髪をしっかり纏めた矢吹は岡尾の替え玉にホームレスが使われた可能性を述べた。五年の間に同様の事件を起こしている可能性があり、探偵と調べていると警視庁の担当者は言ったという。「探偵と? 名前はわかりませんか?」そこまではわからないという矢吹。玲奈は今後も捜査情報を伝えてほしいと頼み、矢吹と別れた。その足で、玲奈は中華街の路地裏でインチキ探偵社を営む藪沼の元を訪れた。警察に協力する阿比留について詰問する玲奈。「阿比留側が引き受けるメリットは何?」例え解決しても協力したことはマスコミに伏せられるはずだった。軽口を叩き、馴れ馴れしく触ってくる藪沼の腕を捻り上げ、玲奈は恫喝した。
藪沼によれば、カジノ法案成立した場合、大阪と神奈川で警察による筆頭探偵社の選定が行われるらしい。現地の顔となる有象無象の探偵社のリーダー格となる。阿比留はこれを狙っていた。スマ・リサーチに戻った玲奈は須磨に事件は警察の信用を得る為の阿比留の半場、自作自演で、生きていた岡尾を誘導して事件をおかさせたと主張した。さらにこの関係性から、「死神は、阿比留かもしれない」冷静なはずの玲奈は事態にのめり込んでいた。
一方、警視庁では成果の無かった性犯罪者リストの出どころを窪塚が阿比留に問うたが、阿比留は守秘義務を盾に答えなかった。「あの刑事の詳細」窪塚を面倒がった阿比留は社員に調べさせた。スマ・リサーチの社長室では、桐島が須磨に詰め寄っていた。須磨は琴葉が咲良の知り合いだということを玲奈に知らせていなかった。「このまま紗崎を潰すつもりですか?」須磨は答えなかった。
「腑に落ちないんです、そんな急に咲良さん絡みのことが浮かび上がってるって、なんだか怪しいんです!」「情報収集をしてきた。一緒にいなかったのに、勝手に判断しないで!」出掛けの玲奈に琴葉は忠告したが、
2に続く
藪沼によれば、カジノ法案成立した場合、大阪と神奈川で警察による筆頭探偵社の選定が行われるらしい。現地の顔となる有象無象の探偵社のリーダー格となる。阿比留はこれを狙っていた。スマ・リサーチに戻った玲奈は須磨に事件は警察の信用を得る為の阿比留の半場、自作自演で、生きていた岡尾を誘導して事件をおかさせたと主張した。さらにこの関係性から、「死神は、阿比留かもしれない」冷静なはずの玲奈は事態にのめり込んでいた。
一方、警視庁では成果の無かった性犯罪者リストの出どころを窪塚が阿比留に問うたが、阿比留は守秘義務を盾に答えなかった。「あの刑事の詳細」窪塚を面倒がった阿比留は社員に調べさせた。スマ・リサーチの社長室では、桐島が須磨に詰め寄っていた。須磨は琴葉が咲良の知り合いだということを玲奈に知らせていなかった。「このまま紗崎を潰すつもりですか?」須磨は答えなかった。
「腑に落ちないんです、そんな急に咲良さん絡みのことが浮かび上がってるって、なんだか怪しいんです!」「情報収集をしてきた。一緒にいなかったのに、勝手に判断しないで!」出掛けの玲奈に琴葉は忠告したが、
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