会から疎外されること。孤独とは違う。

■「道」の付くものはすべて、命懸けでそれと対面すること
 柔道、空手道、、、

■インドのバイブルみたいな『バガヴァッド・ギーター』は『葉隠』

■我々の魂は死の中にあって、初めて肉体の欲望に打ち勝つことができる

■ 死を考えない人は動物的な欲望に振り回され、一生を終えてしまう

■ まず「どう死ぬか」を決めるのがすべての文化の始まり

■ 死生観は「死」が先。「生死観」ではない。

■犬死とは自分の人生が「未完」で終わっても構わないという覚悟

■上を目指さない(向上心がない)ということは「今の自分でいい、今の自分が最高」、つまり傲慢。

■(執行草舟は)現世なんかは問題にしていない。
 私は天の彼方にしか興味はありません
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『夏日烈烈』 執行草舟

2024年12月11日 | 
『夏日烈烈』 執行草舟 から取り急ぎ抜粋:

■ 中川八洋先生の『正統の哲学 異端の思想』はいい

■ 僕(執行草舟)が宗教を好きな理由は、宗教は人類の文明の中で「憧れ」が形態を変えたものだからなんだ。

■ 生命的に価値があったことというのはやっぱり、「かっこいい」という感動性だけなんだ。

■ 武士の帯刀を「銃刀法違反」というか? その「時代精神」に従わないといけない。

■乃木希典は、学習院の生徒皆に日本刀を持たせて、犬とか豚をズバズバ斬らせて、生命を殺す練習をしていた

■ 「歴史は親だから、歴史の欠点を愛する」

■ 「ともしびそのものがともしびなのではなく、ともしびに向かうことがともしびなのだ」

■ 「陽明学徒 三島由紀夫」という署名のある書で、「義」と大書した色紙を三島は執行草舟に渡した

■ 不幸から逃げようとしたら、汚れきってズタズタの豚になって死んでいく 立ち向かって初めて人間として何かを一つ摑んで、頑張れば人間として死ねる そのための根本思想が、「毒を食らえ」という思想。

■ 大切なものをどこで擲つか

■ 本当に崇高さのある宗教はキリスト教だけ。
 崇高さって何かというと、野蛮性
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『風の彼方へ』 執行草舟・横田南嶺

2024年12月11日 | 
『風の彼方へ』 執行草舟・横田南嶺 から取り急ぎ抜粋:

■ 武士道とはやせ我慢とダンディズムだ

■ 世の流れとか、世間で役に立つことを否定するのが坐禅 禅は否定です。武士道も全て否定なのです。 

■ キリスト教では死ぬことによって永遠の生命を受ける

■ 「体当たり」  先入観も、打算も計算も全くないという生き方

■ 禅は不合理の極み

■ 宗教の本質は生命論であり、親の親の親の親が宗教なんです。ですから、神仏に対しては、与えられた生命に感謝を捧げその燃焼を祈願するだけでいい。 いまはほとんどの宗教がご利益信仰になってしまっている。現世のことは全て自己責任なのです。

■ 「死は最大の施しである」

■ 僕(執行草舟)の妻は二十七歳で子どもを産んで、三ヶ月後に死にました。スキルス性の乳がんです。

■ 面白い奴は、みんな痩せ我慢をしている。本音はもちろん大切ですが、嘘がまた面白いんですよ。 嘘が真実にならなければ人生ではない。 

■ 文化は人間の心にあった夢や憧れが真実と化したもの

■ 武士道や禅における修行とは、悪いものとか汚いものをきれいなものにする力を養うことであり、それが「痩せ我慢」である

■ 松尾芭蕉  「旅に病んで 夢は枯れ野を 駆け回る」 死への覚悟

■ 現世を重視している人には魅力がありませんね。そして、みじめで弱いです。人に認められたがり、この世で成功したがる。だから、保身的になります。現世で得をしてしまうと、いい人生にならないのです。 

■ 報いを受けないと決めると、何でもできるようになる。
 逆に報いを受けようと思うと、臆病になります。

■ 荘子は「人間の迷いのうち最大のものは、生に対する執着である」と言っています

■ 与謝野鉄幹 「義のため恥を忍ぶとや」「人を恋ふる歌」

■ 文七元結 - 江戸時代の人は目の前の不幸を見捨てて自分だけが幸せになることはありえないということを、博打好きの左官でもわかっていた

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『根源へ』 執行草舟

2024年12月11日 | 
執行草舟 『根源へ』 から取り急ぎ抜粋:

■ メメント・モリ(memento mori) 「死を想え」が中世の合言葉です。この言葉の真意は「生ききれ」ということにあります。

■ ウナムーノ 「外国語は十五歳以前には絶対やってはならない」

■ 老子 その志を弱くして、その骨を強くす

■ 史記 高祖本紀 命は天に在り

■ デュルケーム あらゆるものを聖と俗に二分する思考法が宗教を生み出す

■ 黛敏郎氏 宗教心とは崇高に憧れ、自らの犠牲を厭わぬ精神のことだ。それは人間に何ものかを強いることになるだろう

■ フロイト 恥とは「理想的自己(超自我)と現実的自己(現実自我)と落差の葛藤から生ずるもの

■ 現代人が幼稚化しているのは、恥を忘れたからにほかなりません。全員が恥知らず

■ 強い恥を持つ人間こそが、強い罪の意識をもつこともできる。

■ パウロ ローマ書一章十六節 我は福音を恥とせず

■ 恥が強力になってくると、文明を生み出すための罪の文化になる。それが「旧約」という罪の文化 「旧約」は、掟としてあまりにも厳しい

■ 神も動物も羞恥しない。しかし人間は羞恥する。
 恥の意識は、人間の人間たる所以なのです。 実は、恥は「高貴なるもの」 「志が高いほど羞恥心が出る」

■ 「いき」というものが恥と表裏の関係にある

■ 恥の文化とは、もともと「トーテム文化」(Totemism:トーテミズム)と呼ばれるもの。

■ honourは人間的な名誉を表わし、それが信仰心と結びつくとgloryと言います。

■ 進化は非常に精神的・哲学的・宗教的な概念
 進歩は物質的・文明的・歴史的な概念

■ 産業革命以前は自由・平等・博愛のうえに神がいて、厳しさと道徳の根本を人間に命じていた。

 科学文明によって傲慢になった人間が、神と厳しい戒律を削ぎ落として民主主義思想を創り出した。

■ 人間は穢れます。そこで穢れを水で流す。西洋では洗礼をします。 そこに込められている思想は、「文明の垢を洗い流して自然を思い出せ」ということです。

■ 私(執行草舟)は十九歳のとき 六千頁もの大著(トインビー)を原書で読みました。

■ 受難(Passion)は、人間が持つ情熱によって引き起こされます。 人は情熱に突き動かされ、受難に遭うべきなのです。 受難を引き受けられない人生は価値がない。

■ 人は死ぬまで満たされてはならない。「呻吟」することこそが、人生そのものだ

■ 愛と憧れは、途轍もなく大きいものを目標にしなければなりません。もちろん、自己の人生では、その何分の一もできないかもしれません。だから人生は「悲しい」のです。

■ 『ハムレット』の中で、ハムレットが死を目前にして言った言葉 「The readiness is all.」「覚悟がすべてである。」
 
■ 動物の一生は、遺伝子だけで決まってしまいます。遺伝子以外の働きができるのは人間だけです。 遺伝子通りに生きなかった 自分を物質化、動物化している。要するに犬猫と変わらないのです。

■ 崇高なるもの:堅固で量感があり、人間に畏れを抱かしめる
 …エドマンド・バークの定義

■ 殿様の代わりに神を置けば、武士道はそのままキリスト教になるとまで内村鑑三は言っていました。

■ 第一次世界大戦を指導したクレマンソー、第二次世界大戦を指導したチャーチルが、ともに文学少年だった

■ テニスンの「ユリシーズ」という詩の一節、「私は、私の出会ったものすべての一部である」 「I am a part of all that I have met」

■ 日本の場合は、強力な一神教が生まれなかったため、恥の文化をずっと表面化にも持続し続けてきた

■ トーテムを部族団結の「装置」

■ 文明の初期にそのタブーがあまりにも強かったため 緩やかにしようとしたのが釈迦でありキリスト
  極端な厳しさの中で、優しさの大切さを説いた
 トーテム文化がまかり通っている先進国は、世界の中で日本だけ 
 天皇制は、日本民族にとって古代からのトーテムのひとつ

■ 『葉隠無残』 『阿部一族』 武士道を描いた最高の文学 

■ 武士道とは、「敗北の哲学」
 たとえ、人生において敗北しても、ひとりの人間としては必ず価値のある生を送るぞという気概が武士道なのです。 

■ 運命への愛を持つとは、不運と不幸を受け入れれること。その気持があれば、覚悟が据わります。そうすれば、崇高なる何ものかが見えてくる。それが見えれば、自己は「永遠なるもの」と出会います。

■ それがたとえ死であっても、自分に起こることは価値があると信じること 
 自己に与えられているものすべてに「何らかの価値」を感じ「大いなるもの」に繋がっていることを感ずる

■ 孤独とは、崇高なるものに恋い焦がれること 神と繋がること 永遠を志向すること 

■ 垂直の人生を歩もうとすれば、必ず孤独になる。孤独でない垂直などはありません。

■ 無価値のゆえに、ドン・キホーテは崇高なのです。 価値あるものに突進するのは欲望です。

■ 世界でもっとも不合理な宗教でもあるキリスト教を受け入れた宗教が西洋で、世界でもっとも合理的な科学を生み出すことができた。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『友よ』 執行草舟

2024年12月11日 | 
執行草舟の『友よ』(執行草舟さんが好きな詩を集めた詩集)から取り急ぎ抜粋:

■ 生きるとは美しく滅びることを言う
 死を悪いものとし、または恐れる生き方は真の人間の生き方ではない。

■ 敗北を嫌う者は、本人に自覚はなくても、やはり他者の評価を求めているのだ。

■ 真の人生は修行にあって、たまたま成功したとしても、それは結果に過ぎない。修行の人生を送る者にとって、成果や成功などは、あっても無くてもどちらでも良い。

■ 修行を厭う者はすぐに成果を求める

■ ただひたすらに自己の道を真っしぐらに進まねばならぬ。それでこそ、独立自尊の人間の生き方と言えるのではないか。

■ ただ不断に自己の生命を燃焼させること。これが自立した人間の真の人生を創る。

■ 洗練とは、言行一致の知識を身につけることを言う。

■ 詩人とは、魂の探究者であり、求道者。詩は魂の雄叫びである。
 快男子とは何か。それこそ、人生が一篇の詩となる人物ではないか。

■ 自分の人生を、一篇の詩となさねばならない。自分が詩のごとくに我が道を行く。燃ゆる魂そのものとなるのだ。つまり、自分自身が詩そのものとなるのである。

■ 信じられぬものを信ずる。信じている自己を信ずる。信ずるとは、信じた自己を信ずることを言う。信ずる自己を築き上げることが、実は真の自立した自己を創ることに繋がる。

■ 「私淑」は孟子の言葉

■ 西郷隆盛を考えるということは、日本を考えることだ。(執行草舟は西郷が)好きで好きでたまらない

■ 死ぬよりも辛い壁 聖書のヨブ記を参考

■ ニーチェは、「自己を貫くためには、他者の同情を求めてはならぬ、同情を求める心をもってはならない。」と言っている

■ 同情とは人間の崇高な美徳だが、それは自分が他者に対してなす場合 同情を求める心は、最も卑しむべき心である。

■ 直でないものをすべて邪と言う。
 直は邪に対する言葉なのだ。邪を糺すために成敗する腕力は直なのである。

■ 好し是れ心を修する処、何ぞ必ずしも深山に在らん。

■ 自分の家が宮殿で、仕事場が神殿

■ ゲーテの言葉 「悲しみの涙もてパンを食せしことなく、泣きぬれつつ目覚めて夜を明かせしことなき者は、末だ天の力に与るを得ず」

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『老に学ぶ』 執行草舟ら

2024年12月11日 | 
『老に学ぶ』 執行草舟ら から取り急ぎ抜粋:
  • その人の生命がボロボロの灰になるまで燃え尽きたかどうか、私にとっての成功哲学はそれだけです。
  • 真剣に生きてきた人物ならば、他者の幸福を願うということは、自己が不幸の部分を引き受けることによって成り立つことに気付いているに違いありません。
  • 怪僧・南天棒は、落ちれば死ぬほどに深い井戸の上に、板一枚渡してそこで座禅を組んでいました。
  • 私にとって死とは、『バガヴァット・ギーター』を読めなくなることである(ガンディ)
  • 理解するのに知性はいりません。必要なのは勇気だけだと思っています。
  • (森信三の唱えた)全一学とは、二宮尊徳の教え (知行合一)
  • 弟子たる者は師匠のケツの毛まで見届けなくてはならん。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『「憧れ」の思想』 執行草舟

2024年12月11日 | 
『「憧れ」の思想』 執行草舟 から取り急ぎいい言葉を抜粋:

■  武士道とキリスト教に共通するのは、「野蛮性に裏打ちされた高貴性」

■ 内村鑑三 キリスト教は、武士道と同質のものである

■ 利口とは、損得に長けて、現世を賢く生き、現実の流れに身を委ねる生き方 水平的な生き方 物質的な生き方 肉体的な生き方

■ 愚かとは、人間の憧れだけに生き、人間精神の理想のために命を捨てる覚悟を持つ生き方  垂直の生き方  生命的な生き方  精神的な生き方

■ 垂直とは、勇気の別名である。

■ 信仰とは愚かなものなのである。しかし、その愚かなものが、あの偉大なヨーロッパを創った

■ ミケンランジェロの私生活は、禁欲そのものであった

■ 人間は、到達不可能な永遠に対して、愚かとも見える清らかさと純粋性を持ち続けるのか、それとも挫折をして利口になり現世に埋没して行くのかということに常に直面する。

 この苦悩を持って回避する「楽」が、現代を覆っている

■ ゲーテ ただ憧れを知る人のみが、我が悩みを知り給う

■ エンリケ 航海をすることが必要なのだ、生きることは必要ではない

■ ジート 行為の善悪を判断せずに行うこと
     善か悪かではなく、迷わずに愛すること
     君に情熱を教えよう
     平和な日を送るより悲痛な日を送ること
     私は死の眠り以外の休息を願わない

■ ヴィヨン 泉のかたわらに立ちて、喉の渇きに私は死ぬ

■ ドストエフスキー 不幸とは自分が幸福であることを知らぬことだ。

■ ヴェーユ 恩寵は満たすものである。だが、恩寵をむかえ入れる真空のあるところにしか入って行けない。
  
 真空は、最高度の充満である

■ 『正法眼蔵』 花は愛惜に散り、草は棄嫌に生ふるのみなり

■ 我々の肉と内臓は三年の周期で変換され、骨組織は七年で完全に入れ換わる

■ 埴谷雄高の勇気を示す言葉「俺は人間でありたいとは欲しない、何か謎でありたい」

■ 生命は、権利ではない。それは、宇宙から与えられたものだ。我々は、生きることを「許されている」存在なのだ。

■ 憧れに向かう者は、生きようと考えてはならない。不幸を覚悟しなければならない。

■ 憧れに向かう精神とは、そのすべてが「祈り」 殉教も芸術も読書も、等しく人間の未来へ投げられた「祈り」

■ 読書とはより良い人生を得るためのものではない。むしろ、そのような人生を捨てるためのもの。

■ 不幸に弱い人間は、読書が足りないのだ

■ 知識を求める読書は、自己を失う

■ 読書とは、知識を得るためのものではなく、過去の人間の心に触れること

 知識は我々を強烈に誘惑する

■ 書物は、生きるために読むものではない。正しく死ぬための思想を得るためにある。

■ トインビーの『歴史の研究』 原書全巻十二冊を、二十歳くらいの執行草舟は、一ヶ月の間、読み続けた。 睡眠は二時間で、食事は一食。一ヶ月で十キロ痩せた

■ 「マタイ伝」十章一三節 
以下の「わたし(キリスト)」とは、「精神」のこと 
わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしくない わたしよりも息子や娘を愛する者は、わたしにふさわしくない

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『生くる』 執行草舟 

2024年12月11日 | 
『生くる』 執行草舟 からいい言葉を取り急ぎ抜粋:

■ わかろうとすれば信ずることはできない。わからない方が良いのだ。理解できないから信ずる。

■目に見えないもの、わからないものに対する、人間としての正しい付き合い方を、西洋は信仰で考え東洋では礼で行った。

■ 空海 「故人の跡をもとめず、個人のもとめたる所をもとめよ」

■(英国のオックスブリッジが)ディナーにおいて、一番厳格に制約の枠を嵌めたものは、しゃべる時の声量だった。

■ 斎藤秀三郎 英米人は英語が下手だから行く気がしない。

■ 野口晴哉「食わなければ健康、食えなければ餓死」

■ 捨てぜりふもまた決して口に出してはならぬ。弱く臆病な人間は、すぐに捨てぜりふを吐く。

■ 千差万別の価値観の中から生き残ってきた、万人が平等に納得し尊しとしてきたものを人の道と言う。

■ 善人とは、馬鹿者または役立たず

■ 嘘もつかねばならぬし、だまされなければならない 自分が汚れていく どんなに汚れ果てて 自分は汚れなければならないのだ。

■「身軽足軽、人を創らず」(徳川家康の言葉とされるが、元は)今川家の重鎮、太原崇孚の言葉

■必然のあるものはすべて良く、それがないものはすべて悪い

■高貴は、真の上品さを伴う場合もあり得るが、上品さは決して高貴をそのまま伴うことはない。 高貴とは、野性または野蛮性をその根源とする。

■高貴性を身につけるには、他者を大衆と見て自分は崇高なものへ、ただ一人だけでも、向かおうとする気概を必要とする。 高貴性は孤独の中で育まれる。

■ ソ連は本当にできるのだという事実を見たことによって、米国の百分の一の経費と人と時間で原爆を製造した

■ 悪い習慣を身につけている人は、うすうす悪いとわかっているから、つい卑屈になる。この卑屈さが自負心を奪い、流行にふりまわされ、他人に認められたがり、誉められたがる小人を生み出す。自分を低めることにより、個性も人格もない浮き草となる。

■ 青春とは、万能であったはずの自分が、限定されていく過程を言う。

■ 歴史の中に親を見なければならない。 親は丸ごと好きである。だから、歴史も丸ごと私は好きだ。 親を好きだから、自分のことも好きなのだろう。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『誠に生く』 執行草舟

2024年12月11日 | 
『誠に生く』 執行草舟 から刺さった言葉を取り急ぎ抜粋:

■ トインビー 「理想を失った民族は滅びる」

■ 保田與重郎 「偉大なる敗北とは、理想が俗世間に敗れることである」

■ 倉田百三 「夢見ることを辞めた時、その青春は終わる」

■ 孫文「百折不撓」
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

執行草舟 『生命の理念』

2024年12月11日 | 
執行草舟さんの本で、『生命の理念』はやや特殊。理系。

「森羅万象につき一家言を持っている」執行草舟さんは、何について聞かれても、何かをすぐに回答できる。だから執行草舟は「AI(ChatGPT)みたい」と言われている。

その「執行草舟のAIっぷり」が一番良く分かるのが、この『生命の理念』の2分冊。

『生命の理念Ⅰ』 執行草舟

■自分ひとりの人生で完成できるものなどは元々何もありません。みな円環の一部分を担うだけなのです。生き切った人の人生は、すべて「未完」です

■何かを「やり遂げる」という考え方自体が、要するに自分の欲望です

____________

『生命の理念Ⅱ』 執行草舟

■就職や結婚などの約束は、破れば社会的な信用を大きく失なう

■「あの人は欲がない」というような無欲の状態というのは、大欲に生きていけるという意味

■アムンゼンは「自分は探検家である。探検家は救難信号を絶対に無視しない。ここで行かなければ、自分は探検家でなくなる」と答えた。
 そして救難に行って死んだ。

■新しいものには、卑しさが潜んでいる
 人間は全員、卑しさを持っている

■社員旅行は、社宅などに始まる企業の最初の福利厚生です。日本では五十年位前までは旅行できる人などほとんどいなかった

■ 人間は、記憶していることがすべてなのです。記憶していないものは言葉にもできないし、知性も育まれません。
 結果的に、人生に何も寄与しないのです。記憶していないものは、「零」なのです。

…私もしっかりいい文句は暗唱しないと。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『悲願へ』 執行草舟 

2024年12月11日 | 
『悲願へ』 執行草舟 から気になった言葉を取り急ぎ抜粋:

■「物心一如」という言葉を松下幸之助は好んで使っています。
  「物心一如」というものが分かってくると、人類は「地球の主人公」になる

■歴史上、価値のあるすべてのもののうち、宗教性がないものはありません。

■運の良い人は悲哀がないので何かやけに明るいです。大体、やけに明るい人は駄目ですね。

■松下幸之助自身は、不幸のどん底の中で死んでいった

■私の尊敬する人たちは、不幸の中で死んでいった。
 やはり人間として先人の後を追い、自分もそのような真の人間として生きるには、人類の祖先たちの苦労を背負うという人生を送りたい。

 要するに、そういう先に生きていた偉大な人たちは、私はもう自分の祖先だと思っている。

■私は不幸になりたいと標榜して、ずっともう何十年と生きていますけれども、それでもエゴイズムの方に傾いてしまうことがある。時代がそうなので、ついそうなってしまうのです。

■昔は、食べ物の方に目がいっただけで卑しいと言われた

■昔は、以下のように言われた
 「よその家の子に勝手にお菓子などくれるな、ふざけないでほしい。」
 「後の責任とれるのか。」
 「この子が贅沢な人間になったら、どうしてくれる」

■「一敗地に塗れたからと言って、それがどうしたと言うのだ。すべてが奪われたわけではない」

 ミルトン『失楽園』

■我利我利亡者とは、餓鬼道に堕ちた人間のこと

■今はテレビを通じて、昔の低層階級の常識が主流になった

■執行草舟は、新聞も読まない

■本当にすばらしい人生を送った人の生涯は、基本的には時代を共にしていない人には分からない

■生き残った人間は全員、戦後に闇米を食った人

■戦後の日本においては、左翼的な立場ということは、すべて文句屋だということです。

■広田弘毅は、『論語』を父親の思い出も含めてね、毎日寝る前に三十分ずつ死ぬまで読んでいた

■(移民流入に喘いでいる欧米は)自分たちで創ったヒューマニズムに自分たちが完全に縛り上げられた。

■松下幸之助に三時間も立ったまま叱責され続けた社員は多い

■(志の実現を期するときに)少しでも難しいとか、結構大変だとか思ったら零点です。何にも出来ないです。物事というのは、難しいと思った瞬間に零点になります。難しいと思うことは、生命的な逃げです。自分の防御です。

■ 松下幸之助の『新しい人間観の提唱』 

まことに人間は崇高にして偉大な存在である。

 昭和四十七年
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福井シンポジウム

2024年12月11日 | 旅行記
今年最後のシンポジウムは福井!

人口ワースト5の76万人くらいの福井県。

でも、3月に新幹線が開通して東京から3時間の直通!

駅のお土産屋などは大繁盛の様子でした!

恐竜博物館もリニューアルされたそうです!








拙著にたくさんサインをさせていただきました!













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする