狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

我々の大方の苦悩はあり得べき別の人生を夢想することから始まる。自分の可能性という当てにならないものに望みを託す事が諸悪の根元だ。今ここにある君以外、他の何者にもなれない自分を認めなくてはいけない。

2017年12月18日 17時36分39秒 | VSの日記

『何が特別なのか知らんが、世間ではクリスマスイブは特別である。
クリスマスイブに比べたらクリスマスイブイブは重要ではない。
ましてクリスマス当日などはなおさら無意味である。
クリスマスイブこそ、恋人たちが乱れ狂い、電飾を求めて列島を驀進し、無数の罪なき鳥が絞め殺され、簡易愛の巣に夜通し立てこもる不純な二人組が大量発生、莫大なエネルギーが無駄な幻想に費やされて環境破壊が一段と加速する悪夢の一日と言えるだろう』
森見登美彦 著「太陽の塔」より





 本日12月18日は、トレビアの戦いがあった日で、クビライがモンゴル帝国の国号を元に改めた日で、赤松氏の遺臣らが後南朝の行宮を襲い南朝の皇胤である自天王と忠義王の兄弟を騙し討って神璽を持ち去った事件が起こった日で、日本が国連に加盟した日で、日本と韓国で「財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定」が結ばれて両国の国交が成立した日で、日本共産党革命左派神奈川県委員会のメンバー3名が板橋区の志村警察署上赤塚交番を襲撃した日で(選挙制度があるのに武力革命を目指すなんてわけわからん)、警視庁警務部長(当時)宅に届けられた郵便小包に偽装した爆弾が爆発して警務部長の妻が死亡・子供1人が重傷を負った日で(犯人は逃げ切った)、オウム真理教が池田大作サリン襲撃未遂事件を起こした日です。

 本日も倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は七度。最低気温はマイナス二度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。





 年賀状は刷り終わって、お部屋の片づけも大雑把には済ませていて、修理に出して初期化されて新たにソフトを入れなおさなければならなかったノートパソコンもほぼお仕事で使える状態に戻しました。
 年末なのでまだまだやることはたくさんあるのだけれども今年はかなり順調にやるべきことがこなせております。
 毎年恒例となっていた知人からの年賀状の印刷の依頼は今年は私が愛用しているノートパソコン様が絶不調だったことを言い訳にしてお断りいたしました。知人にはお詫びの品をお送りせねばなりません。
 クリスマスの予定は何もないので皆無なので後は細々としたことをこなしてその後に大晦日と新年の準備をすれば年を越せます。

 私、またしても今年もクリスマスに予定が入りませんでした。
 なので私、街行く浮かれぽんちと化したカップルどもを横目に孤高を保ち独り気高くエクストリーム・クリスマスに参戦いたします。
 哀れなる哉。独り身の者よ。
 今年はエクストリーム・クリスマスで更なる高得点を狙っちゃおうかな。
 独りでイルミネーションを見に行っちゃおうかな。

 さて、どうしてくれよう。と考えているところなのでございます。

コメント (2)
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『メッセージ』

2017年12月18日 14時35分27秒 | 映画・ドラマに関する日記




 昨日の夜は、映画『メッセージ』のDVDを観ていました。

 地球の12か所に突如、巨大な謎の物体が現れる。
 どうやら宇宙船らしい。しかし宇宙船に乗っている宇宙人らしき存在とは意思の疎通ができない。
 突如現れた宇宙船の目的が分からず、世界はパニックに陥る。

 言語学者のルイーズ・バンクスは、言語学の見地から宇宙人らしき存在が発する言語らしきものの解読チームに加わる。
 ルイーズのチームは米軍の指揮下で宇宙人らしき存在に接触を試みる……。

 宇宙船が現れた12か所の国々はそれぞれに宇宙人らしき存在と接触を試みているが、「何の目的で地球にやってきたのか?」は判明していない。
 それぞれの国の調査チームはお互いに情報を共有していたが……。

 監督は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ。
 出演者は、エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー、マイケル・スタールバーグ、マーク・オブライエン、ツィ・マー、など。
 原作は、テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」です。

 ファースト・コンタクトもののSF映画ですね。




 人類は地球上で発生した生命しか生命のサンプルを持っていません。
 そして言語となると人類が作り出した言語しかサンプルを持っていません。

 まったく異質で理解不能な存在の意思を探る……というお話です。
 それと共に「選択とは何か?」というお話でもあります。
 未来を悲観して未来を変えようとするのではなく、今という瞬間の素晴らしさを信じて進む素晴らしさを描いています。

 面白かったですよ。
 楽しめました。


 
コメント
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