狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

日本水仙(ニホンスイセン)その9。

2017年12月20日 18時49分07秒 | お花に関する日記




 本日12月20日は、吉田松陰が松下村塾を開講した日で、東京郵便電信局で初めて年賀郵便特別扱いを開始した日で、東京駅が開業した日で、ミュンヘン一揆を主導した罪でランツベルク刑務所に収監されていた国家社会主義ドイツ労働者党のアドルフ・ヒトラーが出所した日で、在日朝鮮人に対する生活物資の優先配給を行政機関に要求していたデモ隊が投石やプラカードを振り回すなどして暴れて首相官邸に侵入し警察官の拳銃2丁を奪う事件が発生した日で、サンフランシスコでゾディアック事件の最初の殺人事件が起こった日で、アメリカ施政権下の沖縄のコザ市(現在の沖縄県沖縄市)でアメリカ軍車両および施設に対する焼き討ち事件が発生した日で、ポルトガルから中華人民共和国へマカオが返還された日です。

 本日の倉敷は曇りでありましたよ。
 最高気温は十五度。最低気温は六度でありました。
 明日も予報では晴れのち曇りなっております。





 上の写真に写っているお花は、「日本水仙(ニホンスイセン)」です。
 日本水仙のお花に関しては、2016年12月18日の記事2015年12月19日の記事2014年12月27日の記事2014年1月3日の記事2013年2月25日の記事2012年1月7日の記事2011年3月5日の記事2009年1月20日の記事もよろしかったらご覧くださいませ。
 2016年と2015年と2014年と2013年と2012年と2011年と2009年の日本水仙のお花の記事です。


 日本水仙のお花の花言葉は、「デリカシー」ですよ。


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『朝のガスパール』/筒井康隆

2017年12月20日 16時06分46秒 | 小説・本に関する日記





 昨日の夜は、筒井康隆の小説『朝のガスパール』を読み返していました。

 金剛商事常務・貴野原征三はオンラインゲームの「まぼろしの遊撃隊」に熱中している。
 このオンラインゲームは大企業の重役や中間管理職クラスの人達に大人気で知的な遊びとして楽しまれていた。
 征三の美貌の妻である聡子は、パーティ仲間にすすめられて始めた株のオンライントレードで巨額の損失を出してしまう。
 征三の部下である石部智子は、「まぼろしの遊撃隊」の運営元「まぼろしの遊撃隊センター」を訪れる。
 そこにはセンターの責任者・時田浩作とその妻・敦子が住んでいた……。

 という小説を新聞に連載している作家・櫟沢は、読者からの新聞社への投書とパソコン通信のBBSへの投稿を物語の展開に反映させ連載を続けている。
 読者からの投稿の内容はセレブパーティを中心としたドメスティックな内容を希望する新聞投書と、「まぼろしの遊撃隊」の活躍するSFシーンを希望するBBS投稿とに分かれていた。
 SFシーンを描けば購読を中止するなどという非難の投書が増え、パーティ場面を描けばBBSに荒らしめいた投稿が目立つようになる。
 櫟沢は双方の意見にそれぞれ従っていたが……。

 朝日新聞の朝刊に連載されて、パソコン通信(書かれた当時はパソコン通信だったらしい)や読者からの投書で物語に対する要望を募って、読者からの要望に応えて物語が進むという読者参加型のメタ・フィクションだったようです。






 虚構が幾層にも構築されていて、読者さえも虚構に取り込んでしまうお話。
 でもって読者の反応を予測してコントロールしている……。凄すぎる……。
 天才・筒井康隆ならではの暴走しながら緻密な物語の構築であります。

 大爆笑間違いなしのお話です。
 櫟沢が初めて登場したシーンは吃驚してわくわくして大笑いしました。
 後半部分は怒涛の展開です。


 面白いですよ。
 お勧めです。

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