最後の昭和天皇の言葉は良かったが、二人ともシルエット過ぎてちとわかり辛かったな。俊子の鈴も最後までちとくどい。途中も魔除けの鈴状態だ。元々確かに短気キャラではあったが、鈴使いたいが為に情緒不安定な人物にされてた。NHKじゃないんだから、妻のおかげ、妻のおかげ、の繰り返しが後半急に押され出してさ。鈴をポケットにしまってんだからもうそれでいいだろうに。「私のこと思い出してぇ」「もっともっと私のこと思い出してぇッ!」って具合で、女っちゃらいったらありゃしないッ!
最終回ちょっと荒かったよ。オリジナルらしい鴨の真似もマゾ過ぎる。実際にも額に日の丸描かれて笑われたりもしたようだが、鴨の件はちょっと次元の違う侮辱だ。
前回辺りで脚本家の筆力を使い切って、敗戦後の米国相手の渡り合いのような男性的な件を書き切る気力がもう無かったのかもしれん。ここまで家庭(妻)重視できたから、そのツケでいつの間にそんな忠誠心を? ってのもあった。篤蔵の出世はむしろノリノリで書けたけど、男の仕事云々はいまいちピンとこなかったのかもしれん。そこでつまずくと仕事の範囲を越えた『役目』や『信義』がフワッフワしてくる。
料理の扱いもスッキリしない最後だった。天皇の料理番なんだから、最後に出す料理を見たかった。特殊メイクの都合なら、裁判を免れて一段落してから出した渾身の1品とか。忠義を尽くした役人の最後の挨拶としては良かったが、料理人ドラマなんだし台詞で料理を絡めて感謝ってのもわかるが、料理で見せてほしかった。
宇佐美も母も、新太郎達も篤蔵役も最後までいい芝居をしていたが、どうも話の決着が惜しい。もう少し上手く軟着陸してほしかったぜ。無念ッ。
最終回ちょっと荒かったよ。オリジナルらしい鴨の真似もマゾ過ぎる。実際にも額に日の丸描かれて笑われたりもしたようだが、鴨の件はちょっと次元の違う侮辱だ。
前回辺りで脚本家の筆力を使い切って、敗戦後の米国相手の渡り合いのような男性的な件を書き切る気力がもう無かったのかもしれん。ここまで家庭(妻)重視できたから、そのツケでいつの間にそんな忠誠心を? ってのもあった。篤蔵の出世はむしろノリノリで書けたけど、男の仕事云々はいまいちピンとこなかったのかもしれん。そこでつまずくと仕事の範囲を越えた『役目』や『信義』がフワッフワしてくる。
料理の扱いもスッキリしない最後だった。天皇の料理番なんだから、最後に出す料理を見たかった。特殊メイクの都合なら、裁判を免れて一段落してから出した渾身の1品とか。忠義を尽くした役人の最後の挨拶としては良かったが、料理人ドラマなんだし台詞で料理を絡めて感謝ってのもわかるが、料理で見せてほしかった。
宇佐美も母も、新太郎達も篤蔵役も最後までいい芝居をしていたが、どうも話の決着が惜しい。もう少し上手く軟着陸してほしかったぜ。無念ッ。